このレビューはネタバレを含みます
ゆったりとしたテンポだとは聞いていたけれど、本当にジワジワ進む映画だった。
繁殖機能のない、子を持てない植物が、結局は人間の恋愛や親子関係を歪ませているアイロニック。他者への愛情をぜんぶ自分に向け…
リトル・ジョーという新種の赤い花の栽培が行われる研究所。ヒロインの研究者とその息子の親子の物語。
一輪挿しのような赤い花が整然と並ぶシーンに雅楽が流れる。オーストリア映画なのに和楽器の音色が鳴り響…
ずっと不思議な撮り方、世界観、音楽。
正月の神社で聞く音楽流れてきた時は普通に笑った。なんでやねん。
みんな段々おかしくなってる怖い
繁殖するために感染させ、感染した者はリトル・ジョーを生きさせよ…
これはスリラーではなく“世にも奇妙な物語”だ。
全体的に“違和感”がつきまとう。雅楽みたいな日本的BGMもそうだし、リトルジョーに侵された人々の言動も。
みんながおかしいとそれが本当に“おかしい…
人を幸せにする花の開発、その花の解明されていない成分。性格を変えてしまうのは花粉のせいなのか。
真っ白で無機質な研究所の空間と花を育てるための温室のライトの色が怪しげで美しい。花を映すときに流れる雅…
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