【戦前の日本の生活】
1959年制作のモノクロ映画。
原作はかなり以前に読みましたが、私は志賀直哉はあまり好きではなく、つまらない小説だというのが率直な感想でした。
とくにお栄という存在を理解…
〈山本富士子 日本映画に咲いた美しく気高い一輪の花〉
20:10開映(17:50開映『濹東綺譚』)
池部良の精神分析的キャラ造形に時間をかける反面、山本富士子はコロっといってまうんで、なんだかなと…
豊田四郎の文芸物、この前夫婦善哉と雪國見て中々良かったので。配信にないこの作品も見てみたかった。
原作は未読ですので、映画自体の感想を。
主人公の彼を取り巻く複数のタイプの女性達のキャラクターが…
良ちゃんが「気持ちを取り戻したい」的なセリフを言ってる時に、静かに割れた茶碗を拾い集めている山本富士子のシーン、ウッとなった…。割れた茶碗は元には戻らないけど、会話って大事だなと思った。
わたしはお…
和装の池部良を愛でる映画。もろ文学のままのセリフが延々続くのはしんどいし、やや長尺だが、この映画の池部良はしっくりくる。
朝露で喉の乾きを満たそうとする池部良、病床に無数のカブトムシを這わせる池部良…
このレビューはネタバレを含みます
高等遊民の話であった。尾道や京都でのロケ。当時の若手俳優をちょっとした役で見られるのが楽しい。
出生の秘密も子供の死も妻に起こる事も、主人公にはどうしようもない。いわれなき罪悪感に苦しむ様子を描きた…
苦手意識のある監督だけど、これは割と面白く見られた。山本富士子さんは、男性から軽く見られそうなキャラクターをうまく演じているように思う。演技の引き出しの多い方なんだろうか。
「大輪の花のように 女…