モンスーン・ウェディングの作品情報・感想・評価

「モンスーン・ウェディング」に投稿された感想・評価

継

継の感想・評価

4.2
インド、パンジャブ地方の伝統的な結婚式。
アメリカやオーストラリア、遠路はるばるニューデリーへ集う親戚縁者。
上位中流階級の邸宅、アーチで飾る庭園、豪華な衣装、唄と踊りの宴。

親の決めた結婚式を舞台とする悲喜こもごもの群像劇。
国際化の波に晒されるインド固有の文化、道徳。
花嫁が抱える嘘、従姉が抱える秘密、花嫁の父親の葛藤。

雇われた婚礼プランナーと若いメイドの慎ましい純愛をクッションに、
人々の活力溢れる営みの中で浮かび上がる
家族の形を描いていきます。

親戚に必ずいる叔父さんのイタいノリ、親戚イチ綺麗(セクシー)な姉さんの誘惑、、一癖も二癖も三癖もある親戚縁者は人数多いんだけれど、物語が進む内に何となく人物の相関は掴めます(たぶん)。

マイナスから始めて乗り越えようとする若さ、
傷を癒す出逢いの予感、古い殻を砕かす責任感。
モンスーンが降らす祝福の雨が、すべてを洗い流すようでした。
TAKUYA

TAKUYAの感想・評価

5.0
絵の撮り方がこだわっている。音楽の入れ方も工夫されている。いままで観たインド映画のなかでも五本の指に入るなー
field

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3.7
伝統的な結婚式を挙げる娘アディティ、トラウマとなる過去を持つリア、一族が集まったことでの人間模様や心の機微を描いた5つのストーリー。

メインは父のラリットであるように思うが、家長として父として「子どもたち」の幸せを願う気持ちは世界共通で伝統色の強いインドでも同じ事。守りたい想いを強く感じるしナシーラディンさんの演技も素晴らしい。
出入りするデュベイとメイドのアリス、ささやかなウェディングプランナーらしいプロポーズも庭でひっそりと行う結婚式も微笑ましい。
テーマカラーのマリーゴールドのオレンジや赤、差し込まれる色彩が美しい。

結婚式の前日に余興「Chunari Chunari」を赤いストールのオマージュで踊るシーンも好き。
Haru

Haruの感想・評価

4.0
インド映画は楽しくてやっぱり大好き。

インドでしか起こらなそうな背景を描いてると思いきや誰でも共感できるポイントをたくさん詰め込んでるのが良かった

とにかく登場人物が多すぎて名前と顔が一致しない&主人公がはっきりしないのがまた面白い

もっかいいろいろ整理して見たい!!
ねる

ねるの感想・評価

4.0
ラスト30分ぐらいがおもしろい
関係図を理解するのに時間がかかった
buenavista

buenavistaの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんだこの良作

インド映画特有な大勢の音楽や踊りはあるものの少々控えめ♪

ただし、ライオンやピザの様な下流家庭でなく、上流階級に属する家族が舞台🎭

娘の結婚式に家族や親戚を招いて盛大に祝っているのだが、モンスーンのように移り変わる心情、ウェディングってあるから瞳の大きな娘が主人公と思いきやお父さんでしょ (lll´Д`)家族は勿論、建前もお金も頭痛い (lll´Д`)慕って頼っていたお義兄さんとの関係を悩んだ末断ち切るなんざ男前🎵
使用人とプランナーの恋もその設定で
もう1本作れる様な微笑ましい感じ。

終盤の女性達だけで歌われるシーンは、しびれるね🎵外国向け作品とあって、瞳の大きな娘は色白西洋風で家族は濃厚なインド人という分かりやすさがツッコミ処ですが、愛が溢れている作品ですね😃
インド家族の愛、家族長の決断。結婚式までの雑景… そして、花嫁の告白… 魅入ります。
ラスト40分くらいが一気に引き込まれた。
恋愛群像劇としてとても面白いと思った。
疾走感溢れる音楽にロマンチックな演出も良かった。

このレビューはネタバレを含みます

100分程の中にエピソードがてんこ盛り。幸せの形は自由だということがわかった。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【金獅子賞を制したインド映画】
ヴェネチア国際映画祭のコンペリストが発表されたということで、このインド映画を観てみた。監督は『サラーム・ボンベイ!』のミーラー・ナーイル。

インドの伝統的な結婚を描いている。父のお見合いにより、結婚相手を決められてしまった娘。父に逆らえず、結婚を承諾する。結婚式前になると、親戚が集まり、豪華絢爛な式典が用意されるが、娘は父の相手を選ぶか、本当に愛する人を選ぶか悩む。

膨大な人数のキャラクターの会話から滲み出てくる、伝統に対する皮肉が込められている。

今やグローバル化し、恋愛も多様化。カーストや家父長制の枠なんかとうに壊れている。伝統はアップデートすべきなのに、そこに囚われてしまい、本来「パートナーと新しい人生の一歩を踏み出す後押しする場」としての結婚式が、家族親戚の自己満足に成り果ててしまっている。

正直、カルチャー紹介映画の域を出ない凡庸な作品ではあったのだが、「結婚式」の本質に気づかせてくれる作品でした。