選挙に出たいの作品情報・感想・評価

選挙に出たい2016年製作の映画)

上映日:2018年12月01日

製作国:

上映時間:78分

3.5

あらすじ

監督

「選挙に出たい」に投稿された感想・評価

花椒

花椒の感想・評価

3.7
日本に帰化した中国人が区議会議員に立候補してその選挙活動をメインに彼の半生を振り返る内容。

新宿区議会議員に立候補したのは歌舞伎町で飲食店経営や外国人観光客向けのお店を紹介、案内する李小牧氏。

以前本人が自分をモデルにして監督を務めた映画が公開されている。
タイトルは「歌舞伎町案内人」。電波少年に出ていたチューヤンが彼を演じたらしい。他に山本太郎が出演。

上映終了後、本人がゲストとして登場。ゲストがくる回は元々プログラムに紹介されているのだが、記載がなかったので急遽決まった模様。ちなみに前の時間帯も宝田明主演作品で退場する時にお姿を拝見。元々ゲストが決まっていたならそちらも観賞したのに😐
ひよこ

ひよこの感想・評価

3.5
李小牧さんの話し方に心が奪われた。きれいな日本語じゃなくたっていいんだね...!
ごー

ごーの感想・評価

-
李小牧さんのトークショー付きの回を観る。
面白い方だった。
日本人は個性がない、とのこと。
やっぱりそうだよなぁ。
ぺ

ぺの感想・評価

3.2
日芸映画祭
こうしてレビューをしようと思っても、政治的なことは書きたくないと思ってしまう。
それこそが民主主義なのにね。
べべし

べべしの感想・評価

3.5
元中国人の民主主義に対する想い

約50年間、在日中国人として生きてきた李小牧だったが、民主党党首海江田万里の後押しもあり日本国籍を取得、2014年に新宿区議会議員に立候補を果たす。李小牧が中国人として、外国人として民主主義国家を見た姿、また国籍を取得して日本人として見た第二祖国の姿を映す。

結果として李小牧は落選をする。彼のやり方、政策は全てが賛成できるものではないと思うが、彼が思う真のグローバル社会の形、外国人の待遇の向上など、在日中国人に対する日本の対応の実態が明らかになった。

特に日本人が中国人に対するマイナスなイメージ。私はかなり共感できない内容が多かった。中国人は犯罪を起こす、騒音がやまない、不法滞在など。正直何一つ私は中国人に対して抱いていなかった印象を語る日本人も居て、特に2020年の今その考えをする人間は少数であると思うが日本を変えようとしている李小牧の姿は感動した。

歌舞伎町のクラブのオーナーが「裏も表もわかっている人じゃないと変えられない」と述べていたのは納得した。実際なぜ日本人が(特に若者が)政治に興味関心を持てないのかと言うと政治家はどうしても敷居が上の人物、身近に感じない、実際に変わると思えない。といった理由が私は浮かんだ。しかし李小牧はこれらがない。自転車で町中駆け回り、外国人だからこその視点でなにか変えてくれるのではないかと期待を抱く。

実際に私は新宿区民ではないしましてや東京都民でもないので投票権はないが、当選することが全てではないのかもしれない。日本の政治の現状、そして民主主義国家の欠点など、この映画ひとつで沢山伝わってきた。これは選挙に当選するよりも日本人に対しての影響力を持つのではないかと考える。そのため、多くの人にこの映画に触れて欲しいと考える。
ドキュメンタリーとして秀逸でした。

日本に帰化した中国出身者が区議会議員に立候補し、選挙活動を行う数ヶ月の記録です。日本のグローバル化が進行すると、そんなに遠くない将来に起こり得るだろうことが凝縮されていると感じました。

ドキュメンタリーは人間があらわになりますが、喜怒哀楽を映し、とてもチャーミングなお人柄が表れていました。
新宿のTOHOシネマズ前にあるのぞき部屋、歌舞伎町のラブホ街、東口の喫煙所どれもよく見てる光景

いきなり美容師に封筒渡すからなんだと思ったら、養育費。その人が3人目の前妻と急に情報でてきてびっくりした。1と2の妻には不倫されて、3人目には自分が不倫して4人目と結婚してるのそれ気になっちゃうわ。

いろはすのペットボトルにお茶入れて飲んでるのだけ意味わからなかった。水筒代わりにするにしても、いろはすはぐちゃってしちゃうんから絶対別のにしたらいいとおもった
中国と日本のアイデンティティを持ち、胡散臭さと茶目っ気、思慮深さと思い切りの良さ、強さと弱さを併せ持つ、捉えどころがないけど率直な、とても魅力的な人物だと思います。
外国人観光客を相手に風俗店の案内役で一気にのし上がり、自身の体験を元に書いた『歌舞伎町案内人』がベストセラーに…そして、結婚離婚を繰り返し、遂に日本帰化を経て新宿区議会議員に立候補した李小牧の選挙活動の裏も表も追った日本在住の女性中国人ケイヒ監督のデビュー作品。

カメラが回ろうが関係ない様子で、そこかしこでタバコを吸いまくるイメージ度外視のヘビースモーカーの李小牧氏。

拙い日本語と、薄くハゲかかった胡散くささが相まって第一印象は決して良くない。決して良くないのだが、それが段々と逆転してくるから人間って面白いものだ。

逆に偏見だけでモノを見る日本人の方が浅ましくて胸糞悪い…

街頭演説をしている李小牧氏の周りを通り過ぎる人々にインタビューを敢行していく監督…

ケイヒ監督
「彼のことについてどう思っていらっしゃるのか?」

街頭インタビューの男
「あんた中国人だろ?」

ケイヒ監督
「私も中国人です」


「(食い気味に)そうだろ!おれ中国人嫌いなんだよ。間接侵略しているからね」

ケイヒ監督
「えっ?」


「関節侵略しているからオレ中国人は嫌いなんだよ。香港と台湾の人間はまだ信用できるけど、大陸の人間はオレは大嫌いだ」

女性
「あぁそっかー…じゃー彼に対しても?」


「あぁ落ちてほしいね」

胸糞悪い顔したこの男。平然と差別的発言をすることに、何ひとつの躊躇いを見せないところがまた恐ろしい。
常日頃から常套句的に差別発言を繰り返しているとしか思えない。
怖い…この考え方。
だから関東大震災でも、こういう男が真っ先に吹聴して、リンチや虐殺を生むのだ…KKKと何ら変わらない。
この人達は何を拠り所として、こういう発想をしてるのか?何かバイブルがあるのか?KKKにはターナー日記がある。ではコイツらには?こういう男を煽動していくキッカケは何なのか?なぜそう考えるに至ったのか知りたい。
よくよく聞いてみると、大した思想も持ってないのだろうし、一方的に盲信的に信じてるだけのような気もするがね…受け皿が狭いというのもあるかもしれない。もうその考え方で受け皿は溢れてしまって、それ以外が入る隙間がないのか…とにかく、平気でこういうことを言う人間に寛容な態度を持って察することが自分にできるのか…。それを差別してたら向こう側と全く同じことをしてることになるし、対立しか生まない…。

では…どうすればいいのか…
難しい問題である。

前に煙草屋のオッチャンと言い合いになったことがある。上の男と同様に中国や韓国を猛烈に蔑み差別発言を連発するオッチャンを何とか矯正しようと試みたが、向こうもエキサイトするばかりで、こちらもムキになってしまった…。

どうすればいいのか…

コロナウィルスの影響で"JAPANESE ONLY"と店頭に貼り紙を出す店も出てきた…

うーん…そういう事じゃないと思うんだけど…どういうつもりで店頭に宣誓しているのか?

そんなに自分が大事かねぇ…
何から何を守ってんだか…



投票日の四日前に評判を聞きつけて…民主党公認候補にどうですか?と言ってきた…

李小牧
「あんな…いまさら公認にするなんて…こんな裏切り事しますか?27年間…仁義通すとか、あるいは…なんというかな…あのー…スジ?そこからいまさら、いくら街宣カー無料で使わせてもらっても遅いし、準備も届けも出してないし、あと4日…やりません。政治はこんなもんなんだ!もう安っぽく見えた…ちっ!」

李小牧氏が言う通り、ホント安っぽいことをする。公認候補はダメだと言っておいて急に方針変更するなんて情けない。そんなカッコ悪いことするなよ!!これが日本の選挙の現実…こんなの見られたら余計に投票に行かなくなるぞ。
若者がアホくさいと思うのも納得できてしまう。

ここで街頭演説をするなという縄張り争いもそう。くだらないことの連発。李氏も「歌舞伎町のヤクザと同じだよこんなの!!」と檄を飛ばす。

そして結局、投票日の前日に民主党推薦のシールを李小牧氏のポスターに民主党員が貼りまくる。

「最初から貼ってくれれば良かったのにね…」と李氏は拡声器を使って何度も言う。イヤんなっちゃうねぇ政治の汚い世界は…。


落選を知った後…
李小牧
「選挙権がどれくらい大事だったか…もっともっとわかった…日本にせっかく民主主義があるのに投票率が低い事…新しい票が入らない事に対しても…なんかこう、ずっと訴えていけることもあったしね」
ほとんどの外国人帰化してない
私は票にならない人たちの代表者です
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