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「オーケストラの少女」に投稿された感想・評価

桃

桃の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画好きの大先輩に勧めて頂き、鑑賞。
大好きな映画の1つになりました。

非常に希望に溢れたストーリー。
作品中でも、"おとぎ話だから実現しないよ"と嗜められるシーンがありますが、
おとぎ話こそ、みんながそれを見たがるというのも事実。
諦めなければ、自分次第で道は開ける。

あらすじとしては、失業中のドローンボーン奏者の父の勤め先(楽団)がなかなか決まらず、困っていたところ、
ひょんなことから、"楽団をつくってしまえばいい"という知恵をもらった娘のパトリシアが、実現に向け、奔走するという話。

スポンサーをみつけたと思いきや、"無名の楽団に誰が支援するか"と言われ、
じゃあ有名な指揮者を…と大物指揮者ストコフスキーに(少々非合法な手も使い)こぎつける。

めちゃくちゃな部分もありますが、フィクションであることと、子どもが主人公で更に同情を誘う内容から、ご愛嬌。
ただただパトリシアは失業中の100人の実力ある演奏者達を救うべく、何度も訴えを続ける。
(隠れて忍び込んでは羽付き帽子でいつもバレてしまうのが可愛らしい。)

純粋な情熱がすべてを解決するという話ではないが、
少なからずパトリシアの機転が作用していて、あとは父の音楽を聴いて育った確かな耳、歌唱力でチャンスを掴む土壌に立てたというのも大きい。

好きなシーンはいくつかあるが、2つ抜粋。

1つは、指揮者ストコフスキーへの交渉に挫折してタクシーに戻ったシーン。

練習場で歌声を聴いたタクシー運転手が、

"夢を諦めるな、忍耐力が大事だぞ"
と慰めると、

"あなたならいつまで待てるの?"
と聞きながら、
"いまはお金がなくてタクシー代が払えないの"
とさりげなく話をすり替えていて、
この状況でもさりげなく自分の力で対処してしまう、しなやかさに笑いました。

もう1つは、やはりラストのストコフスキーの家での、失業者オーケストラ達の演奏シーン。
思わずストコフスキーの体が動き始めるのが最高に良かったです。

これは、困難に負けてしまいそうになった時に、もう一度観たい映画です。
やっぱりヘンリー・コスターはいいねぇ。ストコフスキー、カメラ映え。
土偶

土偶の感想・評価

3.5
子どもの頃は何度かNHKで見たのはずなんだが、フロスト氏他2名がまるでダチョウ倶楽部のようだったのが目から鱗。
ストコフスキーがメディア露出を行なってくれたおかげで、動いて指揮をする姿を21世紀を生きる我々が見れるのは嬉しいことかと。
ディアナ・ダービンの歌を始め音楽が一流という贅沢な作品。
lily

lilyの感想・評価

-
少女の無邪気さと行動力

おさまりがよく、これを死ぬ前に観たいと言ってた人の気持ちが少しわかったような気もする
aya

ayaの感想・評価

-
KINENOTEより/評点: 60 /鑑賞日時: 2013年7月14日 /鑑賞方法: DVDレンタル /鑑賞費: 80 円
モノクロ映画。のだめカンタービレに類するようなコミカルドラマです。失業中のトロンボーン奏者の娘が、持ち前の器量と美声を発揮して周りを翻弄し、オーケストラを結成して華々しくデビューさせる。。

クラシック音楽好きでないと楽しさ半減かもしれません。
けど、有名な実在の指揮者ストコフスキーが指揮する仕草が見れたりと、嬉しい限り。
また、ラストでは、固くな人格者を向こうにやり、指揮をするのりはコメディしてやったりって感じです。

押しかけ女房みたいに色々な場所訪れては色んな種をまき、
やがて開く大団円には、満面の笑みに美声。
こんな娘、一家に一台は欲しいです。

このレビューはネタバレを含みます

父に勧められ父と見た。

父の誕生日に七面鳥を食べさせてあげたいからって頑張る娘さん健気すぎて、人の為に全力を尽くすってすごいなぁいい子だなぁって思いましたが…。
やや熱テンション高くうるさくも感じたが、ご愛嬌。

指揮者の家で、指揮してください!!!ってアピールするおじさんたち、悪戯しあうおじさんたち、かわいい。
そして演奏がとても素敵だった。
アレルヤと家の曲と乾杯の歌…よきかな。

パッツィの歌声も素敵でしたよ。

なにより、ちょうど良い短さ。
nobuhiraga

nobuhiragaの感想・評価

4.0
1937年の映画なので80年以上前の作品であり、年代故の音響や疾走感ありすぎるストーリーに違和感は拭えないが、そこも含めて娯楽として楽しめる作品。

当時を代表する指揮者であるストコフスキーが実演しており、彼がオリジナルともされる指揮棒を使わないスタイルがとにかくカッコいい。

特に冒頭のチャイコフスキー5番であっという間に魅せられ、ハンガリアンラプソディなど数々の名曲と、犯罪を犯しまくりながらも超絶美声の主人公が映画を彩る。

1930年代の空気感の中で、クラシックの名曲を味わえる名作。
主人公がけなげ。やってることはほぼ犯罪では、と思うもののどうでもよくなる。タクシーの運転手が優しくていい。
「みんなも雇ってもらえるわ! 金づ...パトロンに」
失業楽士の娘がプロオーケストラを立ち上げて(!)、ストコフスキー(本人出演)を指揮者に据えるという快走劇。その後ストコが古巣のフィラデルフィアと決裂して若手演奏家のための楽団をいくつか作るのは本当の話。
色々な文化人に影響を与えた音楽映画の古典、ということではありますが、一方で登場人物の躁的なテンションに疲弊する部分もあり。行動力すごい...
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