パラサイト 半地下の家族の作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

上映館(8館)

パラサイト 半地下の家族2019年製作の映画)

기생충/Parasite

上映日:2020年01月10日

製作国:

上映時間:132分

ジャンル:

あらすじ

「パラサイト 半地下の家族」に投稿された感想・評価

Riii

Riiiの感想・評価

4.2
初ポンジュノ映画✨

想像してたのと全然違った!

でも、テンポ良くて話の展開の仕方も面白くて、期待してても全然楽しめて流石って思った。

韓国の社会風刺を結構ポップな感じで見れる映画やったけど、実際はもっと黒い感じなんかなとか思って、自分の知らない世界がまだまだある。

時間が経てばたつほど深いかも。

このレビューはネタバレを含みます

後味は悪いけど、よく考えられた秀逸な作品。貧困層エリアの半地下に住む無職の4人家族と富豪4人家族の話。2つの家族の対比を描くことで、韓国の格差社会の激しさを表している。素晴らしいのはその演出。住居が高台と半地下という対比から始まり、降った雨は貧困エリアに流れていき下水と共に溢れたり、そのせいで家を失った翌日に華やかな誕生日パーティーが開催されたりと、“対比”を様々な形で描写していく。また、両者の違いを決定的にしたのは‘’臭い“’。どんなに身なりを整えても変えられないもの。そして、運が舞い込んでくるという“石‘’に執着し、金を得たかと思いきや最終的にはそれが命を脅かすことになるなど、小物や伏線の使い方もうまい。
予告ポスターにも工夫があるらしく、自分だけでは気づかない伏線を回収するためにも、いくつかのネタバレ記事を見ることをお勧めします!
KOZZ

KOZZの感想・評価

3.8
「韓国らしい」ベースと展開だけれども、途中からの読めない展開が素晴らしい。
サスペンスでもあり、コメディ要素もあり最近の韓国映画の質をしっかりとアピール出来る秀逸な作品。
一人一人の演技も光る。

ただ、背景にある
文大統領:「ジェシカソングは、そのメロディーや歌詞は誰が決めたのですか?」(竹島問題)
俳優パク・ソダム:「監督が…」
ポン・ジュノ監督:「日本の観客もそれを歌うそうです(笑)」

アカデミー後のインタビューはかなりのマイナス点。
エンターテイメントの世界に政治や宗教はご法度。
これだけ世界に「映画として」評価されたにも関わらずそういったコメントがとにかく残念。

各国なりの「パラサイト」が今後展開されいきそう、それにも期待。

「マイディアミスター」を見た直後だったので、イ・ソンギュンのキャラクターが頭の中でちょっと混線。
完全にコメディータッチの雰囲気からの、狂ったように鳴らされる不穏過ぎる連続ピンポン。そこからの急降下してくスピード感いいですね。
半地下辺りで調子よく浮き出した家族が暗く完全な地下まで落ち込んでってもうめゃくちゃ。息も絶え絶えどうにか浮上するもまた沈んでく。上に這い上がろうとあがいても、隠しても臭う。
そんな感じでグイグイと展開していき飽きずに最後までみれました。
韓国映画にありがちな、ちょっと油っこい悲壮感にフラッシュバック胸焼けを起こしかけるも、結局はそのへんもマルっと丸めてシニカルに洒落た感じで着地。
ポン・ジュノの前作オクジャはびっくりするぐらいはまらなかったのであまり期待してませんでしたがこれは面白かったです!
染

染の感想・評価

4.5
想像を超える結末とストーリーの進むテンポが良くて見やすかった。
大人なシーンが少しあるからデートにはおすすめしない
k

kの感想・評価

3.5
演出が小気味良くて痛々しくてよかった。生々しい描写により煽られる。前評判が良かっただけに物足りなさを感じてしまったなぁ。でも物語が壮大過ぎないのが、よりリアルで面白いのかもしれないな。
洪水で浮いていた石。"象徴的"なものが全て偽物であった、ということが後々わかるような伏線が面白かった。ただ社会的ヒエラルキーの差を顕著に表してるから、全ての層で評価が高いとは言いがたい。。最初から最後まで痛感する、結局"シワ"を伸ばしてくれていたのはお金だった。
moto

motoの感想・評価

3.2
韓国社会をうまく切り取っているのだろうなとは思うものの、エンタメとしては???
序盤はまずまずながら、中盤は失速、終盤やや盛り返したかなという印象だが、アカデミー賞4冠?うーん…
sugar708

sugar708の感想・評価

4.3
山水画のように幽玄で、64年ぶりのパルムドール&アカデミー作品賞W受賞をした怪作は映画史に名を刻むか?

個人的にカンヌ国際映画祭とアカデミー賞は作品のベクトルが違うような気がするんですよね。ましてや、アカデミー賞は国際映画祭ではなくアメリカ、ハリウッドのための映画祭。だから、本作がW受賞をしたニュースを見た時に激震が走ったのを覚えています。

その背景にはハリウッドでもただのエンターテインメントではなく社会的なメッセージを入れないと評価されない状況や、多様性が求められるダイバーシティな時代、アカデミー賞会員の比率が変わったとか様々な要因もあるのかもしれませんが、本作品が社会風刺とエンターテインメントの両立を見事に成立させた名作であるのは間違いないと思います。

この映画は前半と後半で様相がガラッと変わる二面性も高く評価されていますが、個人的にはコメディ要素の強い前半部分の何もかも本音で話す見た目は貧しいがどこか幸せそうなキム家と裕福で幸せに見えて全員が心の中で何を考えているかわからないパク家の不穏な空気、緊張と緩和の対比が実に面白かったです。

半地下に住む貧民層のキム家と丘の上に住む富裕層のパク家。日本でも湊かなえさんの「夜行観覧車」などの作品があるように高低差が貧富の差やマウンティングに繋がるというのは万国共通の認識なのだろうなと。

また、本作ではシンボルとなる小物などの登場のさせ方や隠喩が効果的でわかりやすいのも特徴的だと思います。その象徴が山水景石だとすると、本作は山水画に例えることが出来るのかもしれません。石や丘の上、差し込む光は“陽”を、雨や血、地下などは“陰”を表していて、そう考えるとキム・ギテクの言う「ノープラン」はある意味で道教の無為自然の思想に近いものなのでしょう。

先住民として土地を追われたインディアンのコスプレもパラサイトするキム家と現在、世界各地で起きている移民問題を関連付けているように見えました。どんなに取り繕っても臭いだけは消すことが出来ない、それはその人の本質であり彼らの運命を暗示しているとすれば、ギテクは全てを悟ってあの行動を取ったと考えられます。

吉祥や救済を意味する“桃”は一体誰に対するものだったのか。キム・ギウは夢見た桃源郷へ辿り着くことが出来るのでしょうか。
ほとけ

ほとけの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モノクロ版見てきた。
トイレから吹き出る汚水が墨汁みたいに真っ黒で、濁りと臭いの奥行きが深かった。
パクソダムが汚水で塗れつつタバコをふかす画から、快さみたいなものが何一つ感じ取れなくて強烈だった。初見でモノクロ版なのどうなん?って思ってたけど良い。
照明でモールス信号を表現するところがあるんだけど、静かな暗闇の中でつー、とんって浮かぶ光に、白と黒のコントラストならではの印象深さがあった。