レディ・マエストロの作品情報・感想・評価

上映館(2館)

レディ・マエストロ2018年製作の映画)

The Conductor

上映日:2019年09月20日

製作国:

上映時間:139分

あらすじ

「レディ・マエストロ」に投稿された感想・評価

pherim

pherimの感想・評価

3.7
『レディ・マエストロ』
女性指揮者があり得なかった時代に、常人には耐えがたい犠牲を払い道を切り拓いたアントニア・ブリコの生涯。NYからアムス、ベルリンと舞台が移りゆくなか再現される戦間期バイロイトやベルリン・フィルの様子から、意外な形で助力するLGBTsの友人など脇役まで逐一興味深い。
何がなんでも指揮者になる!というヒロインの決意の固さが
何を根拠にした自信なのかがわからない
それはもう直感と本能なんだろう

前例がないから、という理由を打ち破ってきた20世紀の女性たちの先駆けのひとり
困難を乗り越えヨーロッパとアメリカを往復し芸術に打ち込む
恋を捨てて一人で進むしかなかった

ロマンスがほんのり描かれていて あの男性が芸術の庇護者として彼女を妻にしながら指揮者として後押しする立場になっていれば
また歴史は変わっていたのかもしれないと思わせる

オランダのルーツ探し: 修道院にいる産みの母の妹との再会や育ての母の仕打ちなど 個人的なストーリーをふくらませてもっとメロドラマにしても面白いのかもしれない
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バンドマスターのジェンダー問題も意外にあっさり(同居したところでもしや?と感じ ベルリンでの匿名支援者のところでピンときたけどヒロインは気づくの遅くてw)
最初の演奏家の成功→二度目開催を渋られるという流れに少し分かりにくさあり

未だに大オーケストラに女性の常任指揮者が少ない理由とはなんなのだろう?
でもこれからは増えると思う