妻の愛、娘の時の作品情報・感想・評価

妻の愛、娘の時2017年製作の映画)

相愛相親/Love Education

上映日:2018年09月01日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

母の死を看取った娘・フイイン(シルヴア・チャン)は、母を父と同じ墓に入れるため、田舎にある父の墓を移そうとする。妻を優しく見守る夫・シアオピンや娘・ウェイウェイと共に、父の故郷を久しぶりに訪れるが、父の最初の妻や、彼女に同情した村人たちに激しく抵抗され、大きな波紋を巻き起こしてゆく。

「妻の愛、娘の時」に投稿された感想・評価

コメディの要素もあって楽しい。夫役の俳優がいい感じだったがチュアンチュアンという有名な監督だそうだ。
Vega

Vegaの感想・評価

3.8
フィルメックスで観たもの。とりあえず記録。

シルヴィア・チャンの監督、主演作品。

母の死を看取ったホェイイン(シルヴア・チャン)は、母を父と同じ墓に入れるため田舎にある父の墓を移そうとするが、田舎で身寄りなく暮らす最初の妻の激しい抵抗に逢うというお墓争いのストーリー。

農村暮らしのナナ、主人公ホェイイン、テレビ局で働くホェイインの娘という三世代の女性の物語でもある。
世代の違いと都市と農村という地域性ゆえにそれぞれの相容れない価値観がぶつかる波乱と、形は違えど通底する強さたくましさ。かなり頑固者でもある。

ホェイインの気の強さを淡々とうけながしつつ包容する夫役をティエン・チュアンチュアン監督が好演。

シルヴィア・チャンが可愛いかっこいいというのが一番の感想。
えいご

えいごの感想・評価

2.4
張艾嘉の主演と監督作品。
世代を跨る親と子の愛情を描くけど、そこは一縄では行かず。
母親の死を契機に、父親の墓を移そうと計らうも、戦争中や内戦の混乱の中
行きてきた親たちの世代では、公的な記録も簡単には見つからず、何とか法に
訴えようと手続きを進める度に必ず障害があり、現実も世間も上手くは
進まない表現は面白い。

全体的にもう少し短くしても良かったのでは?と思えるシーンもあるけど、
人々のドタバタは見ていて可笑しかったので、好きな作品。

2017.11 東京フィルメックス
東京フィルメックス

スマートかつコミカルにみせたいのは分かれど、それが相当に鈍くさいのがいただけない。嫌いではないんだが。例えば墓を前にしたドタバタやらテレビのスタジオのシーンは無駄なカットが多いし、役者の動かし方もイモ臭い。しょっぱなの音楽とソフトフィルターを使った画作りからいきなりむず痒さが襲い、これは解消されず。題材的には面白いはずなんですがね…。本作で1番驚いたのは役者・田荘荘(ティエン・チュアンチュアン。もちろん監督の、です)。昔の写真しか見たことがなく、タイトルバックに名前が出ていたんでプロデュースか何かやっとんのかと思って最後まであの隈研吾みたいな顔の親父役がそうだとは気付かず。一見すっとぼけて適当そう、しかし根底に包容力と肯定力、大いなる愛を秘めている、みたいな役どころの味わいとキモを上手く出していた。これは良かった。
@東京フィルメックス

現代中国の3代にわたる女性たち。コミカルなドラマを通して、特に結婚生活における女と男の関係の変化が見えてくる。

祖母が亡くなった。先に亡くなった祖父の墓ははるか田舎の故郷にあり、祖父の最初の妻が守っている。彼女は祖父の家に嫁として入り、飢饉の年に出稼ぎに行った夫の帰りをずっと待っていた。なにせ「貞節」が最大の婦徳とされるなかで「貞女両夫にまみえず」と独りで生きてきたのだ。

彼女の夫は実は出稼ぎ先で恋愛し、その女性を最愛の妻として生きてきた。監督・主演のシルヴィア・チャンが扮するのはその娘で、真ん中の世代にあたる。高校の教師としてまもなく定年を迎えるのだが、勝ち気でいささか肩肘もはって真面目に働いてきた。彼女は自分の母親を父親と一緒に眠らせてやりたいと墓の移動を申し出て、頑迷にも−−−−と彼女には見えるのだが−−−−村ぐるみで拒否される。一方、TV局に勤め、シンガーソングライターの恋人がいる孫娘はノンシャランと田舎の祖母の家を訪ねてその真意を知ろうとする・・・・・・。

ほぼ写真でしか登場しない祖父は熱いラブレターを遺している−−−−故郷に残した妻は「稼いだ金を送る」との簡素な手紙を後生大事にしてきたのだが。二代目は、墓をめぐってエキセントリックな行動を見せる妻に対し、夫はまことに辛抱強く付き合う。やはり恋女房なのだ(シルヴィア・チャンがこの役にぴったりと頼んだという映画監督のティエン・チュアンチュアン(田壮壮)が「演技をしない演技」で味を出している)。そして3代目は、故郷から北京を目指して出てきた恋人を引き留めているのだが、彼の昔の音楽仲間のシングル・マザーの女性に嫉妬したり、派手に母娘喧嘩をしたり。が、ここでも恋人がなかなかのオトコで、田舎の祖母に誠実に向き合ってくれる。

女は三代ともかなり自己チューで、パートナーをはじめ、周りを振り回すのだけれど、どちらかといえば地味で実直でもある男たちが彼女たちの混乱を逃げずに受けとめてきちんと意見もし、さりげなく寄り添い、かつ、自分を見失わないのだ。

ベテラン女優が楽しんで撮ったと語る、ちょっと大げさな戯画化で笑いを誘う作品という看板の裏側に、そんな野望とも言えるメッセージ(?)をひそませているなんて、さすが香港の大女優!
haomei

haomeiの感想・評価

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17/11/24 有楽町朝日ホール
(東京フィルメックスにて)
SP

SPの感想・評価

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強いのにしっとり泣いて笑いました。家族と愛の証拠を巡って奔走する女性たちがまっすぐで強くて不器用で人間くさい。三世代の女性を主軸に、遺された者たちの意地や弱さが浮き彫りになるなか静かな温かさがありました。私的FILMEXこれにて了。アジア映画もっと観たい
かす

かすの感想・評価

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連ドラを2時間にして見ましたって雰囲気ですね。
電車の中のツーショットで女が養ってくれる?と言うシーンは素晴らしいけれどそれ以外はわからないことはないけれどそんなことは知ってるよっていう題材でしかない。
Uan

Uanの感想・評価

2.0
大袈裟な演技が鼻についてしまい、全くのれなかった。会場が結構、沸いてたので孤独に2時間耐えるはめに。いつか面白くなるはず、と念じていたものの、シルヴィア・チャンのトートバッグが「I♡JUSTIN BIEBER」だったことくらいしか覚えてない。イマイチなカメラが侯孝賢と何本も組んでる李屏賓によるものだと上映後に知って、驚愕。田壮壮の静かなる愛は素晴らしかった。
ひなた

ひなたの感想・評価

4.1
東京フィルメックスのオープニング作品!

母親の死をきっかけに
亡き父をめぐる娘と元妻のお墓争い…。

緊張感、笑い、そして温かさのバランスがよくて
とても素敵な作品だった。

思い出ってその物がなくても心に残せるとは思っているけど
お互いに良い存在でないから相手のためにとはならないし
両者憎しみではなく愛情あっての行動なのがまた厄介な問題で…。

人生を重ねるほどに増える思い出や人間関係は
それが良いものであればあるほど失いたくはないし、
自ら手放すなんて出来ないものであることは
誰もが共感出来ると思うから、余計に胸に刺さった。

お婆ちゃんの写真のシーンは
会場でも"あぁ…"と心の声が漏れまくりだったけど、
あそこはものすごく胸が苦しくて、軽くトラウマ。。

まだ配給決まってないって言ってたけど、
ミニシアターよりシネコンとかで空いてる時期の
平日昼間とかにやったらうけそうな気がする。。
公開決まるといいね。
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