【ジャケ裏のあらすじ】
下町の片隅で暮らす三上は、見た目は強面でカッと頭に血がのぼりやすいが、まっすぐで優しく、困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で過ごしてきた元殺人犯だ…
これ、原案がノンフィクションなのね。
実在の人物を描いた佐木隆三さんのノンフィクションの本「身分帳」らしい。
まず思ったのが、梶芽衣子の存在感というか、オーラがヤバいなあ…ということ。
脇役だけれ…
産まれてからの環境で培われた普通が、世間にそぐわないと言われると生き方そのものを否定されてるようで激怒する気持ち、自分に置き換えれば良くわかる。
その普通を活かせる環境や帰れる家を捨てることは簡単な…
偽善者になることより真っ直ぐに生きる意思を貫いた主人公は素晴らしい
否定や馬鹿にすることが聞いてる人によっては本人じゃなくても、生きづらくさせてる事はあるし、大人になればなるほど言葉選びには気をつけ…
自分にはそんな性分ないんだけど、引き込まれて主人公の感情の機微が痛いほど伝わってくる。
不器用で要領の悪い主人公なのに見ていて愛おしくなる。
最後は切ないけど、なぜか不思議な清々しさすら感じた。
脚…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会