「人生何があるかわからない」
という安易なテーゼをよく聞くが、それは個々人、とりわけ他者の人生に内包された膨大なエネルギーが軽んじられているのではないかと個人的に思うところもあるのだが
本作はわずか…
3時間超のはずなのに、気づいたら最後まで一気にみてた。フィリップ・シーモア・ホフマンさんの表情、すごくぐっときたし、トム・クルーズさんの珍しい役に唖然とするわ、その後少しずつ判明する過去とそのことで…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
今作はポール・トーマス・アンダーソン(以下PTA)の国際的地位を確立した作品であり、以降のPTA作品に頻繁に用いられる"機能不全の家族"のモチーフが提示されている
今作は、無関係な複数人の物語を同時…
とんでもねぇな、色んな意味で。
色々な人物の物語がテンポのいい音楽で交錯する前半は何が起こるかと期待が高まる。
徐々に繋がりを見せてきて家族の確執の物語のテーマが見えてきた中盤から雲行きは怪しくなる…
重いテーマなのに、不思議とテンポがよくて3時間あっという間
みんなそれぞれ問題を抱えていて、見ててきつい瞬間もあるけど、どこか愛おしい。
人物同士のつながりがじわじわ見えてくる構成も見事で、唐突すぎ…
新作が楽しみなので同監督作品を予習する為に鑑賞しました。
結論から言うと圧倒された。すごい。考察のしがいがある。脚本が半端ないです。
先が読めない展開に夢中になりながら心のトラウマや親子の呪い、人生…
PTA群像劇の到達点。さあどうなるどうなるからの、あれの落下は評価が分かれるところだろうが、どんな珍奇なことでも起きる時には起きるのだ。冒頭からその点については真摯に語ってきた結実があのラストなのだ…
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