『悪人』の吉田修一さん原作の映画化。
12年前に幼女誘拐事件が起こった町で再び発生した少女失踪事件を巡り、容疑者として疑われるひとりの青年、12年前の誘拐事件の被害者の親友としていまだ傷を背負う少…
結構しんどい内容だった。
予告編で少女失踪事件が10年以上経って動き出す的な話かと思っていたけど、話の根本は限界集落の同調圧力や村八分といった内容をドロドロになるまで煮込んだ雰囲気で、見ていて本当…
人間は集団の中では弱い生き物で、
しかもその集団が小さければ小さいほど余計に、
と思わせる話でした。
映画では舞台が「集落」として
設定されていて、その表現がやけに
小さな不穏な集団を連想させまし…
村社会の怖さと、陰湿さがぬったり絡みつき、
途中何度か逃げたくなった。(弱❗️)
綾野剛演じる青年の深い孤独と慟哭とか
杉咲花演じる女の子の暗く閉ざされた心や、
佐藤浩市の転げ墜ちるような理不尽極…
吉田修一の映画が好きなのと、綾野剛期待値で観に行った
「怒り」が好きで、それに似たような雰囲気
綾野剛はゲイ的要素を外せば、そのまんま
映画の作りとか、各俳優の演技とか、とても丁寧に作られているのが…
「楽園」製作委員会