記憶に残したい傑作。少年は、母への愛、父との絆の間で引き裂かれる。瞳に幼い焦燥を宿しながら。少女の圧倒的な存在感、深緑の森と湖、水色の空――夏の光景はすべて、美しい残酷な予兆なのだ———文月悠光 (…
>>続きを読む「メモリーズ・オブ・サマー」観終わった直後に頭に浮かんだのは"覚悟"の2文字 少年の瞳を介して目にした一瞬の仕草、変貌する言動と眩しい夏の数々、そして密かに迫ってくる地獄の予兆 何故か自分の中でこ…
>>続きを読む予告の遊園地の乗り物が光を受けてまわる場面をみて、映画を観ようと思いました。
映像がすばらしく美しい。こぼしたジュースや母のドレスや虫の入った琥珀から、細部に宿る記憶を感じます。
特別な女の子を年上…
少年が成長する物語と言うには苦すぎる夏のお話でした。
母親とは良好すぎるくらいの関係を築いていて、まるで友人同士のようです。
しかし、そんな母親はいつの間にか夜にめかし込んで出かけるように…旦那が…
EUフィルムデーズ2020にて。
「幼年期の終り」は二度と振り返りたくないものだということを痛感。ピョトレックは母が女になる空気にも不貞にも気がついてしまった。無邪気な子どもでいられた時間は終わり…
黄金色の臑毛や脇毛が生え始めたばかりの主人公ピョトレックは母や女友達を通して恋や性を知っていく。母の艶やかさは少年には残酷に「得体の知れない悪い何かが母に影響している」ことを知らせる。訳も知らずに惹…
>>続きを読む©2016 Opus Film, Telewizja Polska S.A., Instytucja Filmowa SILESIA FILMOWA, EC1 Łódź -Miasto Kultury w Łodzi