ダイナマイト・ソウル・バンビの作品情報・感想・評価

『ダイナマイト・ソウル・バンビ』に投稿された感想・評価

うるせええ!!!
監督本人が演じるパワハラ監督のパワハラ描写がほぼほぼ「叫ぶ」の一辺倒で胃もたれする。登場人物めちゃくちゃ多いけど、誰一人として個性がないというか。インディーズの映画作り映画の話をするなら『カメ止め』を引き合いに出さずに、っていう方が難しいんだけど、その辺のキャラ立ちの点については『カメ止め』は上手かったよなあ...
LEO

LEOの感想・評価

2.7
パワハラ、セクハラ当たり前!
と言われてた日本の芸能界に、今激震が走っている。

とある女優の告発からとある監督のセクハラが暴露され、あっという間にアイツもコイツも!という感じで監督だけじゃなく様々なパワハラ・セクハラ問題が業界内で槍玉に挙がっているからだ。

そしてこの作品は、そんなパワハラ、セクハラをストーリーの中心に据えた作品である。
このページのTOPに2022製作の作品と出ているが、実は2017年に製作開始で2018年には一旦の完成をみた4~5年前の作品だそうで、偶然にも実にタイムリーになってしまった。

この松本監督の作品は何本か観ているのだが、一様に思うのが設定は面白いのだがキャラが薄いということ。
突飛なキャラは出てくるのだが深堀されておらず、突飛なだけに「何でこんなことするの?」という疑問が湧いてきてしまう。
あとインディーズなんで仕方ないのかもしれないが、出演者に画力がない。
これもキャラが薄く感じる一因で、何か小劇団の芝居を見てる感じがする。
やっぱキャスト選びは大事だよね。
映画だもん。ドアップになるんだもん。

でもインディーズ系が好きな人は結構楽しめる作品なんじゃないかな?
めあり

めありの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます


ダイナマイトソウルバンビ

という作品が、どのような経路を辿って出来上がったのか、その結末は?

カメ止めのようですが、エンタメ性というよりは、
映画制作のあり方という問題提起まで踏み込んだ作品。

パワハラ、セクハラ、監督の作品へのこだわりとそれに振り回される周囲の人間、作品作りとビジネスなど、映画制作で起こりうる問題がバランスよく盛り込まれていると思いました。

好き嫌いは分かれるだろうなと思いますが、
映画業界で働く人にぜひ見ていただきたいです。
てぃと

てぃとの感想・評価

3.8
12:10 A-3
新進気鋭の監督山本。商業映画長編の話が。仲間共々チャンスと意気込むのだが…
気持ちだけが空回り。現場は次第にバラバラに。
撮影は大半が2017年。偶然にも映画業界の問題が噴出した今年に公開。K'sシネマ上映最終日に観れた!
観ながら どこまでがリアルでどのあたりが創作か?不思議な気分。本当に撮影隊に入り込んだ気分。松本監督がいろいろ見聞きした事が主人公山本のモデルとか。
舞台挨拶では出演者からの質問に監督が答える。劇中イスを投げたけど全然飛ばないとか。
劇中とは違い現実の松本監督は素敵な人ですよ!
#松本卓也 #三浦ぴえろ #後藤龍馬 #川井田育美 #石上亮 #藤原未砂希 #工藤史子 #森恵美
HAL2000

HAL2000の感想・評価

3.9
ずっーと、観たかったダイナマイトソウルバンビ。
私は、1000を越える現場経験しておりますので、滅茶苦茶刺さる内容なんです。自主の無謀さと商業の誠実さが、沸騰点を超えるとどうなるかを如実に表現されています。どこまでがリアルかお芝居なのか、わかりません。ここまで、やって良いのか、不安になるくらいリアルだと思います。そのうえ、テンポが滅茶苦茶良いので、あれよあれよというまにエンドクレジット流れます。主演やりながら監督もやる松本卓也さんには、あっぱれというしかありません。これから全国での公開があるようです。とんでもない作品ですが、なまぬるい商業にはない、情熱がほとばしるので是非是非劇場でご覧くださいませ。

このレビューはネタバレを含みます

ダイナマイト・ソウル・バンビ

僕は最近、インディーズ映画で見かける。制作者にとって嫌いな人間を作品の語る分母を大きくすることで世界に対しての悪として語る作品が大嫌いです。
しかし、ダイナマイト・ソウル・バンビはそうではありませんでした。松本監督が好きではないであろう相手を見せつつ、単体の悪性ではなくそこから生まれる不快の波動によって全員どことなく好きじゃない。
なのに、この感じとてもわかる。
話が進むにつれてなんとなく掴んできた、これはまじで香ばしいやつなのに嫌いになれない隣人だ。
その魅力はなんだろう。そんなことを思わせてくれました。ありがとうございます。
褒められた人間でなくていいんです、ただちゃんと存在しろよ。そんなことを受け取りました。
dozen

dozenの感想・評価

3.9
虚構の中で現実と虚構が逆転する、けど現実は現実で虚構は虚構で良いも悪いもあわせ持って面白いじゃない…な映画
だんだんと「なるほど?」となり、途中から少しずつ見え方が変わってくるのも良かった

劇中の山本監督の激しさに目を引かれ、だんだん心が離れ、離れたこそ見えてくる監督の一面があって…
映画でしか表現できない、逆に言えば映画によって露わになる山本…というか映画監督ってやつはやっぱり面白い
前々から気になっていたが、観に行ってしばらく経っての感想です。
メイキングフィルムのカメラの視点で、インディーズ映画から、初の商業映画撮影の現場を追った作品。
これを観ていて、ちょっと違うが、内田英治監督の「下衆の愛」を思い出しました。この作品の監督は、タイトル通りのキャラクターでしたが。
違ったのは、現場での、監督と長く仕事をしてきた俳優とスタッフと、プロのスタッフと事務所所属の俳優の対立が、有りそうだと思わせる。そこが面白かった。
ラストは、そうきたかと思いました。
マシンボーイの好きな俳優の方の松本卓也やなくてマシンボーイの好きな監督の方の松本卓也最新作観てきたよ!って書こう思ったんやが……どうやら撮ったんもう5年くらい前らしいです、マシンボーイの好きな俳優の方の松本卓也も出ている松本卓也監督の前作「欲望の怪物」とどっちが先なんかな?

自主制作の短編映画で国内外の賞を乱獲した山本監督が、満を持して!長編商業映画を撮ることになるが……って話

これはぁ…なんとも評価の難しい作品、ただ5年前に撮った言うんが信じられないくらいの、2022年先取り映画でしたなぁ!
うん、松本卓也監督が演じる山本監督が撮影現場でパワハラセクハラやりたい放題!どうなる撮影現場?って作品なんやが……まさに今公開が相応しい感じやろ?
ただ評価が難しい言うんも、元々松本監督作品のファンのマシンボーイが山本監督を松本監督と同一視してしまっているからば、くぅ…あんなに優しい映画作れる松本監督がこんなに横暴でクズな最低野郎なワケあるかい!ってぷんぷんしてしまったんと
山本監督に対してライバル意識を持つメイキング担当の先輩がいろいろと画策するんが腹立たしくてね
だからね……マシンボーイはずっとずっとモヤモヤしながら観ていたんよ!ぐぅぅぅ、まぢ絶対にこの先輩も制作の梟谷ちゃんに下心ありありなんがまぢウザかったでぇ!(まぁ梟谷ちゃんめちゃ可愛かったから気持ちはわからんでもないが…)

あとな、ポイントとしては山本監督は松本監督と違ってバイオレス映画が得意!ってところがね、ゲラゲラ
うん、初期短編「ウルフ・バイト」や、賞を乱獲したっつ〜バイオレンス映画のおもんなさ具合が絶妙でね!それが逆に面白いっつ〜カオスにムフムフしたしやねぇ、もちろん新作長編もめちゃ微妙そうでワクワクしたよねぇ!お風呂でのアクションシーンがまぢヤバいとか言いながらめちゃショボいんも素晴らしいし、お風呂大乱闘かと思いきや全裸がひとりだけとか……うひゃあ!
そもそも大浴場アクションには洋画なら「イースタンプロミス」、邦画には「ヘドローバ」っつ〜類稀なる傑作あるから越えるんは容易や無いんよなぁ

そんな山本監督、結局はその人間失格な言動によって追い込まれていくんやが……、昔から一緒に映画撮ってきた仲間たちはどれだけ山本監督にガッカリしても決して見捨てたりはしないんよ、山本監督の才能を信じて付いていくんよ
もちろん山本監督のやり方は正しく無いのはわかるし、今の時代にそぐわないこともわかるが、彼のようなやり方だからこそ生まれた傑作も数多くあるし、彼のようなやり方の監督に鍛えられて数々の名優が生まれたんもわかるからば、偏に悪だと断罪すんのも難しいなぁ、とは思ったよねぇ、程度はともかくアーティストなら絶対に山本監督らしさが必要な瞬間はあると思うんよぉ
だから個人的にはやっぱり山本監督を陥れようと裏工作するもうひとりに腹立ってしまったからばね、そのバランスがもう少し山本監督に偏っていたらばわかりやすかったかなぁ、とは思った

あとさ、カメラマンの火口昇さんは井口昇監督と一字違いのクセに全く冒険心の無いサラリーマンカメラマンみたいな人でガッカリしたよね!1番ダメ〜プンプン

あ、ちなみに映画みながら松本卓也監督ってアルピー酒井の痩せてる時に似てるな!思っていたんですが、登壇した松本卓也監督はもっと痩せていてビックリしましたわぁ
うん、役者さんって生で観るといつもスクリーンで見るよりだいぶ小柄よねぇ…映画で観てもほっそ〜い美波ちゃんとか、きっとシュレッダーかけれるんちゃうか?ってドキドキしてますわぁ!ぺろぺろ
まいった!このような作品こそが、今の時代には必要なのである。
2017年に撮影したとのことだが、撮影時のテーマはおそらく違ったであろう。それが今の時代になったとき、非常にタイムリーな問題を内包することになった。
監督に全く感情移入が出来ない。それどころか、嫌悪感しとかない。助監督として、この監督には絶対につきたくないとまで思う。
そして、そのような監督を擁護しようとする昔からの仲間たち。この関係性が、いま映画業界で問題になっている光景そのものである。そのため、ついモデルを想像してしまう(笑)
ラストはもっと不幸になって良かったかも。あのような監督に天罰が下ることを願う自分としては。

しかし、映画を作るときには‘’バンビ‘’の部分が必要でもあるんだよね。やり過ぎては絶対にならないのだが。
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