暗くなるまでこの恋をの作品情報・感想・評価

「暗くなるまでこの恋を」に投稿された感想・評価

ウィリアム・アイリッシュ『暗闇へのワルツ』が原作。この作品ではじめてレユニオン島に興味を抱く。

ミステリアスでとっても内容に引き込まれる。
トリュフォー監督はドヌーヴの良さが出ていないという理由で後に『終電車』を撮影するけれど、わたしはこの作品のドヌーヴの方が魅力が充分に引き出されていると思うんだけどな…。

だってカジュアルだったり、エレガントだったりなたくさんのサンローランの衣装が素敵だし。そのほかに、髪のカラーが違うのです。上品な役を演じる時には、透ける様なブロンドヘア。勿論今回は、暗めなブロンドカラーです。

ドヌーヴ演じるジュリーという女性にとことん翻弄され、というか完璧に心を奪われ堕ちていくルイ。そしてすべてを失うのです。そういう哀れな男性を演じるジャン=ポール・ベルモンドもとっても良い。だけど、騙された !後の車の運転の仕方やホテル登ったりするのはさすがのベルモンドです。

悪女なので、ドヌーヴの思い切った演技や台詞にどっきりさせられる。例えば上半身を露出するきわどい衣装やヌード。何度も堕胎した…等の台詞がある。
だが、徹底的な悪女では無く「本当の愛」を知る女でもあるところが救われる。

ベルモンドが亡くなった為か、やっとblu-rayが発売され、綺麗な画質で鑑賞できて嬉しい!
yuukite

yuukiteの感想・評価

3.6
むかしテレビ放送で。「裏窓」のアイリッシュ原作のトリュフォー作品。ファムファタールもの「暗闇のワルツ」の映画化。ヒッチコック映画のオマージュも。ドヌーブとベルモンド主演。ラストシーンがすき。お馴染みアントワーヌデュアメルによるサントラスコアも良い。後にアンジー主演でリメイクも。
フランソワ・トリュフォー監督、ジャン=ポール・ベルモント、カトリーヌ・ドヌーヴという、異色の組み合わせ。ベルモントが妖艶な悪女に翻弄され続ける。
悲しいけど、似合ってる。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.5
銀座ロキシーで鑑賞。(2本立て)

ジャン=ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーブの共演。

「自分を殺しそうな女を愛し続ける男」というシチュエーション。
トリュフォー作品は『素直に愛を描く』のではなく『どこかしらねじ曲がった愛を描く』映画が多い気がする。
この映画も、そんな感じ。

カトリーヌ・ドヌーブの美しさは輝いていた。
嘘くさい美しさ。『去年マリエンバートで』のココ・シャネルを丸パクリしたとしか思えないイヴ・サンローランの羽飾り衣裳、ヒッチコック、ルノワール、コクトー、バルザック、オーディベルティ、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ、ニコラス・レイ、ブレッソン…他過去の自作とこれでもかと盛り込まれたオマージュや引用の数々。山小屋の暖炉の前で、ドヌーヴの美顔を指でそっと撫でるベルモンドが「君の顔はひとつの風景だ…」と愛を語るシーンは、特に嘘くさい美しさが溢れていた。構成も心理描写も甘い自他共に認める失敗作だが、個人的には結構好き。
departman

departmanの感想・評価

3.5
騙されてもいい
愛してしまったなら
毒だって盛られよう
このまま眠りが覚めないならば
浴室の電気は点けたままで

「愛は喜びと苦痛だ」

通りすがりのドヌーブのあの姿
誰だって事故る
mam

mamの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

トリュフォーのラブサスペンス。うーん、火サスみたい...

けれど、ドヌーヴの美しさったら。華麗なるサンローランの衣装をみるだけでも価値あり。最初のワンピースや最後のコートが印象的。
ベルモンドがドヌーヴに騙され振り回されどこに向かうのかわからない。

ポロリ生着替え(2回も)あり、ガーターあり。冷たい目のドヌーヴに踏まれたい。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.6
冒頭のジャン・ルノワールに始まり引用やらオマージュやら多々ある様だが、作品を順番に観てくると、愛故に崇拝した女性に破滅に追い込まれるアホ野郎やら雪山エンドやら蹂躙される太腿やら仕事熱心な探偵(笑)やらと、セルフオマージュも多々発見出来た気がして面白かった。アクション俳優、身体バッキバキのベルモンドがホテルの外壁よじ登るシーンの緊張感、カメラが上にパンした後に下に防護ネットみたいの張ってそうだけどあの根性は凄い、山田勝己よりよっぽど凄い。にしたってドヌーヴが突然道のど真ん中でおっぱい丸出しでとっくりセーターに着替えるシーンの破壊力よ、そりゃ見惚れて知らん車も事故るよ、悪い女やでホンマに…。暖炉の前で語り合ってるとこも、最後のオチも、本当の婚約者のお姉さんのその後もよく分からないけど、愛つらい・恋つらいはニガミ17歳の「こいつらあいてる」にも引用されている、知恵が滴りそう(たぶん違うと思う)。このミシェル・ブーケ、めちゃくちゃ蟹江敬三に似てる。映画の中の殺鼠剤ってこう言う使われ方しかしないよね。ベルモンドにボタンを外す悦びを供するドヌーヴ、本当そう言うとこやで…。
nekosuki

nekosukiの感想・評価

3.0
“ウィリアム.アイリッシュ”原作、「暗闇へのワルツ」の映画化。
監督“フランソワーズ・トリュフォ-”、当時フランス映画界で人気の“ジャン=ポール・ベルモンド”と“カトリーヌ・ドヌーヴ”の共演が話題だった。

新聞広告で花嫁探しをして結婚するが相手は詐欺師で失踪してしまうが…

監督が言うように捻りがなく短絡的に進みすぎて原作の良さを生かしきれていない。

その後リメイクされた「ポワゾン」も色っぽいシーンが追加されただけで、ありきたりの印象が強い。

“アイリッシュ”作品では「裏窓」や「黒衣の花嫁」等の秀作があるので比較するまでもないが折角の原作が台無しだと思う。
>|

あなたにおすすめの記事