影に抱かれて眠れの作品情報・感想・評価・動画配信

「影に抱かれて眠れ」に投稿された感想・評価

影に抱かれて眠れ

北方謙三の小説が原作なのだが…
まぁ兎に角説明不足過ぎる。

昭和臭いアウトローたちの汗臭いドラマを期待したが…それでも期待値は勿論ゴリゴリに低めで臨んだが…

うーん。物語についていけず、入り込みも出来ず。

加藤雅也や中村ゆりはまぁ良かったとは思うけどね。
あと、関内付近の川沿いに湾曲に並ぶ飲み屋街のロケーションは何度か行った事あって、場末感あってええよねー

「女々しくて」のMVに映るあの店も横浜の方だったかな?
ハードボイルドが和製英語に思えるくらいVシネマの匂いがプンプンする作品。まさかと思ったが、やはり原作は北方謙三。
しかし、何が凄いかと言えば、和泉監督。80年代、90年代、そして2000年代と、テイストを変えながら撮り続けるバイタリティ。
そして、本作は久しぶりの原点回帰。また撮っと欲しいなハードボイルド。
minorufuku

minorufukuの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

画家の主人公は横浜で酒場を経営しつつ、20年来の交際相手である人妻との関係を続けていた。
ある日、昔世話をしていた弟分が二組の暴力団相手に揉め事を起こす。彼を手助けしたことから主人公も次第にトラブルに巻き込まれていき......という話。
10年前に書かれた北方謙三の原作小説は未読。「相棒」シリーズを手がける和泉聖治監督作品。

古き良きハードボイルドの世界を踏襲した作品。今の時勢に合うかどうかは微妙だが、裏の世界に身を投じながらも好きな女性への純愛を貫く男の美学はやはりカッコイイ。無口で感情表現は薄いものの主人公のあくまで行動で示すやり方は嫌いではない。何十年も付き合っていてお互いアラフォーかアラフィフであろう主人公と人妻とのやり取りが普通の恋人っぽいのも好感がもてた(不倫だけど)。
ただ、ドラマの構成はややアラが目立ち、主人公と弟分二人との過去をもう少し掘り下げていればもっと感情移入しやすかったのでは?と感じた。また、暴力団同士で潰し合う作戦が割とざっくりなのも気になった。あれで本当に上手くいくのかねえ。ほとんどの奴の武器が金属バットなのもヘンテコだった。主人公とラスボスの戦闘シーンも迫力不足かなあ。
主人公と人妻の恋愛パートで、主人公が余命わずかな人妻の背中に彫る入れ墨が二人の愛の証となる。しかし、僕の好みなのかもしれないが、完成した入れ墨のインパクトが薄くていまいち感動できなかった。

人妻の夫がそんな悪い奴に見えなくて、20年不倫されてたと思うと可哀想だった。
tonnt

tonntの感想・評価

3.0
期待してた邦画。
北方原作の雰囲気も、昭和7.80年代のハードボイルドの映画の雰囲気もありつつ、昔あったっぽい映画をきれいにした感がする。

ただ 俳優…の配役も演技も昔みたい。
ミュージシャンや本物の役者使わないでやるのも狙いだったのかもしれんが…下手なの多すぎ。

加藤雅也カッコいい。若旦那怖すぎ。
女優陣 余を除いて観てられん。
熊切は実体験に近いから思い出して演じたってコメントは面白かったけど。

このレビューはネタバレを含みます

https://umemomoliwu.com/kagedaka
ワンコ

ワンコの感想・評価

3.8
ノスタルジックなハードボイルド
昔はこんな映画もっとあった気がする。
ちょっと時代遅れな感じだけど、ノスタルジー漂うハードボイルドだった。
テンポも良いし、劇中の人物像のスタイリッシュじゃないけど、なんかカッコよさげな生き方とか、舞台挨拶で、中村ゆりさんが、問題を抱えた人々が肩よせあって生きてる感じ…と言ってましたけど、そういう雰囲気も良く出てたと思います。
昨今の暴力的な言葉が飛び交うなかでも、こんな映画がたまには作られるような、日本であれば良いと思います。
その方が健全な気がする。
あまり、レビューになってませんでした。ごめんなさい。
映画

映画の感想・評価

3.0

原作: 北方謙三「抱影」未読

私目にはここ最近は洋画より
邦画の方が観たい作品が多いです
近年 この手の映画って本当に少なくて
所謂"ハードボイルド"好きな私にとって
+横浜が舞台となると観ない訳には
いきませんでした

恐らく序盤から終盤にかけて順を
追って撮影してったと思われるんだけど
主役 加藤雅也のだだ漏れた大人の色気に
火野正平の圧倒的存在感 AK-69の大根具合←
カトウシンスケの憎めなさを抑えて
期待を裏切る松本利夫と若旦那の好演技◎
正直 作品の評価としては超絶微妙です
気になる点 腑に落ちない点が多々 だけど
若旦那のヤクザ役拝むだけで観る価値ある
そのぐらい若旦那の役のハマリ具合には
驚かされたし物語を独り占めした
普段タオルぶんぶんぶんぶん回してる
コワモテおじさんには到底思えなかった(失礼

湘南乃風 曲とか知らないけど(失礼2
若旦那はこれから先 この手の依頼
沢山くるんじゃないかって思うと
ジャパニーズハードボイルドの未来も
暗くないと思いました 感想おしまい(小学生

このレビューはネタバレを含みます


カトウシンスケさんに会いに行くため前売り買っての鑑賞。
すげ~~バカ野郎なんだけど、めっちゃ優しい男のカトウさん。
そんな、おまぬけなカトウさん演じる信治を時に優しく、時に厳しく接する
冬樹と正人はカッコいい
ヤクザではないが、街の顔役でモテモテの画家・冬樹。
いつも行き来する見慣れたロケ地も心地よい。
我が街・横須賀も登場する。
かつて、
冬樹的な友人がいたが、
最終的にはスカウト?で、とある任侠の組に入ってしまった。
彼と街を歩くと、何故だかキャバクラの客引きは皆、
頭を下げて挨拶していた。
彼曰く、
コッチとアッチの境界線上に俺は居ると言ってたが、
結局はアッチに行ってしまった。

よく一緒に飲んだ友人はファミマの経営者だが、
この彼に毎月、小遣い渡して、店を守ってもらってた。
やはり看板上げてれば、理屈で通らない場面に出くわすからだと言っていた。
私はハコ持って商売しているわけではないので
特に彼のお世話になったことはないが、
この彼が何をしてても彼は彼!
今でも仲良しだし、好きですね。コイツ!’`,、(’∀`) ’`,、

若かりし頃のように、またつるんで遊んでいたい。

冬樹のようなカタギも確実にいます。
そんな人と付き合えたのは財産だ。

信治は実に幸せ者だということだ。








2019.9.10     TOHOシネマズ上大岡
nishiyan

nishiyanの感想・評価

3.0
横浜の街で酒場を経営し、周囲の人々にも慕われていた主人公の画家が、街を支配する悪との対決に巻き込まれていく姿を描く、東映Vシネマの「任侠もん」の流れを汲んだハードボイルド作品や。「暴力団新法」やとか「暴力団排除条例」の制定以来、従来型の反社会勢力は表面上は影を潜め、所謂伝統的なヤクザ映画でさえなんか下火になってしもた中で、最近ではめったにお目にかかれへんこの手の任侠のムードが漂う邦画ハードボイルドもんっちゅうんが逆に新鮮や。主演の加藤雅也は今時ハードボイルドが演じられる数少ない貴重な役者かもしれへんな。冒頭のモノトーンを活かした画作りやとか、昭和の匂いのする横浜・野毛のローケーションがなかなか効いてるわな。

人物の設定やとか、シークエンスの雰囲気やら余韻やらはそこそこええ。主人公やけど、実力はあんのにあえて表舞台に出ようとせえへん画家、日常は自分の経営してる2軒の飲み屋をハシゴするだけ、ヤクザとは無縁やけど街の不良等には頼られてるちゅうなんとも二枚目過ぎるオッサンや。当然女にもモテモテで二人の対照的な女性が絡んでくんねん。片や恋人やないけど男と女の関係の高級クラブのママ、片や10年来純愛を通してる人妻の女医。なんかもう、オッサンの理想というかロマンというかベタベタというか、なんか好き放題なんとちゃうの?男って単純やな。自然とニヤついてまうわ。

それに、まともに画も描かへん画家が、ただ女のためだけに画を描くっちゅうんも、ちょっとカッコ良すぎとなんとちゃうの?黙々と画を描く男とじっとそれに耐える女のシーンは、緊迫感があるんと同時になんとも刹那的でめちゃめちゃええシーンでこの映画のいっちゃんの見せ場かもしれんな。それと、主人公と女医とが街の定食屋で真っ昼間から向かい合って一緒に、コップ酒をすすって呑むシーンもええな。オッサンがどういうんが好きかっちゅうんをよう分かってるわな。それに、役者で言うたら火野正平がほんまええ味出してて、ストーリーにええアクセントを与えてる。巧いの一言や。

せやけど、人物設定やところどころのシークエンスの良さはありつつも、残念ながらストーリーは破綻してしもてる。主人公の子分が少女を次から次へと風俗から足抜けさせるプロットと、その背後にあるヤクザ同士の抗争のプロット、それと前述の主人公と女医とのプロットが殆ど整理がつかへんまま、ごっちゃ混ぜに展開してて、何が何やら分からんもんがあるわ。まず子分の一連の行為の動機が意味不明。主人公と女医との10年来の関係もちょっと説明不足で唐突感が拭えずや。それに高級クラブのママやとか、スナックのママなんかも途中で消えてもうてるし。途中で消えてまうんやったら、そもそも要るんかっちゅうこっちゃ。二時間足らずの映画に余計なもんを入れすぎなんとちゃうか。

途中の展開ごちゃごちゃで、終盤のまとめ方もちょっとダラダラしてて、何がどういうことかわからんままラストへ向かっていくねんけど、クライマックスのシークエンスだけは大変キレがあって、ええ余韻が残るわ。主人公への容赦のあれへん扱い方についてもブレが無いし。ヤクザの幹部が主人公を評して「あれが堅気に見えるか?」のセリフにはちょっと吹き出してしもたわ。この映画の中でわしがいっちゃん好きなセリフや。確かに、まあ、あんな堅気はおらんわな。わしも思わず一緒にツッコミ入れたなったわ。ただただ、加藤雅也が渋うてカッコええ映画やな。
序盤からサングラスを離さない松本利夫に身構えてしまう。 単館系作品にもLDHがちょくちょく参入する邦画の現状が、作品の悲哀以上にのしかかる。原作未読。

ブツ切りカットだけではなく、会話のやり取りや、会話のリアクションの度にカットを割る、不誠実なカット構成。枯淡な主人だが、病で末期の女の体に入れ墨を入れたりする、女の外面と内面の痛みも理解できないので、死生観もイマイチに。また、キャバの女は置き去りで、女同志の対比になっていなく、配置と演出に疑問。男の理想と都合がミックスされた女の杜撰な扱いは、この手のテイストではお馴染みに。時代背景も薄く、ご都合主義で説明過多なので、何が何だか。

兎に角、丁寧な積み重ねが無いのに、ノスタルジック・ハードボイルドなテイストを音楽と背景で、無理に演出し過ぎに。演技的にはまだまだだが、男優陣の若旦那と大仰だったがAK-69の雰囲気が良く、経験を積んで抑えた演技ができれば、ピエール瀧の後釜候補に期待したい。
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