「君は誰からも愛されない、そういう人(unloved)だよ」
「私はこうしかできないの!」
ここまで愛されない人物を描くってそうそうできないし、森口さんが最後の最後まで他者の言葉を跳ね返し続けるの…
プレ・今泉力哉。「なんで俺じゃないんだ」が「なんでアイツじゃなくて俺なんだ」になるのがアツい。とはいえ感情を抑制しているのが大きな違いになる。淡々とした痴話喧嘩。独白のような長台詞も多いが、ともすれ…
>>続きを読む今で言えばらしさを強制する周囲に負けない信念がありすぎて誰からも愛されない女とそんな彼女を愛してしまった2人の男による三角関係メロドラマながら、顔を強調しない物にこだわる厳格なショットや緊密な演出に…
>>続きを読む怖!世界一画面暗い。全部朝3時の色してる。モラハラ口論映画大好きなんだけど、やっぱり3人で話してほしいのよね。あと、もう少し言葉尻を捉えてガン詰めしてほしい(だからpassionは神である)。「あた…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
北千住ブルースタジオで黒沢清や濱口竜介とともにラインナップされていたので鑑賞。Calvin Kleinってエロいパンツ以外も売ってるんだ。役所勤めの地味なOLが仕事で知り合ったベンチャー企業のイケイ…
>>続きを読むclipしたけど一生観れないと思ってたら上映してたので
濱口竜介への影響という点が一番デカい
イタくてありがちな自主制作映画になりそうなところを脚本の芯の強さとたまの美しいショット、カメラの動きで持…
面白かった。人物が生気を削ぎ落とされたような単調な発話を徹底しながらも、内に秘めた心境を互いにぶつけ合う場面では声色に魂が宿っているというか、本当に生きている人間を目の当たりにしていて、その人物らの…
>>続きを読むブッダの如き女性が、高卒無能アラサー男とアラフォー資本主義脳男を振り回し振り回されるお話。すごく戯画的に描かれていると思った。あと、独特な台詞回し含め、ここまで全部の動きを監督にコントロールされてる…
>>続きを読むトレンディ全盛の90年代を経てじゅうぶん実力派を証明しつつあった(たぶん)さなかにこんな「あえて棒読み」のスタイル演じさせられたら「営業妨害ですよ!?」とこっそりキレていたとしてもおかしくはない、仲…
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