ビルド・ア・ガールの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ビルド・ア・ガール」に投稿された感想・評価

s

sの感想・評価

3.8
uniさんの試写会で『ビルド・ア・ガール』を鑑賞。16歳の文才はあるけどイケてない女の子・ジョアンナが主人公。ティーン向けの作品かと思ってたけど、大人でも刺さる映画だった。10代って可能性に満ちてて、怖いもの知らずで、劇中のジョアンナの行動が大人になった側の私から見たら痛いな〜って思うようなものばかりなんだけど、いや10代ってこんな感じだったな無敵だよねって懐かしい気持ちになった。ジョアンナの夢に向かって突き進んでいく姿は羨ましくもあり、背中を押された様に思えた。

この作品でジョアンナが恋をするロックスターのジョンを演じたアルフィー・アレンを知ったんだけど凄く良かった。多分、みんなジョンに恋してた。音楽の才能があるのは勿論、至極真っ当な大人の男性なんだよね。音楽情報雑誌会社の男性とは雲泥の差があるくらいに。どんなに成功して親の代わりに家賃を支払って車を買ってあげてても、まだ10代の女の子なんだよ。ジョンがジョアンナに接する態度が一歩線を引いたもので、本当に真っ当で観てて安心した。そりゃジョアンナも好きになっちゃうよね。終盤の2人の会話が特に大好きで、これからのジョアンナの人生に大きな影響を与えたんじゃないかな(この時のジョアンナのファッションが一番本来の彼女らしい服装で好き)

10代の人達は勿論、これから何か始める人、始める勇気がない人に観てほしい。勇気を出して始めてみることの重要さが分かる。始めたら何かが変わる、失敗してもやり直せばいい。悩んでる時間は勿体ないよ。
nam

namの感想・評価

3.7
「回り道しても、失敗しても、後悔しても前に進む青春讃歌ムービー」

uniさんの試写会にて。

「ブックスマート」で和田になったビニー・フェルドスタイン主演の青春ムービー。

本作では冴えない女子高生がロック音楽誌のレビュアーとして活躍していく中で、葛藤したり、成功したり、挫折したりを経験していく青春讃歌になってました。

ブックスマートのようなパワフルなコメディチックなものよりは、やや青春特有の痛々しさや空回りさなども含めて描いていて観ていて辛くなる場面もありましたが、そんな黒歴史も含めて青春なんだ!いくらでもやり直せばいい!というメッセージを感じます。

「何か変わりたい」というモヤモヤした思いを、雑誌の辛口レビューという活路を見出し、存在意義を見つけるものの、髪を染めて、派手な洋服に身を包み、家族を遠ざけ、そしてやる事はひたすらバンドを批判し、コキ下ろすというまるで悪魔の契約を結ぶが如くダークサイドに堕ちていくのでとても切ない。

でもそんなものも全て含めた変化や葛藤こそ"青春"であり成長と思わせてくれる演出やビニー・フェルドスタインの演技は圧巻でした!
(@uni_cinema)試写会にて
一言でいえば元気がもらえる映画
昨日と今日とに違いもなく、永遠に明日が訪れない
そんなジョアンナが自らの力で道を切り拓いていく姿には元気がもらえる
音楽がおしゃれだし、自分の力で走り出し、転んでも立ち上がり進み続ける様子は素敵だった

正直、エンパワーメントムービーは飽和気味
でも、本作は、恋愛がメインじゃないし、少しファッションやメイクを変えたら超絶美人でモテモテみたいな話でもなく、すごくリアルに元気づけられる

主人公と年も離れてるし、一歩引いた目で観たけど、メッセージは大人でもささる

そして、ジョン・カイトとして出てくるアルフィー・アレン
ゲーム・オブ・スローンズのイメージが強かったけど、色物じゃなく、正統派にイケメンしてて、なんかすごいほっこりした
本作だと彼が出てるシーンはいいとこが多いんだ
Birdn

Birdnの感想・評価

-
エンパワーメントムービーというキャッチコピーに相応しい内容。
病床でお母さんがジョアンナにかける言葉は誰もが心にくる、きっと
弱冠15歳で作家デビュー、メロディメーカー誌で最年少ロック評論家、17歳でタイム紙のコラムニスト、TVでも活躍するキャトリン・モランの実体験を基にした同名小説を彼女自身が脚本化し、「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のビーニー・フェルドスタイン主演で映画化した本作を観ていると、何者でも、何をしたいかも分からず、ただもがいていた高校時代が思い出されてほろ苦くなる。
ロンドンまで車で約2時間半、ウォルバーハンプトンで暮らす16歳のジョアンナは、心奪われる男子もなく、刺激もない街にうんざりしている。
そんな或る日、大手音楽情報誌「D&ME」のライターに応募し、ひとりで大都会ロンドンへ乗りこみ、仕事を手に入れることに成功する。
しかし、取材で出会ったロックスターのジョン・カイトに夢中になり、冷静な記事を書けずに大失敗してしまう。
編集部の起死回生へのアドバイスで、“嫌われ者”の辛口批評家としてジョアンナは再び音楽業界に返り咲いていく。
髪を真っ赤に染め、大胆で奇抜な衣装に身を包み、過激な記事を書きまくる辛口批評家“ドリー・ワイルド”へと変身した彼女は爆発的な人気を得るが、徐々に自分の心を見失っていく。
売れっ子になったドリーは、音楽が諦められない父、双子の育児に追われる義母、音楽同人誌を続ける兄との生活を支える一家の稼ぎ頭になるが、特ダネ狙いの編集者やヨイショする取り巻きに囲まれ、彼女の暴走はもはや制御不能となり、嫌なやつになってしまう。
そんな彼女は有頂天になっている時、或る切っ掛けで自らを見詰め直し、誤っていたことを正していく。
コロナ禍の社会になり、1度失敗したら終わりという風潮が強くある今、本作は、失敗してもいい、得意なことがあってもなくても、成功してもしなくても、人間らしくあればいいと、我々にエールを送っているような気がする。
KUBO

KUBOの感想・評価

3.7
『ビルド・ア・ガール』を uni さんのトーク付き試写会にて鑑賞。

なんと言ってもビーニー・フェルドスタイン! 『ブックスマート』で大ブレイクしたビーニーだけど、本作でも大胆だけど飾らない独特の魅力が大爆発!

詩を書くのが趣味の、地味でちょっとズレてる太めの女の子ジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)。その文才を活かしてイケてる女の子になろうとロック雑誌のライターに応募したら、あれよあれよという間に人気者に!

この地味な鈍臭い子から髪を真っ赤に染めたライター「ドリー・ワイルド」に変身して、夢のような暮らしを手にするまでは、ビーニー・フェルドスタインの魅力爆発! この子の演技は鼻につかずに本当に自然でかわいい! 

でも、よくある「どこにでもいる地味な子」が大成功する話かな(?)と思っていると、後半ビーニーがある「大失敗」をして、実はここからが本当のテーマなのかな?

あまりに極端な大成功とジェットコースターのような急降下! からの「本当の私」って何?

実はこの作品、脚本のキャトリン・モランの実体験に基づく作品らしい。脚色があるとはいえ、16歳の女の子がすごい人生だな〜。出てくる音楽とか聴けばほぼほぼ同世代だし、懐かしくて楽しいところも。

女の子の「夢」と「初恋」、「挫折」と更にその先へ。

「失敗しても何度でもやり直せる」

第四の壁を超えて直接観客に話しかけてくるメッセージは作者からのダイレクトな思い。

「次の10年を壊しに行こう!」まだまだ男社会だった90年代のロンドンは、キャトリン・モランら先駆的な女性たちの活躍によって、きっと前進したに違いない。

ビーニー・フェルドスタインの大活躍に大笑いして見てる中に、けっこうシリアスな女性問題なんかを含んでる意欲作。オススメです。



*「批評」というものが作品の中心にあるので、過激なことを書いて「バズったもの勝ち」みたいな昨今の風潮への批判も含まれていたり、同じレヴュアーとしても考えさせられた。
bayapo

bayapoの感想・評価

4.5
めーーーーちゃめちゃ良かった
化粧とかおしゃれに目覚めて綺麗になっていく様とか、恋に対して体当たり過ぎるところとか過激過ぎちゃうとことか、観ててうわ見覚えある何なら記憶ある( ◠‿◠ )汗ってなる場面が沢山あった〜
こういう映画を見ると【貴方は何になりたいのか、何をしたいか】論争に陥りがちなのだけど、ジャックラカンの言葉を借りれば、人の欲望の根源は他者の欲望であって、何になりたいとか何をしたいって一見自分の意思で決めてるようだけど、実は周りの人の影響を大いに受けているのよね。(主人公が家族や周囲の音楽関係や、好きになった人の影響を受けているように)
だからこそ、どの環境に身を置くか、どんな人と関わるかって大切なんだと思う。今まで出会った他者を大切に、これからまだ見ぬ他者も、面白そうな人には真摯に向き合っていけるといいな〜楽しみ!
mmm

mmmの感想・評価

3.6
uniさんの試写会にて鑑賞

テンポ良く話が進むからすごく見やすい
ロックとか全然知らないって人も、主人公自身がロック知らないけどライターやってるのでめちゃくちゃ見やすかった
でもなかなか下ネタ多いので、耐性ない人はやばいかも!

90年代ってまだまだ女性は男性のお飾りみたいな印象が強いけど、主人公ジョアンナはセクハラも全部はねのけて突き進んでく
所々のジョアンナのセリフが胸に刺さるし、90年代の話なのに現代に通ずることが多い
16歳の少女の等身大の背伸びって感じがして、青春映画でもあってそういう時期あるよなって思いながら見れた
何回失敗してもいいや!!って思わせてくれる、ジョアンナのパワフルさに元気をもらえる映画

個人的にはジョアンナの部屋がとっても可愛くてツボでした

ビーニー・フェルドスタインはもちろん良かったんだけど、『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンとしてはアルフィー・アレンがすごく良い役でめちゃくちゃ嬉しかった!
はやし

はやしの感想・評価

3.5
@uni_cinemaさんの試写会に呼んで頂き鑑賞。グレイテスト・ショーマンのP.T.バーナムとイメージが重なった。本作の主人公との差は年齢だけで、どちらも間違いに気づかせてくれる家族の存在が大きい。周りの支えはもちろんだけど、道を間違えたことを認めて分岐路まで戻ることの出来る主人公は清々しいし、そういう人間は強いと思う。自傷に使ったコンパスを隠した犬、グッドジョブ。

本当はお土産にラップに包んだ飲み掛けのジョッキビールを持ち帰ってくるような抜けた女の子で、90年代のセクハラ社会をのらりくらりとかわせる意志の持ち主で。イラつく言動もそこまで後を引かないのが不思議。しかし、助言をくれる家族や先生に向けるあの憎たらしい顔といったら!

試写室が時折笑いに包まれるのも小気持ち良かった。あとエマ・トンプソンの高笑いはいつ見ても気分がいいよね。
Yosuke

Yosukeの感想・評価

-
『ビルド・ア・ガール』、一足先に見させていただきました。
なりたかった自分が本当になりたい自分じゃないと分かったら、何度だってやり直せばいい
自分の人生は壊して新しく作っていけばいい!なりたい自分になりたい君へ
>|

あなたにおすすめの記事