TOKYO TELEPATH 2020の作品情報・感想・評価

TOKYO TELEPATH 20202020年製作の映画)

上映日:2020年10月10日

製作国:

上映時間:49分

3.6

あらすじ

「TOKYO TELEPATH 2020」に投稿された感想・評価

a

aの感想・評価

5.0
生き物みたいなTOKYOを見た。目に流れ込んでくる情報量の多さとその速さ、目まぐるしく変化する波に飲まれ皆同じ魂を擦り込まれたような侘しい都市的人間の羅列。その中で皆既日食を見て視力を失ったオジサンやブラインドサッカーをする男性のイキイキした表情はTOKYOの中で一際輝いているように見えた。「念力」や「電波」などが肌着をも貫く鋭利な映画。
音がかっこいい。でもイキきれない感じ。祭太鼓+ノイズ、好きだなぁ。
とてつもなく得体が知れず、とてつもなく底知れない。この映画を観て抱いた感覚がそのまま東京のオリンピックに対するわたしたちの不安(もはや期待なんてものは微塵もない)に直通。もはやこれがテレパスなのか。電波をビンビンに感じる。音が凄い凝ってる。
10.30(金)に渋谷イメージフォーラムにて鑑賞。

少し前、フォーラムで「台湾実験映画特集」と言うプログラムを観た際に予告を観て、気になっておりました。
その時もそうでしたが、こう言う映画って観た後に特に話すこともないと言うか、「考えるな感じろ」なものなので、理解できなかった部分は放置していいと思い、一緒に観に行った友人に「おもしろかったね。」と一言声をかけて劇場を後にしました。

宇宙から何かしらの任務で派遣された女の子が、フォーメーションとかフージョンとかエボイブ?とかしようとして東京を歩き回っている映画でした。
milagros

milagrosの感想・評価

3.9
オリンピックを信じるよりも、この映画が爆音で押しつけてくる怪しい都市伝説と
彼女たちの電波の魅力に身を委ねるほうがずっと楽しい。
オリンピックへ向けて変わっていく東京の景色に対して自分が感じていたモヤモヤにかなり近いものが表現されていた気がしてありがとうって感じ。
コロナウイルスとか表層的な団結の奥にある分断とか、目に見えない脅威に対してテレパシーは心強い。東京を護ってください!
佐藤

佐藤の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

 今までにない映像体験だった…何だこれ…。途中、めちゃくちゃ不安を煽るような映像+音でお腹痛くなった。ジャンルが分からない。強いて言えばSF?普段観ている映画がどれだけ「親切」か、また自分がジャンルという先入観、形式に頼って鑑賞しているか痛感した。
 寿司ロールみたいな、外国から見た「日本」のような違和感。東京タワーとかスカイツリーはもう東京の象徴というより日常風景に溶け込んでしまっているから、映画の中でそういう風に扱われるとやっぱり観光客というか、外からの視点を感じる。後、謎の忍術。隠れ蓑の術は笑った。作中の龍脈とか日本を「Dragon Country」って言ったり、「日本」をとことん茶化してる感じして面白い。
 宮沢賢治の詩の引用。有名な「春と修羅」の「わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です」。テレパシーに寄せて言えば「わたくし」の境界があやふやになっていく、みたいなことなんかなあ。クロースアップは「普通」の物語映画では筋の上である程度必然性をもって生まれる人物の感情に焦点を当てる効果を果たすが、筋があんまり分からないから感情に焦点を当てる技法として自分の中で処理しようとしても、何が起きてるのか分からなくてただただ不安になる効果を果たしている?そしてその不安感、目の前に大きく写されている人物が本当に分からない不安感は、何だか自分が揺らぐような感覚を与える。
このポスター!このタイトル!予告見てからずっと気になっていた映画。
オリンピックを控えた東京で結界を正す女性と、能力者の少女とのコンタクト。
まるでSFのように撮られた東京が、もはや踊れるレベルの音響と編集で怒涛の如く綴られる。テレパるとしか形容できない体験!
電波バリバリ、TOKYO観光。うちの近所の公園で監督に似た方を見かけたんだけど、本人(ロケハン?)だったんだ。というくらいの、ただの私の生存エリアの描写に、グリッチノイズをのせた感(イヤホンでRicardo Dal Farraを聴きながらの散歩。あの公園、当然皆のものなんだけど、実は私の庭なのです)。キャストが可愛かったけど、宇宙感を取り入れるなら、もう少し深みが欲しかった。
osakana

osakanaの感想・評価

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自然 対 人工(アート)のせめぎ合いの淵で揺らめく人間たちの身体の脆さ、コンクリートの固さ

現代映画らしくデジタルの画質を余すところなく活用した正しくて頼もしい画作りで、機械=カメラを全く意のままに操縦するカメラマンの手腕が際立っていた
〈近さ〉と〈遠さ〉がカメラのレンズによって固定されることなく常に行ったり来たりする自由さ
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