タル・ベーラの初期作品。
後期の「ダネーション/天罰」「サタンタンゴ」のようにバシッと決めた構図や詩的なセリフが連続するというよりは、当時のハンガリーのドキュメンタリーという印象を受けた。ただ、長…
幸福と不幸
仏教的に欲やエゴが苦しみにつながり、この映画の人々は嗚呼なんて不幸なんだと、では、幸福とはなにかと、に再考した
人間の欲求レベルの下層の「生存、安全」レベルは保証され、次の「所属・愛、承…
労働者階級の生活困窮に輪をかけて、
この家族の場合、父親の人格に問題ありすぎ
究極のやな奴だけど
家族だから縁を切れないし、
住む場所がないから頼らざるを得ない
息子夫婦の、物質的にも精神的に…
タル・ベーラのリアリズム本当にすごい。
後の作品のようなファンタジックさはないが、それゆえストレートに痛烈に社会を看破する。
途中派手な演出なしに、最後余韻を引き摺るようなラストシーンで大きな感情の…
初タル・ベーラ。ドキュメンタリーチックでひたすら人が喋ってるだけです。これでもかとばかりに発せられる迫力でまともに観てしまって負のエネルギーを背負い込みました。
70年代、ブダペストには住宅難の人…
すこぶるキャシーカムホームっぽい
クロースアップのドキュメンタリーという点では初期のキェシロフスキっぽさもあると思ったけど、長編一本を全編持たせるほどに面白みのある見せ方でもなく、映像で一番印象に…
このレビューはネタバレを含みます
夫の両親のアパートに居候している女性が義父のモラハラに耐えながら娘を育てるがついに心が折れてしまう。
これは折れるわ。
終始ドキュメンタリータッチで進む。
会話劇主体で、長回しではないけど一つの…