【自然描写と近代の意識】
ヴェトナム映画、アッシュ・メイフェア監督作品。
19世紀ヴェトナム。
16歳の少女は、裕福な地主に第三夫人として嫁ぐ。
すでに夫人はふたりいたわけだが、男の子は…
第三夫人…
男性が聞くとちょっと羨ましいって思いそうだし(偏見でしょうか?🤫)、
女性的には抗えない諍いを浮かべちゃうんだけど(多分中国宮廷ドラマの見過ぎ😶)、
本作品は、ほぼ女性の嫉妬ドロドロ劇場…
女性監督の曾祖母の実話をベースにしたベトナム映画
14歳のメイが大地主の第3夫人として嫁ぐところから始まるお話
ベトナム映画は初めて観たけれど、山と川と自然と、清潔感のある民族衣装、観てるだけで清…
打水が光る晩夏
生卵をすすり、幼虫がうねり、私は女になった
ここは桃源郷じゃない
アザミ茶を飲んで子を流した少女が、生涯誰かを愛すことはないだろう
結局のところ人は、仏の陰に積もる塵に過ぎない
祈る…
幼妻には受け入れ難い日々の連続。男子を産むことが第一義であるこの時代において、それが女の一生だと言ってしまえば、それまでかもしれないが容易くはない。シスターフッドと呼べる親しみも権力争いも無く、それ…
>>続きを読む一夫多妻制の理不尽なシステムの中で生き抜く女たちの生き様を、14歳という若さで嫁いだ第3婦人メイの視点から描く物語。
主人公のメイを演じたのはオーディションで900人の中から選ばれた新人グエン・フ…
かなり独特な表現の作品。
やたらとリアリティーのある描写(ホンモノ?)だったり、映像美のこだわりだったりがすごい。
ラストは視聴者毎の捉え方で賛否あると思う。
全体的に花鳥風月を感じさせるような…
一夫多妻制、家父長制がしっかり描かれていて残酷なのに映像美がなんとも美しく映えているせいで見入ってしまった
未成年が多妻制度に従うのも時代の悪さでもあり常識でもあった19世紀、これが実在の話だなんて…
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