愛しの母国の作品情報・感想・評価

「愛しの母国」に投稿された感想・評価

Jaya

Jayaの感想・評価

2.2

このレビューはネタバレを含みます

中国建国70周年記念オムニバス映画。まあプロパガンダとまでは言えないでしょうが、とにかく手放しの人民称賛がどこまでも続き、「アルマゲドン」を延々と見せられているような。

「前夜」は建国式典の国旗掲揚機の技術者のプロジェクトX。画のダサさもそっくり。細かいツッコミどころが多すぎます。
「相遇」は原爆開発技術者のお話。原爆開発を持ってくるセンスがもう理解できません。保有国の人らには理解できるんですかねえ。セットがちゃちいです。
「奪冠」は中国版「東洋の魔女」を絡めた少年の恋のお話。子どもに無茶させてテレビを見る。うーん…。オープンセットが朝ドラみたいな陳腐さ。
「回帰」は香港返還式典を巡る関係者のお話。近年の状況を考えるとどうにも白けます。時計屋の話もショボい。
「北京你好」は北京五輪の開会式を背景にしたお話。親父の演技だけは良かったです。競技ではなく開会式、というのが五輪商業化に対する皮肉だったら面白いのに、と思ったり…。
「白昼流星」は神舟11号を背景にしたお話。まあさすが陳凱歌、いきなり画の美しさが違う。上手く寓話化して、一番マシでした。神舟も添え物程度でしたし。中国版「はやぶさ」じゃなくてよかった。CGに興醒めでしたが。
「護航」は軍事パレードのパイロットのお話。人民解放軍の戦闘機ってこんななんだ、くらいしか思いませんでした。

全体的に脚本のレベルが低く、その上にナルシシズムに溢れていますので、まあ見ていてしんどかったです。制作の経緯からして、かなり制約はあったんでしょうが、予算は青天井なんだろうな、とも感じました。
まあこの手のものは日本でも結構見かけますが、どこの国だろうが見れたもんじゃないですね。
qーp

qーpの感想・評価

3.0
【我和我的祖国】2019年10月、劇場で。

国慶節映画。7話オムニバスだったけど、バレーボールが良かったかな。
ちくわ

ちくわの感想・評価

3.3
いや~~面白かったwww
内容に疑問はあるものの普通にひとつひとつが良くできてます。良き事をしたものは報われるし、報われるだろうという希望に満ちている。
6、7話目なんか度直球にプロパガンダで笑ってしまいましたが(なんせ現実ではアメリカにぼっこぼこにやられてる現状に首席がかつての長征にながらえて国民を鼓舞しちゃいましたしね)、まぁ建国70周年記念作品だから…

それぞれの監督の色がでているものの愛国で纏まってるのでさほど違和感を感じません。とにかくそれぞれ構成がうまい。流石今をときめく監督を集めて撮らせただけあるという感じ。これが中国で爆発的に受けた理由がわかる。
しかし一番大御所のチェン・カイコー作品が一番最悪につまらなかったのが面白い現象だなと思います。流石にあれはやり過ぎでしょww

中国の監督はシナリオに制限があるぶん、如何に映像で引きつけるかというところに力を入れてる感じがします。邦画が益々オワコンになっていってるし、金がないのは悲しいことだなとしみじみ思う…

率直に私が中国人ならめっちゃ面白かっただろうな~~!!!みたいな感想です。
日本人が『日本のいちばん長い日』を見てぐっとくる感じに近いんじゃないかな…
健一

健一の感想・評価

4.0
都内を含め全国でわずか2館での公開。
しかも 短期限定公開 & 都内は夜一回の上映のみ。
配給会社も正直 聞いたことない会社(失礼!)。
ハードル高いな。スケジュールの調整 大変でした。
ある意味 貴重な作品?
劇場で観れただけでも良かったとしよう! (ぺこぱ風に 笑。)

中国建国70周年を記念して去年製作された中国🇨🇳作品。
激怒の70年を それぞれの視点から描いた7つのエピソードで構成されたオムニバス映画。
巨匠チェン・カイコーが総合監督。

究極の中国バンザイ映画。中国人の為だけに作られたような作品。
にもかかわらず、大感動 大興奮 大号泣 大笑いしてしまった不思議な魅力がある作品。
それは同じアジア人として通じるものがあるからだろう。

どのエピソードも この70年の間に起きた歴史的瞬間の前日譚として描いているのが素晴らしく しかも携わっている人々が 名もなき一般市民 という所が一層 親近感が湧く。
偉業を成した政治家でも、スーパースターでも、宇宙飛行士でもない。
自分の仕事に誇りを持ち邁進してる人、貧しい暮らしの中 必死に生きてる人、明日への希望を抱き今を懸命にもがく人。
何処にでもいる普通の市民達が 愛しの母国 の為に奮闘している姿は観ていてとても勇気づけられる。
そして どのエピソードもその希望に満ちたラストに胸が熱くなる。
素晴らしく良くできた作品だ!

個人的にはチャン・イーモウ監督の「活きる」でカンヌ映画祭男優賞を受賞した グォ・ヨウのコミカルに奮闘するお父さん役が印象的だった。もう30年位 トレードマークのスキンヘッドは今でも健在なんですね!

唯一残念だったのは 7つのエピソードがあるのだが、段々とつまらなくなっていったこと。
一番最初のエピソードが一番感動した🥺。6つ目、7つ目(最後)のエピソードは ちょっと ❓ な感じ。
ちなみに 総合監督のチェン・カイコーは6つ目を監督。正直 一番面白くなかったです(笑)。

本作には続編というか姉妹編があるらしく今週末より公開されるそうで。
そちらも楽しみです。


2020年11月2日
グランドシネマサンシャイン(池袋)
SCREEN 2
💺111
客入り 私を含め13人。

レイトショー鑑賞は嫌いではないですが、雨のレイトは嫌ですね。
寒いし 濡れるし 暗いし。
中国の「ド直球」作品、全体としてスケールの大きな背景のホームコメディや人情ドラマ仕立てで、濃いめだが観やすく割り切れば楽しめる感じはあるものの、自分は観ていて「引っかかる」ところもそこそこあったし、いろいろな角度の情報で事実と自分の価値観を静かに持っておきたいと思った
全編紅、紅、紅。五星紅旗、五星紅旗、五星紅旗、だけの映画。
見せ方だけなら『芳華Youth』でコカコーラのに赤と掛け合わせた方がよっぽどマシだった。その表現の万分の1ほどの効果も無い凡庸な繰り返しにひたすらうんざり。

そして、苦笑が嘲笑へ、そして哄笑へと。

時節柄スクリーンを眺めながら声を出して嗤うことは憚られるのだが、この映画を前にしてその縛りはちと厳しすぎると言わざるを得ない。

同じ館で先日特集上映のあったセルゲイ・ボンダルチュク特集でも何本かの国威高揚映画に笑わされたし、数日前に見た『わたしは金正男を殺していない』(原題『ASASSINS』)には国策捜査の愚かさを見たところだが、表現についての全体主義的統制ということではソ連〜中国〜北朝鮮への「指導・教化」の流れは連綿と引き継がれ、かつ一定の成果を上げているということなのだろう。

この映画についていうと、20分程度の短編7編によるオムニバス。登場するエピソードは①49年の国家成立宣言(毛沢東の演説)②64年の核兵器所持③84年のLA五輪女子バレーボール優勝④97年の香港返還⑤08年の北京オリンピック⑥15年の抗日戦争勝利70周年記念式典⑦16年の有人宇宙飛行。これらを国家的偉業と位置付け国家を褒め称える内容。原題花『我和我的祖国』)

①と④は寸分の(というより文字通り「一秒」の)誤差なくイベントを成就することの価値が称揚され③と⑤以外は悉く軍、武力に関する逸話。
一番大嗤いしたのは④。五星紅旗と並んではためくバウヒニアの花の赤い旗は、一度もアップで捉えられることはなく、もちろん「一国二制度」への言及もない。150年の英国支配からの解放は20年の「移行期間」を経てジミー・ライやアグネス・チョウの排斥に至る訳だが、既にこの時の映像にその予告が見て取れる。作家(国家)の意図とは別に見る者に普遍的真実を伝えてくれる。

そして最も戦慄させられるのは②だろう。核兵器開発過程での被爆事故が「わが祖国」を愛する者の献身的犠牲に置換されるなんて!

せいぜい、他山の石として我が身を律するくらいしか価値のない150分でした。
Akira

Akiraの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 70周年の祝賀ムード真っ盛りの国慶節に、中国本土で鑑賞しました。
「ただのプロパガンダ」と、切り捨てるも我々の自由ですが、やはり「中華人民共和国」の歴史観を知る上では欠かせない映画ですね。

 個人的には『相遇』と題された、中国初の原子爆弾実験成功の話です。唯一無二の被爆国と冠する日本人からすれば、ありえない脚本が設定されているでしょう。しかし、その物語を見れば、戦後史を第三世界としてサヴァイブした中華人民共和国の物語が見えてきます。
『北京你好』2008年の北京オリンピックの話が一番ほっこりとしましたね。こういう素朴な労働者の話が挿入されていること、そして「回到那一天」の曲調が映画にピッタリでした。葛優の好演がまた良い。

 一方で誠に残念だったのが、チェン・カイコ―が監督した『白昼流星』。内蒙古の自然を背景に、困窮する兄弟と、彼を導く叔父?の逸話が始まったかと思いきや突然のロケット着陸…。扱った題材自体にそこまでの感動が生まれるのかどうか…という疑問もありますが、期待していただけに肩透かしを食らったような…

 興味深かったのが、香港返還を描いた『回帰』。
公開当時も、香港では暴動の真っ最中かと思いますが、内地ではほとんど報道もされず、ただの暴徒扱いでしたね。その最中に迎えた「建国70周年」という大イベントです。中国人(内地)がいかに香港返還を屈辱の歴史からの脱却と称賛する一方で、香港ではその中国(共産党?)を罵倒するという顛末ですね。現実とスクリーン上のギャップを知る外国人としては不思議な気持ちでした。
 余計な話ですが、この「回帰」は劇中でも手放しに称賛し喜びに満ち溢れた描写からも、ある種、香港へのメッセージを感じます。しかし、逆の視点から見ると、この「建国70周年」という国家の威信をかけた大イベントに香港は真っ向から唾を吐きつけたと、本土人の目からは映るのかもしれません。
ことは

ことはの感想・評価

4.5
中国建国70周年を記念して国慶節に上映された映画。ショートムービーの詰め合わせ。建国から現在に至るまでの、中国におけるビッグイベントについて知れて良かったし、中国人がなんで国慶節にあんなに盛り上がるのかがわかった気がする。主題歌も良い。とにかく紅い映画!!
ジリ

ジリの感想・評価

5.0

忘れてた愛国心を思い出す

卓球の話が1番好きで普通に感動して泣いた

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