中国の田舎町の底辺民達が繰り広げる底辺らしい計画性のない行き当たりばったりの行動で徐々に追い詰められていく。
希望を失った彼らは、象が一日中座っていると言う動物園へ行くことで慰めを見出そうとするの…
張り詰めた刹那のような空気感が
画面(映画館じゃないのよ〜)から
伝わり、デジタルが導入されても
劣悪な構造を補完する形で救世主には
ならず、抽象的な希望を目指す。
物凄く、ピュアな作品だと思う。
…
目的地
炭鉱業が廃れ、渇いた町。
枯渇した住民たちはどことない閉塞感と孤独に身を寄せている。
「到处都一样,比这里更好」どこも同じ、ここよりはマシなだけ。そんな諦めも知っているのに、希望を捨てきれ…
象は静かに座っている An Elephant Sitting Still(2018)※原題:大象席地而坐
2020年 劇場1本目
後世に語り継がれるであろう
大傑作映画を目の当たりにし…
クール!とにかくCOOL!!!ラストカット、光と影、構図、カメラワーク・長回し、音楽、そして胸を締め付けるセリフ。そのすべてに唸らされた。新進気鋭の監督が命をとしてまで拘ったノーカット234分での公…
>>続きを読む圧倒的な才能、怪物の片鱗を見たかのような監督の映画。
惜しむべきは、彼の次作を我々は決して見ることができないと言うこと。
詳しくはネタバレなしのブログにて。
https://oguma-movie…
カメラの構図が興味深い。
手前・中間・奥の立場の異なる人物が一画面に映し出されることによってそれぞれの思惑が一目で理解できるようになっている。奥のほうはほとんどピンボケなのだけれど重要なことが起こっ…
20代でこの世を去ったフー・ボー監督のデビュー作にして遺作。
自分が今、監督が亡くなった歳と同じ年齢ということと、香港の暴動が始まる2年前に発表された映画ということで、今だからこそ観る意味があるのか…
恐ろしい作品である。
『ヴェルクマイスターハーモニー』と『エレファント』みたいな視点で時間が流れていた。明らかにタルベーラは意識しているのだろうけれど。そして、さらに言えば、ヴァージニア・ウルフの…
© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen