前作「嵐電」が好評価された京都芸大映画学科とプロが協働で一年をかけ一本の映画を完成させるプロジェクト[北白川派]第8作。
1867年(慶応3年)、新選組を離脱した伊東甲子太郎とその他御陵衛士が惨殺さ…
新撰組と御陵衛士が剣を交えた「油小路の変」にスポットを当てた時代劇だが、まるで幕末と現代が地続きであるように思わせる演出が斬新だった。
特に伊東甲子太郎が大石鍬次郎らによって斬られる場面が、現代の油…
幕末史に残る油小路事件について描かれている作品。うまく当時と現代とがつながる感覚に酔いしれる。この混乱のなかで若者たちが何を考えて行動していたか、それが如実に表れていて良かった。最後のシーンがあるか…
>>続きを読む100年先の未来なら起こらなかったかもしれないという悲しみを、現在の風景に落とし込む大胆さ。
陰間乞食・夜鷹の少年少女、大石が通う阿片窟。みたくない江戸時代の人々の姿。でも実際にあったかもしれない…
Ⓒ北白川派