ぴあフィルムフェスティバルなどで受賞歴を持つ池田暁の長編映画4作目である。個人的に、この監督の映画を見るのははじめてだ。
すでにいろんなところから言われているように、アキ・カウリスマキっぽいな…
なんて恐ろしい映画。。
物語の舞台は、毎日9時〜17時で規則正しく戦争をする架空の町。何のための戦争なのか、戦争相手の町はどんなところなのか、誰も知らない。しかし戦争の日々は淡々と続いていて、兵隊…
昨日までこの映画を知らなかったけど、好きな映画館キネカ大森で監督と片桐はいりさんの舞台挨拶付きでやると知り、急に気になり観にきた。
こういうタイプの映画ね。無表情、棒読み、淡々と進んでいく。
だけ…
20210523
予告編を観た時は、「さよなら、人類」と「亀は意外と速く泳ぐ」っぽいなーと思った。
めっちゃよかった。
序盤は好きなタイプのシュールな世界をニヤニヤ楽しんでたんだけど、途中から…
確かに、落ち着くべき場所に落ち着く。
戦争があって、案外向こう岸は恐ろしい場所ではなくて、相応の被害が出て。
どこまでも削ぎ落とした戦争映画。
無駄な描写が多いように見えて、ある意味ミニマリズム。
…
ヒコロヒーのラジオでおすすめしてたので鑑賞
決まった時間に決めまれた業務をこなす。
そこに疑問や目的ゴールはなく淡々とこなす。
それがこの映画では隣町と川を挟んだ戦争を通じて描かれていた。
住…
シュールと言うか何というか…ねじ式のような世界。
まじめな町の人々は毎日9時から5時まできちんと戦闘。楽隊は毎朝町中を行進。みんなぼんやり生きてるから理由なんて知らない。昔からずーっとやってきたから…
シュールで変わった作品。いや、何だろう、そう言う意味ではないな。
会話や行動、仕草やセットまでもが平面的な不思議な感じがした。芸術的と言ってしまっていい気がする。嫌いじゃない。
受付嬢wと今野の質…
起伏のない棒読みの台詞。
NPCのような動線を取る登場人物。
規則的な戦争の時間。
単調でシュールな世界観なのに、底知れない恐ろしさが充満している。
作中に子供が1人も出てこないところにも、あの町や…
©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト