綺麗で切ない。
真摯に向き合ってくれる人達も、三上が心を閉ざしている時は、何か上手く相入れない。彼が解放した時に初めて、日々が優しくなっていく。最後についた切ない嘘も、誰もが少なからず経験している事…
このレビューはネタバレを含みます
よく言えば純粋な人なのかな、そんな三上がまだ鮮明に残ってるから、エンドクレジットが終わっても喪失感がせり上がってくる。就職のお祝いパーティー、自転車を漕ぐ姿、少し切なさの混ざる元妻との電話等、あらゆ…
>>続きを読む三上としての視点と世間としての視点の転換は見事。
序盤は役所広司のかわいらしい演技も相まって、「三上がんばれ!」と、私たちの応援を喚起する。
中盤、三上の狂気に触れることで、私たちは一気に世間の…
この世界は、筋彫りだけの三上の墨みたいに空っぽだった。社会全体がマニュアル化されて、わかりやすいものが正しいとされてる、うわべだけの世界。
あんなに真っ直ぐに生きている人が、最後に嘘をつかざるを得…
ずっと胸が詰まる映画。タイトルがすごいなあ。
同じ監督だと永い言い訳を見たことがあるけれど、共通するのは、人生は悲哀も喜びも嘘なく存在することを描いているところだと思った。
主人公が投げかけられる「…
役所広司が好きなので見ました。
すごく良かった。
考えさせられた。
良い人なんだけど、まっすぐ過ぎる。
社会だと難しい性格。
893が悪いんだけど、小さい時の環境を考えるとかわいそう。
犯罪者は、…
すばらしき世界…。
ラストの方、介護施設で主人公が怒りを我慢して、まわりも笑って、余計な事はせず長いものに巻かれろ…。
それが世間で言うところのすばらしき世界なのか。
この題名考えされられるよ。
…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会