ファミリー・ネストに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ファミリー・ネスト』に投稿された感想・評価

3.8

辛気臭さもなかなかのものなのだが、これが後のタル・ベーラ代表作につながっていくんだと思うと結構ビックリ。

クローズアップが異様に多く、また閉じられた空間でのカットで構成されているため閉塞感が非常に…

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ドキュメンタリータッチで悲痛なブダペストを描く。こちらが顔を逸らすのを許さない、リアリズム。
misty
4.0

タル・ベーラ監督処女作。遠景ショットがほぼなく、鬱屈した人物たちのクロースアップが続き、こちらもやるせなさでいっぱいになる。ハンガリー、もとい東欧諸国が抱えた貧しさとはこんなにも強烈なものだったのか…

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1329
3.9
妻はきっと戻ってくる。
色々あったけど妻を愛してる。
暴力は振るってない。
6年間の結婚生活で、2回しか殴ってない。少ないだろ。
kt
3.3

タル・ベーラの初期作品。

後期の「ダネーション/天罰」「サタンタンゴ」のようにバシッと決めた構図や詩的なセリフが連続するというよりは、当時のハンガリーのドキュメンタリーという印象を受けた。ただ、長…

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3.7

幸福と不幸
仏教的に欲やエゴが苦しみにつながり、この映画の人々は嗚呼なんて不幸なんだと、では、幸福とはなにかと、に再考した
人間の欲求レベルの下層の「生存、安全」レベルは保証され、次の「所属・愛、承…

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親子、孫合わせて9人暮らしの家族。
特に孫の躾について父親と息子の嫁の喧嘩が絶えない。家父長性の神髄。
3.8

労働者階級の生活困窮に輪をかけて、
この家族の場合、父親の人格に問題ありすぎ

究極のやな奴だけど
家族だから縁を切れないし、 
住む場所がないから頼らざるを得ない

息子夫婦の、物質的にも精神的に…

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長編1作目という事でまだタルベーラ感はそんなにないが長回しは健在
ダルデンヌにも似た感覚
社会派だったんですね..すみません
3.8

タル・ベーラのリアリズム本当にすごい。
後の作品のようなファンタジックさはないが、それゆえストレートに痛烈に社会を看破する。
途中派手な演出なしに、最後余韻を引き摺るようなラストシーンで大きな感情の…

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