互いの視線の先に待つ
切なくも燃える愛情の灯火
絵を書くことでさえ規制のあった18世紀
女性目線で描かれる本作は
男性を排除した空間を作り進めている
観る側、観られる側の関係性も
実は観られる…
プロローグから本編に引き継がれる緊張感。
燃ゆる女を如何にキャンバスに描いたのか。
写真に魂を抜かれるという迷信がその昔あった
と聞く。
そのポートレートに魂は抜かれたのか。
それとも魂が宿ったのか…
結婚、出産、職業(ラストシーンの主人公の会話)などあらゆる面で女性の人権について確立していない時代背景で女性同士の恋愛を描くフェミニズム映画、前編を通してこんなに女性しか登場しない映画は初めて。
序…
(c) Lilies Films.