パラサイト 半地下の家族に投稿された感想・評価 - 3ページ目

「パラサイト 半地下の家族」に投稿された感想・評価

apapatti

apapattiの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

かなり細かく構成は練られていて、話の進行上の演出はとてもスムーズだった。

ロケーションと登場人物がかなり絞られていたので、わかりやすいように作られている映画だと思う。

貧富の家族それぞれ、話術や機転が利くというかなりキレものであったのに、生まれの違いでこんなに待遇に差が出るのか。
能力的には富裕層のバカ嫁より秀でてる部分が多かったのだろう。
もう2家族養えるくらいの富の差。これがどこからきてるのか、それは描かれていなかった。
これはもしかすると貧困層でもインターネットにアクセスできる以上、一定量の教養は得られる、という示唆だったのかもしれないが、それにしても執事として実質的にこなせるタスクの質を考えれば、金持ちの家で執事をすることに対して全く問題ないレベルの教養・技術というのはそう簡単な話ではないはず。

貧困層でもこれくらいの能力はある、むしろ富裕層は無防備でポンコツであるという悲運のめぐりあわせを描いているのか、たまたまスキルがかみあった貧困層からの弱者の一撃という痛快さを書いているのか、どちらが主軸かがやや判断に迷うところである。
なんらかの社会的なメッセージが強く乗っているように感じるが、それが何かを僕が読み解けなかったという点においては、ピンぼけしていてあまり素直に面白いと感じられなかった。最後、結局金持ち夢想オチであったことを考えると、それでも変えられない生まれの構造という話なのだろうか。

最後失神しただけの息子を、ナイフで刺された人たちより優先するとか、どれだけ逼迫した環境でもにおいがダメとか、富裕層の欺瞞的なシーンはかなり色強めに描かれていて、彼らに対する好意的なイメージはなかった。けど、それで刺すのかな…。無敵の人にロジックは通用しないという点でいうと、韓国でも日本でも構造的には同じなのかもしれない。

しかしよく反芻してみると本当に構成はよくできていて、無駄な演出とか、半端な伏線みたいなものがなく、ちょうど出来事と出来事がうまくつながっているので、かなり細かく描写を思い出せるようにできている。

一個やや浮いてる要素としてはあの霊験あらたか?な石で、なんで長男があれをもって地下室に降りたのか、最後川に沈めたのは何だったのか、とかなんかいろいろどよくわからない。幸運の象徴として、という話であれば、半地下で浸水した時点で例えば割れてるとか、現状を示すような動静があってもよかったと思うが、そういうわけではなかったし。
俺はふさわしいか?って言いながら石をもって地下に降りて行ってから、ええと、、、いや、やっぱりわからない。地下の二人を例えば殺そうとしていたとして、その石を使う必然性は今のところ思いつかない。

一方でなんか逆流するトイレを抑えながらタバコをふかす姉ちゃんはかっこよかった。よく考えたらあのシーンもなんなんだって感じはするけど。半地下の象徴?
今までなかなか触れることがなかった韓国の映像作品、数々の賞を受賞していたので拝見。

サブタイトルで予測はしていた半地下の様子は、実際目にすると衝撃を受ける部分も。目を背けてはいけない事実を次々と突きつけられる感覚は、不思議と作品への関心を助長していました。

字幕で見ましたが、言語の壁を超え伝わる迫力で、演者の表情管理やカメラワークのレベルの高さを痛感。
怒涛のラストでハラハラと焦燥感。格差社会に皮肉を込めていて面白かった!
a

aの感想・評価

-
象徴的なシーンとそれ以外の緩急の差が激しくて韓国映画らしさを感じた。なにより映像の撮り方が素敵

前任の家政婦を家に入れるなとか
社長殺さなくてもよかったでしょ
とか思うところはあるけれど…
結局兄がこの家を持つことは出来たんだろうか…
生まれながらの貧富による格差は変えられない韓国社会の話なのかなー
というかなんか差別的だけど食事のシーンとか車の乗り方とか結構行儀が悪いな
日本人だから気になるんだろうけど
多分同じような姿形をした人間だからそういう不快感を覚えるんだろうな
とか自分の潜在的な差別的思想を自覚することが出来た。
HITOMI

HITOMIの感想・評価

4.1
引き込まれる構成で終始ハラハラしてた。日本映画ならこうは撮らないだろうなというシーンもあって韓国の文化も面白かった。
ココ

ココの感想・評価

3.8
金持ちと貧乏が一緒にいるようできっかり分けられてる。細かい部分に拘りを感じる。
気が触れたような家政婦訪ねてくるのまじで怖かった
無敵の人怖すぎる
kratter

kratterの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

" ベイビーブローカー"を観ようと思っているので再度試聴。

この映画を観る時、僕がいつも思い出すのは芥川龍之介の"蜘蛛の糸"です。

不幸な暮らし(半地下)から、脱出する為に僅かに見えた糸(光の当たる地上)に手を伸ばすけれど、欲を出した為に結局は以前よりも不幸な境遇(地下での幽閉暮らし)に陥ってしまう、と言う皮肉を感じずにはいられません。

補足すると半地下と言うのは韓国のソウルで対北朝鮮の侵攻に備えたシェルターで、居住には向かない格安で貸し出すアパートメント形式だそうです。そのため、トイレだけは高い所に設置して下水対策としているそうです。

つまり、"半地下の家族"とは、格差が凄まじい韓国の貧困家庭の象徴なのです。
素晴らしいの一言。

今まで味わったことのない種類の緊張感。
いつの間にかキム一家を心のどこかで応援してしまっている一方で、いつバレてしまうのか、観てて息を呑んでしまう。

脚本、構成、カメラワーク、貧困層と富裕層の対比の描き方も秀逸。
観れば観るほど、そのディテールの細かさに驚かされる。

金持ちを完全に悪く描かないところもさすが。
らいこ

らいこの感想・評価

3.5
面白かったんだけど、途中からの凄惨な話はどういうこと?なんで一瞬でこんなに理性を失うの?面白いんだけど、イマイチ感情移入できません。でも最終的に無理矢理ポジティブな方向へ持っていったポンジュノはさすがにすごい!
初めて韓国系の映画を観た(ドラマも含めて)
面白かった。間延びする時間帯もなくクライマックスはベタにドキドキ緊張した。

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