シャーキーズ・マシーンの作品情報・感想・評価

「シャーキーズ・マシーン」に投稿された感想・評価

え

えの感想・評価

3.7
完璧に渋く撮るなとおもったら自ら監督か!
あまり登場人物たちに沸き起こる感情がなかった、もうちょっと集中して観てたらもっと楽しめたかな

音楽が印象的
qtaro

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3.4
20190713鑑賞
まあまあ。
身内のチョンボで麻薬課から風紀課に異動させられた刑事が、知事選に絡んだ殺人事件の謎を追う話。無駄に長いなぁ、と言うのが最初の感想。あと、シリアスとコメディのバランスがおかしい。ブラックレインばりの指詰めシーンは作風に合ってないやろ。バートレイノルズの髪型もなんか変だったな。
とはいえ、全体的には楽しめたました。レイチェルウォードも美しかったし。
いままでさんざん映画の中のタフガイに熱狂したけど、本物がバート・レイノルズだった。スクリーンから飛び出すノースタントアクションとはち切れんばかりの可愛げ。正解過ぎる演技にキレッキレの編集とまさかのタイミングで炸裂するユーモア&バイオレンス。映画世界に妙なリアリティを持ち込み、気の利いた台詞を浴びせまくる。タランティーノ監督が鬼ほど影響受けているのが丸わかり。OP曲とかもそのまんまだ。。。こんなに血の味がする映画は久し振り。良かった。
tak

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3.5
#「キル・ビル」のルーツを探せ
(その17)

 この映画も「キル・ビル」元ネタ映画である。え?そんなこと、どの本にもパンフにも載ってないって?。まぁそう言わずに僕の話を聞いてよ。

この映画はバート・レイノルズが監督・主演したポリス・アクションの快作。レイノルズと言えば「トランザム7000」などでみられるように、鼻ひげはやしたセックスアピールぶんぶんの男というのが典型的なイメージではないだろうか。そうした役柄がお気に召さない映画ファンは、この「シャーキーズ・マシーン」の人情派ハードボイルドな彼を観たら、きっとイメージが変わるに違いない。

麻薬課から風紀課に移された腕きき刑事シャーキー。彼が追うある事件が、知事選挙や裏社会の黒幕とつながっていることが次第に判明。上層部からの圧力がかかったりで彼も命を狙われることになる。知事候補と関係する高級コールガールとの恋も交え、シリアスでカッコよくて、いい女も出てきて、チャールズ・ダーニングを始めとする癖のある脇役陣が渋くって、実に見応えのある映画に仕上がっている。

 「シャーキーズ・マシーン」で特に強烈な印象を残すのは、ジャンキーの殺し屋を演ずるヘンリー・シルバだ。現在も悪役一筋で活躍するいかにもワルそうな顔の俳優さんだが、この映画での彼は他とは違う。黒幕である兄に偏愛の感情を抱くちょっとホモセクシュアル的な役柄なのだ。悲しみをこらえながら兄に向かって引き金を引く何とも言えない表情。そして大詰め、シャーキーたちとの銃撃戦は緊張感あふれた見せ場となっている。

この映画は80年代に製作されているけれど、どこか70年代ポリスアクションの雰囲気が色濃く漂う。それにバイオレンス的な要素もしっかりあり、途中現れる殺し屋二人組は何故かカンフー使いの中国人!。まさにタランティーノ好みのテイストなのだ。実際にタランティーノ自身もこの映画はお気に入りらしく、オープニングで流れたランディ・クロフォードの Street Life は、「ジャッキー・ブラウン」でも使用されている。また主人公シャーキーが、敵のアジトで匿っている女性の居場所を問いつめられる拷問シーン。主人公は何と2本も指を切り落とされる。こんなに主人公が痛めつけられるポリスアクションはなかなか見られない。これは「vol.1」のジュリー・ドレフュスが手を切り落とされる場面にも通ずるし、「レザボア・ドッグス」では拷問の方法について会話する場面でまさに「指を切り落とすのが一番だ」と言っているのにも通じる。そして「vol.2」でブライドの妊娠が判明する回想シーン。中国人の殺し屋がドアの向こうからショットガンでブライドの頭を撃ちぬこうとするが、この殺しの手口は「シャーキーズ・マシーン」でのヘンリー・シルバの手口と同じ。

 タランティーノの母親コニーは、バート・レイノルズと同じくチェロキーインディアンの血をひく女性だった。コニーは、バート・レイノルズがTV映画「ガンスモーク」で演じていた役柄であるインディアン、クイントのファンであった。その名にちなんで、我が子にクエンティンと名付けた。父親を知らないタランティーノにとって、バート・レイノルズは名付け親のようなものとも言えるか。
シビア目なバート・レイノルズが観れると思ったら、暗殺者のヘンリー・シルヴァに喰われてた!
存在感ヤベェ!!
pier

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3.7
バート・レイノルズ監督兼主演作品。
すごくひげが似合う。
殺人課にヤマを譲らない風紀課の面々も皆それぞれ良い。
Catman

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5.0
1981年公開。バート・レイノルズ監督主演の超最高大傑作。パッケージデザインは酷いものだけど映画自体はもう何から何までが最高。空撮で始まる映画はだいたい名作と言う私の出鱈目な説を裏付ける一本でもあります。ランディ・クロウフォードの名曲『Street Life』をバックに空からアトランタの街を歩く主人公を映し出すオープニングはマジほんとに痺れる。Directed by Burt Reynolds のカットも完璧。ジャジーテイストを基本にした音楽は全編に渡って素晴らしい。登場人物は主役の熱血漢シャーキーから始まって、掃き溜めとされる風紀課の仲間や、出番が少ない端役までとにかくキャラクター造形が豊かで実に魅力的。チャールズ・ダーニング、ブライアン・キースがいい味出してるし、特にバディ的なポジションになる禅マニアのブラックガイ、アーチと、ヤク中の殺人鬼ヘンリー・シルヴァが良い。このサイコパスはダーティーハリーのサソリに負けてません。ヴィットリオ・ガスマンの貫禄は流石!群像劇的な面白さもあるし、ファッションもイケてるし(ヘリンボーンジャケット最高かよ)、ヒロインのレイチェル・ウォードは超綺麗だし、アクションのキレもあるし、緊迫感あるシーンでのユーモアの差し込みも憎いし、レイノルズどんだけ映画センスいいの!!!!

Fuckin ghost!

The guy is fuckin ghost.

I just say that!

Yeah you did.
DVD購入して観賞。ハードボイルドなバートレイノルズかっけー!
思ったより普通。売春婦のヒロインの脳みそ吹っ飛んだと思ったら生きてましたってのが気に食わない。死んでたらフリードキンみたいで面白かったのに。
カットとカットのつなぎもイマイチでタイトさに欠けるし…
あと別荘での売春婦とのシーンが無駄に長すぎ。

あ、ただ風紀課の連中で捜査を進めるところのサイレント処理は素晴らしかった。多幸感がある。
追悼レイノルズ、その3。

『ロンゲスト・ヤード』が、押し付けられた秩序から逸脱してゆくチーム「ミーン・マシーン(みすぼらしい機械)」を描いたとすれば、「シャーキーズ・マシーン」は、アトランタ市警風紀課の落ちこぼれたちのハッスルぶり。

ぼくは未見だったのだけど、個人的にはイタリアを代表するヴィットリオ・ガズマンの悪党ぶりの超絶技巧にニンマリ。悪いことはイタリア語で話し、高級娼婦のドミノちゃんとの会話はフランス語というのも笑えた。

その弟役の殺人鬼をやったのはイタリア系のヘンリー・シルヴァだけど、「頭を爆発させてやる Ti esplodo la testa 」とイタリア語でつぶやきながら銃弾を撃ち込む姿は、ほとんどマカロニウエスタンだし、薬漬けで不死身となった殺人鬼ぶりをひろしてくれるところなんて、ドキドキしながら楽しめちゃいました。

自分とほぼ同年代のレイチェル・ウォードの、ファラー・フォーセットばりのヘアスタイルには時代を感じさせられちゃったし、二人組のカンフー使いの暗殺者と、笑う内通者スマイリーが、夜の湖のボートの上の密室で繰り広げる残酷ながらもどこか笑える活劇だったよね。

でも、なんといってもレイノルズが自らを依り代としたシャーキー刑事の造形がみごと。レイノルズが雄弁なのは肉体というよりは、むしろその表情だったんだということがよくわかった。盗聴し盗撮する娼婦のイメージに取り憑かれてゆく敏腕刑事の表情を、カメラは、ほとんど退屈寸前のところまで、たっぷりと追いかけてくれるのだけど、だからこそ後で、亡霊のように目の前にあらわれる生身の彼女にどぎまぎしてしまう様なんて、バート・レイノルズだからこその説得力なのだ。

もうひとつの主人公は、アトランタのランドマークタワーであるウェスティン・ピーチツリープラザ。ヘリコプターからの空撮が、そのきらびやかなガラス張りの向こう側を登ってゆくエスカレーターのなかの娼婦たちの姿を捉えるところもそうだし、ラストのみごとな銃撃シーンの舞台もこの建物。

そんな高層ビルの窓からの、スタントマンのダル・ロビンソンによる見事なダイブはなんと67メートルだったらしい。映画では、これに人形の落下のショットが続くのだけど、それにしても、あのシーンはたしかに人間が空中に投げ出されたというのがはっきりわかるもの。

そこからカメラは、もうひとつ空中撮影を重ねることで、ふわりとしたハッピーエンドを映してくれるのだけど、その浮遊感こそは、この映画におけるじつに映画的なものだった気がするな。
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