もぐら横丁の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『もぐら横丁』に投稿された感想・評価

尾崎一雄の」原作を、吉村公三郎と清水が脚色。貧しい小説家夫婦の、長屋の人々の騒動や日常のつつましい暮らしを描いているん。夫婦に佐野周二と島崎雪子。

後ろの首のとこちょこっとあいてるボロセーターに太ズボンでどら焼きを頬張る島崎雪子が最高にチャーミング。佐竹さんと映画のあとの中華屋で「コレ、遠慮の塊」ってシュウマイを割り箸にぶっ刺してラスイチぱくつ…

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出産した妻の病院に産後半年も住み着いたり、乳飲児を置いて黙って出かけたり、その他の行動も現代の感覚ならモンスター級の傍迷惑な夫婦だと思うが、周りの人が親切でつくづく大らかな時代だったのだと感じた。
前半のつまらなさが後半の面白さに繋がる。部屋をまたぐ横の移動撮影、横丁の一本道。
4.0

9/19@神保町シアター

厚かましくて見栄っ張りな小説家の夫・佐野周二と天真爛漫でドラえもん並みにどら焼き大好きな若妻・島崎雪子のコンビが絶妙で癒やされる。

仕事してるシーンがあまりないので、唐…

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Gocta
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売れない作家の夫と彼を支える妻の、貧しいながらも明るく生きて行く夫婦の物語。面白く観れた。主人公2人の、とぼけているような態度で前向きに生活を捉えて行く様子が楽しく心地よい。
3.6

フニャフニャで何処か無責任な売れない小説家と、それを支えるよく出来た妻のお話。
全く甲斐性がない男なのに妻はカバーしまくる、観ている側も佐野周二のどこか憎めない底抜けの笑顔があるから、何故か笑って許…

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か
5.0

面白かった。
うだつの上がらない小説家に、もったいないくらい明るく快活な妻。感じのいい仲間たち。
悪人も激烈な葛藤もない、なんでもない話。
日本家屋と市井の人々の生活様式が美しい。
人々の会話や挨拶…

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もぐら横丁へたどり着くまでは普通だったけど、その後の生活が多幸感に溢れていて良かった。連発されるわりには横移動のカメラにも存在感があったし、森繁久弥も最高だった。主人公らの横暴な振る舞い(会計係に引…

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3.5

比較的抑制気味とはいえ、横丁と長屋の奥行きの捕捉や、部屋を横断する移動撮影はやはり冴えまくっているし、街の風景もいちいち新鮮。序盤の公園と終盤の病院で夫婦の切り返しが反復されるのにもグッとくる。宇野…

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