マリリンヌの作品情報・感想・評価

マリリンヌ2017年製作の映画)

Maryline

製作国:

上映時間:107分

3.7

あらすじ

女優志願のマリリンヌ。オーディションに通り映画出演が決まるが、無理難題を押し付け、執拗にテイクを繰り返す監督に我慢も限界。果たして女優の夢は叶うのだろうか?迷い、つまづきながらも女優の道を歩むマリリンヌの生きざまから目が離せないヒューマンドラマ。

「マリリンヌ」に投稿された感想・評価

チィ

チィの感想・評価

3.5
最初はなんだこの我が儘は?と苛々してくるほど女優になりきれない女優志願の主人公。苛々苛々。なんだけど、この苛々が可哀想に繋がりそこから自然と彼女の悲しそうな表情に目が向けられる。いま彼女が演じているのは「本当の自分」なのか?「役の自分」なのか?何処までが本当の彼女なのか?可哀想自業自得でも可哀想のループに気がついたらハマっている自分に気づく。独りが辛く、周りが辛い。でも今日を生きるんだと胸に深く刻まれたので、彼女に出会えて良かった。
とてもよかった。コメディフランセーズの若手を主役に抜擢、実際の彼女と劇中の役がダブる。なんとかして女優になりたいと思うも、不器用だったり、うまく立ち回れなかったりで近道できずだけど、それが彼女の持ち味でありやり方なんだな。最後は泣いた。感動させてちゃんと笑わせて最高!
mosfilm

mosfilmの感想・評価

4.0
映画界内幕モノ好きにはたまらない作品。
今年の東京国際映画祭はコンペ各作品は一癖も二癖もある女優だらけ、各作品女優さんが凄すぎ。
そんな中で見事最優秀女優賞を射止めたのは本作のアデリーヌ嬢。
今年の東京国際映画祭審査員はほぼ全員監督さん、役者視点で監督を揶揄する描写が多く評価厳しいかなと危惧しましたが最優秀女優賞は納得です。
TIFFにて。
フランスの、美人で個性的な役者の卵が女優になる話。
いくら『私は私』と、うがっていても、やっぱり社会は人脈形成の上に成り立っている。自分の表現したいことが社会に向けられているものだったり、人に認められたいと思っているなら、人間関係は大事にした方がいい。「私の良さを誰も分かってくれない」と、くすぶっていたマリリンヌも、結局は共演した先輩が個性を見抜いて引き上げてくれていた。そこに気づけるようになってくると、人は、うがっていた角が取れ始めて人を受け入れられるようになってくるんだなぁ…と、この映画をみて、つくづく思いました。
周囲の人に感謝ができる人は、周囲の人を支え、そして、周囲の人から支えられている人です。
mikazuki44

mikazuki44の感想・評価

3.5
東京国際映画祭2017にて

ラストシーンが全て。
全部がそこまでの伏線て感じの映画。
不器用で、言葉がうまくなくて、と言うのはわかるけど、努力という問題でマリリンヌに感情移入できない。

周りに支えられ見出されただけなような感じだけど、でもマリリンヌ憎めないんだよねなんか。
Shin

Shinの感想・評価

3.5
好きな感じの映画です。
話すのが苦手なマリリンヌの成長物語。
ラストシーンが大好きで、チョット泣けました。
TIFFコンペディション、この作品を選んで観て正解でした。
アメブロを更新しました。 『【TIFF2017】「マリリンヌ」(コンペティション部門)自分に自信が持てなかった女性が花開く。https://twitter.com/yukigame/status/924658895112495106
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【この映画を待っている人がいる】
正直、個人的にはハマらなかった。予習に観たギョーム・ガリエンヌの「不機嫌なママにメルシィ!」が合わなかったので期待はしていなかった。無論、本作は「不機嫌なママにメルシィ!」よりかは断然面白い。だが、ダメだった。

駄菓子菓子、この映画は日本公開して欲しい、この映画に救われる人がいるはず、なんならもし私が絶望の淵に立たされている時に本作を観たら元気になるだろう。そんな処方箋のような映画だった。

父を失い、葬式に出た後、女優を夢見て映画の撮影現場に行った少女。しかし、現実は厳しく、いきなり娼婦役をやらされ、監督に罵声を浴びせられ、周りのスタッフ役者に虐められる。心が真っ二つに折れた彼女は、女優を諦め仕分けの仕事に就くが、酒に溺れ、周りとのコミュニケーションの仕方も忘れ、心身ともにボロボロになっていく。

そんな悲劇のヒロイン・マリリンヌの地を這いつくばる様子に胸が苦しくなる。誰しもが人生の壁にぶつかる。その壁が人間関係に起因すると厄介。承認欲求は満たされず、政治的に疎外されていく。

そんな地獄絵図から微かな希望の光によって脱出していくマリリンヌのカタルシスに、心病んでいる方は癒されるだろう。

そう、本作は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のような処方箋映画だったのだ。だからこそ、日本公開を私は希望する。
kkei

kkeiの感想・評価

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東京国際映画祭でギヨーム・ガリエンヌ監督の新作「マリリンヌ」を観てきた。

主人公マリリンヌは24歳、フランスの片田舎から女優を目指し、独り、都会へ。言葉や知識で溢れ返る その場所は、まるで別世界のようで。当然ながら、駆け出しの若い女優である彼女に、その世界を泳げるような術はなく、ただただ 言葉や知識、そういった大きな声に翻弄されるだけだった。

声 小さき者は深く傷つく。

自分には言葉がない。自信の喪失よりも深い傷、自身の喪失。

絶望に打ちひしがれ、彼女は、男や酒に、次々と依存してゆく。

そんな負の連鎖が続く生活の中、彼女は、ある映画の端役を演じる機会を得る。

ここがターニングポイントだったんだろう。その撮影現場の優しさに触れ、その作品の台詞に触れ、彼女の絶望が怒りの表現へと変わった。

声 小さき者のレゾンデートル、それは、溢れるほどの大きな声や言葉や知識なんかではない。

声 小さき彼女のレゾンデートル、それは、身に降りかかる理不尽で不条理な怒りや悲しみと何度も闘い、何度も惨めに負け続け 傷だらけになった自分の感情を、演じる という表現を通して、人々に伝えることだった。

その彼女の感傷に、共感し魅了される批評家や観客達、ついに彼女は、散々苦しめられた あの言葉や知識の中心に立ったのだ。

しかし、物語はここでは終わらない。この映画は、彼女をさらなる高みへと導き、ラストシーンへと送る。

こんなに温かくて可愛らしくて美しい賞賛に溢れた映画を自分は知らない。声にならない感動に涙が止まらなかった。「マリリンヌ」本当に本当に素晴らしい作品でした (T ^ T)✨✨✨ 観ることができて本当によかった。
nait

naitの感想・評価

3.7
己のフランス映画耐性低さが心配でしたが、結果的には観て良かった。

ラララのエマ・ストーンからミュージカル抜いた感じのストーリー・・・かと思いきや。

実話というか監督の知り合いから聞いた話を元に脚本書き上げているらしいっす。

個人的にはラストが非常にキレイで印象的。
要は主役マリリンヌの天職が見つかるまでの話しなのかなぁと解釈しました。

劇中劇で見せるような声無きモノたちの声を伝え、人々から賞賛される。
その同じ境遇である人々それは天職だと思う。言葉以外で伝える、表現できたら立派な役者だよ。ヴァネッサ・パラディのセリフがなんか意味深だった。

まあでも、午前中から観るタイプではなかったかな。特に劇中劇のひねりがひねりすぎな気がしてならぬ。
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