レディ・マエストロの作品情報・感想・評価・動画配信

「レディ・マエストロ」に投稿された感想・評価

WOWOW.

実在の女性指揮者アンモニア・ブリコの半生を描く伝記ドラマ。
いつの時代も女性が自分の人生を自由に歩くのに大きな壁が立ちはだかるのを見事にぶち破った格好いい生き方でした。いつも味方でいる仲間だったり、いい条件が整ってはいたけど、行動を起こせる人の輝きはとても美しく思える作品でした。
駒

駒の感想・評価

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映画自体もなるほどーって観たけど、最後の史実のがよりグサッときた
知らないことたくさんあるなーと思った
Chihiro

Chihiroの感想・評価

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コンダクターとしてどうこうというより、音楽のために身を捧げた女性の人生って感じの話。

最後のタクトシーンのシルエットかっこいい。
逆境の中でも支えてくれる個性的な仲間がいて良かったね。
にこぺ

にこぺの感想・評価

4.0
指揮者になりたい女性の話。1926年だもの、それはそれは女への風あたりは強いのです。
主演のアントニア・ブリコ役のクリスタン・デ・ブラーンがとても良かった。指揮者になるための意欲や、好奇心、へこたれない根性。そして目の輝きにかなり引き込まれました。ロビンの存在もポイントですよね。
ただストーリー的に理解不能な箇所があって、例えば両親の態度。事情はあれども、母ちゃんそれは無いんじゃない?とか、フランクに突然未練たらたらになるとか。必要かと思いました。
最後のクレジットでランキングあれこれが出てくるけど、アントニア・ブリコが指揮者として優秀かどうかよりも、そもそも絶対数が少ないからトップクラスに残る確率だって低くなりますよね。女よドンドン進出するのだ!
おかゆ

おかゆの感想・評価

3.9
かっこいい。とにかくかっこいい。
最後はちょっとうるっとしてしまった。
敵は多かったかもしれないけど、その分味方も少なからずいて、ここまでたどり着いたんだなと。
それでも現在においての女性指揮者の少なさにもびっくりしちゃうけど。
女性が強くたくましい作品は見てて楽しい😊

2021 おうち映画 No.91
1920年代にオランダ移民の女性が指揮者を目指すお話

「成功しても奈落は常にある、高く上がれば落ちる穴は深い」
yum

yumの感想・評価

3.5
女性の指揮者がいなかった時代、音楽に溺れ、夢見て世界をひた走るアントニアの半生を描いたオランダ映画。キラキラとストイックな姿がとても人間らしい。
こんなに無我夢中で、人生を捨ててまで懸けるものがあり、大変だけど幸せだと思う。

女性軽視と言われる現代だからこそ、強く自分を信じ抜く女性像の重いテーマ映画が沢山作られているけれど、
美しい男女の身分の差ある恋愛が描かれている事も、今作をドラマティックでスピード感ある展開のエンタメにしていた。こんな実話はすごい、が事実、女性主席指揮者はいないという現状。古典クラシック音楽の作曲者に女性がいない史実も、助長しているのは否めないか。今後、クラシックの指揮者世界も変わるのだろうか。
アントニアがすごくカッコイイカワイイ
実際のアントニアもきっと、指揮者になれるくらい人を惹きつける魅力があったんだろーなぁ
逆境がすごい
ERI

ERIの感想・評価

3.9
「女性は指揮者になれない」かなりのパワーワードだ。なぜなら指導力がないから。なぜ個人ではなく性別で判断し、かつ性的対象でしか観てくれない現実に悲しさと絶望しかない。性別で職業選択の自由がない。それどころか、それを目指した時周囲がバカにしたように笑う時間に心が痛い。

意図せず実話ものが続く。

彼女が夢見る指揮者という道は果てしなく遠くて途方もない。多くの場合、諦めてしまうような道だったけど、彼女はそれでも諦めなかったんだなぁ。その時間が生きがいだったから。やめようと思ってもやめられないものだった。批判されてバカにしれても自分の考えやスキルを身につけていく。

ウィリーはオランダからやってきて貧しい暮らしをしていた。だけど音楽が好きでそこで指揮を振るうコンダクターに憧れていた。親に内緒に貯めたお金が、母親に見つかりひょんなことから喧嘩になり、実は実の親子じゃないことを知る。本当の名前は「アントニオ・ブリコ」。抑えていた感情が全てピアノの鍵盤に。チャンスを手にして受験した音楽学校は、無事合格することができたが育ての親だった母親に彼女を家から追い出しされてしまった。

なんか映画を見てると性別で職業差別があった時代にそれを乗り越えて夢を叶えた女性の話ではあるけど、育ての親だった親の苦労や実の母親が娘を捨てなければいけなかった現実や、育ての母が娘の夢を認められなかったこと、それ全部貧困の格差や社会の仕組み、すれ違いなんじゃないかと思えてしまう。苦しいな。

単身ベルリンに行ったブリコは、フランクではなくロビンに便りを出してたという描写もとてもいい。確かにフランクはお金もあって音楽の知識もあってスマートだけど、自分の独占欲もあって彼女の夢を真っ直ぐには応援していない。まぁ恋愛感情があるからそばに置いておきたいという気持ちで本当に差別しているわけではないのだろうし、結局ベルリンまで会いにきちゃうフランク。

そしてアントニオもまたフランクの一緒に過ごすという希望は叶えてあげられない。「結婚しよう」その言葉が彼女を苦しめていくという現実。女性が夢を叶えるとき、パートナーの手を放さないと夢を手に入れられないのか。これもまたとても悲しい。彼女もまた大きな後悔をする。

そして師匠がかっこいい。彼女がついに観客の前で指揮を振るう日、勇気が出なくて縮こまっていた時、背中を押すシーンがとてもいい。夢を手に入れた彼女はスタンディングオベーションを受けた。フランクは別の女性と結婚した。

ロビンの真実も悲しくて優しくて涙が止まらない。抱きしめたくなる。

フランクが陰ながらサポートしてくれていたのもとてもいい。2人の関係は時間が経ったからこそ見えてきたものがあるし、愛の深さを実感してなんとも言えない。彼女が仕掛けた女性交響楽団の無料で執り行われたホールに詰め掛ける人。ここには日頃からオーケストラを嗜むハイクラスな方もいれば普段、こういった演奏会に触れない人たちも集まっていて垣根のない音楽のエネルギーにもう泣いてる。

最後の伏線の回収の仕方もとてもいい。フランクやるやん!(からの音楽が優しくてやっぱり泣いてる)
kirichi

kirichiの感想・評価

4.0
たとえばドキュメントも、
そして伝記・地位向上系も
とても苦手とし 好みではないのだが、
とてもよかった。

悔しさも苛立ちも憎らしさも
胸がすくことも喜びも
色々な感情が湧く。

いくつものテーマが盛り込まれているような。
起承転結。そんな映画。

良い作品って、本当に観られていないですよね。
もったいない。
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