22歳のホームレス男娼が主人公。
で、映画は終始主人公の目線に寄り添う。
その結果、ストーリーを構成する全てのエピソードが中途半端にしか語られない。
だから主人公よりもその脇役たちに感情移入しちゃ…
主人公の俳優の演技に圧倒された。フランスのウリセン事情が分かってしまう映画。
ラストの選択、考えるよなあ。そうだよそれでいいんだよとは必ずしも言えないんだから。でも、無防備だった彼が自分を意識した…
これが映画だとスタイル過信・流用の作品が多い中、これは、ジャンプ・カットも細かく手持ちでブレながら、角度・体の部位・対応・フォローや回込み・望遠各者とL全、ティルトやパン、の取り方が妙に奥ゆか…
>>続きを読む数年前に東京国際映画祭で上映された「マリアンヌ」と比較して考えたくなる。主人公のオトナじゃない部分が発露することで物語が展開していくのは、共感に欠けるものもあるけど、そのぶん驚きと羨望を呼び起こされ…
>>続きを読む『ソヴァージュ』
カミーユ・ヴィダル・ナケ
序盤と中盤の2回、主人公レオが診察を受けるシーンがある。
1回目は肩透かしを喰らわされるが、これが2回目に活きる。
観客が目の当たりにされる、…