万田邦敏と珠実のコンビがまたしても、男女のあわいに蠢く魅力的なサスペンスを撮ってくれました。
とにかく、一組の男女を同一のショットに収めるのが抜群に上手い。そのショットの繋ぎも、凝りに凝っている上…
このレビューはネタバレを含みます
映画『愛のまなざしを』を観ました。
怖い女の話。
つか、精神科医なら女の虚言癖くらい見抜けよ。と思いました。ぐぐったけど、彼女はミュンヒハウゼン症候群とは違うみたいです。
まあ、彼女の嘘を信じた主人…
仲村トオルさんと工くん。
杉野希妃ちゃんと中村ゆりちゃん。
大好きな森口瑤子さんも!
大人の男と大人の女。
松本清張の世界、昭和を感じさせる雰囲気が大好きです。
希妃ちゃん演じる綾子のリア…
万田邦敏の最新作。愛と狂気の映画だ。精神科医の貴志(仲村トオル)亡き妻・薫(中村ゆり)貴志を誘惑する綾子(杉野希妃)、貴志は薫の亡霊に取り憑かれ、綾子は嫉妬に燃え上がり、薫も狂っていた事実が明らかに…
>>続きを読む やや理屈っぽいかなとも思うが、グイグイ引き込まれるおもしろさ。幽霊映画でもありサイコサスペンスでもある。目に見えない事象、心の動き、人間が堕ちていく様を形として浮かび上がらせる手腕が見事。
杉野…
閉じられた空間でポジションを変えつつ対話を重ねていく登場人物たちはそこに沸き上がるエモーションを静かに表象し、愛のまなざしに囚われた仲村トオルはラストのカットバックにおいて自らの愛のまなざしを初めて…
>>続きを読む渋谷ユーロスペースにて鑑賞🎥
この映画のチラシに記載されていた「鬼才・万田邦敏監督による愛憎サスペンス」という惹句を見て「なんか面白そう…」だと思って観てみたら、メチャメチャ面白かった。
今年(20…
『愛のまなざしを』、このタイトルからして気になるところであるが、幕開けからほんとうのタイトルは『その手はいつも私の肩に触れていた。私はいつも感じていたのだ、愛のまなざしを』であることが明かされる。こ…
>>続きを読む打ちっぱなしの壁、間接照明、厚く塗られた絵画の出口(入口)、硝子と硝子が接触する音、階段昇降の靴音、そして何より仲村トオルの佇まい、その全てがこれから目撃させられるであろう事態を予兆しているみたいで…
>>続きを読む©Love Mooning Film Partners