ウエディングの作品情報・感想・評価

「ウエディング」に投稿された感想・評価

tori

toriの感想・評価

4.0
単なるハチャメチャなストーリーと馬鹿にすることなかれ

お行儀良い日本の結婚披露宴もみんなが本音を曝け出したら
こんなコトになるかも
くれぐれも注意

残念ながら登場人物が多過ぎ
誰が誰やらわからなくなる
(大勢に影響はない)

エンドロール
新郎側、新婦側に分けての出演者紹介
親切/茶目っ気
ナイスだが遅過ぎ
ミアファローがストンと座っている佇まい愛くるしすぎ

大混乱の群像劇
カーオス(笑)何本か観たアルトマン作品でも群を抜いてカオスかも。その名の通り結婚式の日の話なんですが、冒頭いきなり花婿のお婆さんが亡くなり、教会式で司祭はなんか進行が危うく、花嫁の姉は多分病んでて花婿の双子の姉もなんか腹に一物抱えてて、花嫁の母はゲストに熱烈に口説かれ花婿の母は精神安定のために覚醒剤を打ち、叔母は“アカ”で花嫁にとんでもないギフトを贈り、そのうち花婿花婿それぞれの元カノ元カレが登場してそれぞれ熱いキスを交わし…登場人物てんこ盛りでみんなカオスなんです。

ちょっとみんなずれてるところはウディ・アレンの映画でもありそうだけど、ウディが各人のsickさを笑いや可笑しみに転化させるのに対して、アルトマンはあくまでドライかつ矢継ぎ早にフォーカスします。全員がsickなので段々とこちらの判断力が摩耗してくる。その中心で淡々と死に続けるレジェンド、リリアン・ギッシュ。ラストの茫漠とした感じ。やはりカオス。

嫌いじゃないけど同じアルトマン作品ならザ・プレイヤーの方がサスペンス風でまとまりがあって好きかな。
u

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3.5
カメラマン誰かに似ているなと気になっていたがニックデカロでした。人が多すぎて覚えるのが大変。
otom

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4.2
人がとにかく沢山出てきて騒々しく展開する群像劇な訳だが、どの人間もかなりクセ者で、いずれも笑わしてくれる。そんな人間達をテンポ良く繋いて行くあたりはさすがロバート•アルトマンと云ったところである。嵐の様な一本。
kogacola

kogacolaの感想・評価

3.3
群集劇。
池波正太郎さんの「日曜日の万年筆」にて紹介されており、面白い解釈がある。
多くの主要人物、豪華結婚式がだんだんとぐちゃぐちゃに。
乱れまくり、まさに乱痴気。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
豪華な教会のオープニング。上品そうな話だとおもったけど、初めから若干コメディ?ってな感じが見え隠れしてくる。
そして思った以上にカオス。いや、完全にカオスな結婚式に発展していき、アルトマンの描く「こんなウェディングはやだ!」的なはちゃめちゃ群像劇。
いや、面白かったです。
ただ割と群像劇は大好きなの方ですが、流石に40人というあまりにも多すぎる人数に収集がつかない!はじめは髪型、ドレスの色とかでなんとか覚えて、会話から関係性を把握しようとやり過ごしたけど、脚本が良いのかいつのまにか人間関係が自然とパズルはめるようにだんだんとはっきりして来て、そこからはちゃんとストーリーに集中できるようになりました。

とある豪邸で開かれたその家の孫の結婚式。いわゆるハウスウェディング。
教会の挙式からみんなが到着する寸前、新郎の祖母であり、この豪邸の女主人(リリアン ギッシュ)が逝去するが、医師と看護師で式が終わるまでは隠し通すことに、、、
因みにこのことがけっこうすごいエピソードだからそれをメインにしてのドタバタが始まるのかと思いきや、、
途中から女主人の存在忘れてしまうくらい、色んなことが起こりまくる。親族全員が割とゲスが多くてこんな一族潰れてしまえって心から
思う。
素敵な豪邸を舞台に、人間の醜態むき出しなめちゃくちゃなウェディングパーティーの中で割と平和そうに見えたのは、裏庭でこぅそりマリファナ吸ってた男女のシーンだけ。。
始終不気味なメンヘラ姉のミア フォローの存在感がナイスです。
そんな風に思ってしまうほどのカオスな状況を知らぬまま、亡くなった女主人はほんとにラッキーだったねと言いたくなる、そんな愚かな一族のウェディング観たい人は是非!
紫色部

紫色部の感想・評価

3.5
2017.9.9 BS

アルトマンの圧倒的な交通整理力に脱帽。リリアン・ギッシュの「存在感」も、唐突なゴダールの『軽蔑』みたいなショットも最高だし、フェリーニのような祭りの後感溢れる余韻も清々しい。
『ロング・グッドバイ』で好きなロバート・アルトマン監督作品。
『マッシュ』のときは、ベトナム戦争の基地が舞台で、よく分からないまま、少々不快感で終わってしまいましたが、
今回は結婚式の1日が舞台で、最後にはアルトマン監督は奇才だなぁと思わされました。

群像劇。新郎新婦と両家の親戚が一堂に会し、それぞれの秘密がどんどん明らかになって、目茶苦茶な混沌になっても尚、破天荒が続き…。

始めの2/3ほどは状況に馴染めなくて、ただ見ているだけでしたが、後半には物語の世界を楽しんでいました。登場人物の誰にも共感できないのに、納得できる。
一回の鑑賞では、登場人物も多く掴みきれない部分もあるし、こういう混乱から得る感覚もまた映画の楽しみ方だと思うので、時間を置いてから再び鑑賞したい作品です。
金持ちの結婚式を舞台に繰り広げられるシニカルな群像劇。

異常な程多い登場人物たちにそれぞれ奥行きがあるのがすごい。アルトマンの群像劇は人を観るだけで面白いし、それを観るためのものだと思う。
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