予備知識無しでなんと無く見たけど凄い映画だった。エグい内容なんだけど目が離せないと言うか、モノクロームの陰影のバランスと隙のない構図による映像美と想像の余白多めで説明の少ない演出も素晴らしかった。
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このレビューはネタバレを含みます
「文明という薄皮を剥がせば、人間はどこまで残酷になれるのか」という問いを極限まで突き詰めた作品。
物語の中には、タイトルの「異端の鳥(The Painted Bird)」を表すシーンがある。
ある…
このレビューはネタバレを含みます
中盤、酒場でバイオリンが演奏されるシーンがあり、そういえばここまでずっと音楽というものが出てきてなかったなと気付いた。そういえば音楽って生きていくのに必要ないんだった。
悪い大人に振り回されて、だ…
セリフの少なさに圧倒されて途中まで気づかなかったけど、少年の名前を知らないまま観ていた。観客も登場人物も、少年の名前を知っていたのは最初の親族だけだったのだと思う。
名前を失うことはイコール人間とし…
youtubeで予告を見てこれ絶対見たい!と思っていた映画。
長い映画ですが、飽きずに一気に見れました。
原作はポーランドのユダヤ人作家、イェジーコシンスキー。
ホロコーストから逃れてカトリック教徒…
頭がぐちゃぐちゃにされてしまった。
何が良くて悪いのか。誰が悪いのか。
問い直させられる、突きつけられたような感覚がある。
倫理観がある人ほど見るに堪えないし、次は何が出てくるのかと不安になる。
子…
厳しい…。そして素晴らしい!
とうとう観てしまった…
東欧の火垂るの墓…、太陽の帝国…
人間の業、現実をより汚らしく、荒々しく見せつけられました。
戦争、争いがそうさせたのか、貧しさ、無知が人をそう…
圧倒的なモノクロの映像美で描かれる人間の醜さ、弱さ、そして強さ。極端に少ないセリフによって、少年の個人的ストーリーが壮大な叙事詩のように感じました。
異物を排除しようとする働きは命の宿命なのか。この…
筆舌に尽くし難い、少年の地獄巡りの旅。
陰鬱なモノクロ映像からして昔のロシア映画を見ているよう。ただただ荒涼とした大地にポツンと佇む叔母の家で、同じ日々を繰り返しながら両親が迎えに来てくれること…
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