スミス夫妻の作品情報・感想・評価

『スミス夫妻』に投稿された感想・評価

映画としての出来以前の問題で作中の価値観が結構現代的な感覚とずれていてしんどさを感じるところが多かった。コメディは他のジャンルに比べて時代の影響によって風化しやすいと思うし日常生活を中心に描くので細かな違和感を棚に上げておくことが難しく感じる。
行政の過失によって婚姻関係が事後的に無効になってしまうというアイデアは面白いと思うし、それによって生じたすれ違いでもうちょっと展開を作れそうな気がしたのだがあまりうまくいかされていない。こういうストーリーだと事件を通じてこれまでの関係性が見直されて良い方向に変化して終わるというのが定番だが、この映画では夫婦のどちらも特に成長したりすることはなくわがままで感情的、周りを振り回した末に勝手に仲直りして終わる。
肝要のダイアローグが面白くないし、よくわからない場面に尺を割きすぎているのもどうかと思ったが当時としては笑える内容だったのだろうか。
adeam

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1.5
キャロル・ロンバードの生前に公開された最後の作品となったヒッチコック流のラブコメディ。
三年間結婚生活を送ってきた夫婦が、実はその結婚は法的には無効だったと知ったことから起きる波乱を描いた物語です。
いわゆるスクリューボールコメディの流れを汲んだ作品ですが、その設定こそ良いものの、軽妙でおもしろいやり取りに欠けているのが難点です。
ディズニーアニメのような音楽だけがやけに軽快で、上滑りしている気がしました。
夫も妻もキャラクターとしての魅力不足なために、二人の行方に興味を抱かせることができていない印象で、その結末もそれぞれが自分勝手だったようにしか思えませんでした。
一人旅

一人旅の感想・評価

3.0
A・ヒッチコック監督作。ヒッチコックのコメディって存在したんだね。しかもまあまあ面白い作品だった。ストーリーは、どうでもいいことで喧嘩別れしたスミス夫妻が仲直りするまでの過程を面白可笑しく描いたもの。特に笑えたのがレストランのシーン。新恋人(夫の同級生)とディナーを楽しんでいる妻と目が合った夫が、隣に座っている見ず知らずの美女と、あたかも自分の恋人であるかのように話しかける場面。古典的な笑いだけど面白かった。でも本当に笑えたのはそのシーンくらい。あとは基本、どうでもいいわっ!って叫びたくなるほどどうでもいいストーリーだった。
n

nの感想・評価

-
ロマコメとしてかわいかったり笑える瞬間もあるが、ちょっとリアリティの観点から飛躍しすぎてて冷める。キャラクターについていけなくなる。普通にヘンな人たちすぎて。ラストの持って行き方もかなり厳しい。
ずっと喧嘩を見せられても…という感じで。巻き込まれてしまった周りの人々が気の毒。

2022-112
Mar-8
デニロ

デニロの感想・評価

3.5
ミニシアターもボチボチと再開され始めました。我儘な観客が多いのでどうしたものかとしばらく敬遠気味でしたが橋本愛に免じて渋谷まで。販売枚数も座席数の半分ということでしたが、そのまた半分も埋まっていない感じです。

1941年。ヒッチコックのコメディということでどんなものかと。本当にラブコメだった。

意味不明の役所の手続き不備から結婚は無効だと言われた夫婦のすったもんだ。奥さんの人生模様はよく分らなかったけれど、おそらくは男の一目惚れで一緒になったんだろう。意味不明の約束事を沢山課せられてうんざりしながらも律儀に守るところからそれが伺える。この夫婦どちらもおかしな行動をとる。旦那はポカポカと自分の鼻を叩きだす奇妙に長いシーンの旦那の真意とか、嫁が旦那の気持ちを自分から遠ざけようとしてひとり芝居するシーンなど、もはや逆の効果を狙っているとしか思えぬ奇行。

夫婦喧嘩は犬も喰わぬ、という話で、盛りを過ぎた女を都合よく捨てる気なのね、と夫を叩き出したものの収入なしでは生活できず、ちょいと色艶を見せると男が引き寄せられる美貌故に群がる蝶の数にはご満悦の彼女。そんな彼女にしっとの炎を繰り広げる亭主。弁護士で高収入とあれば選り好みも可能だろうに、あんな撥ねっ帰り暇をくれてやればいいのに、と思うも、これが惚れた弱みとでもいうのだろうか。

キャロル・ロンバードをじっと観ていたら、何やらイザベル・ユペールにみえてきた。

1941年製作。脚本ノーマン・クラスナ 。監督アルフレッド・ヒッチコック 。
michi

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-
サスペンスじゃないヒッチコック。

こんなめんどくさい夫婦嫌だーと思うけれど、なんだかんだで本人たちは幸せらしいから、つまり壮大な痴話喧嘩を見守っただけ。Rich and Strangeに筋が似てる気もするけど、こっちはもっとコメディ。スクリューボールほどごちゃごちゃしていなくて、割と好きな雰囲気だった。
口パクで美女に話しかけるふりをするところがいい感じにキモくて笑った。
お友達のジェフはいいやつだか何だか判断がつかない。

音楽がかわいい。ロイ・ウェップだった。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

2.5
サスペンスではないヒッチコック映画。

結婚して間もないスミス夫妻は、派手なけんかもするが実はアツアツ夫婦であるが、役所の手違いで実は法律的に夫婦となっていないことが判明。
夫は自由を感じて、妻はまたプロポーズされると思い込むというすれ違い。

自分としてはこうしたドラマはヒッチコックには似合わないと思った。

この作品は、主演のキャロル・ロンバードが「自分で一本撮ってほしい」とヒッチコックに頼んで撮ってもらった作品。
arch

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2.8
ダラダラと延々と続く夫妻の喧嘩、一種のラブコメになっています。
女性を自分のものだと思い込んでいた男と大事されていないと感じた女のパワーゲームが続いていき、色んな人が巻き込まれ、舞台を転々として最後は冒頭の寝室オチ。非常にくだらないといえばくだらないで済むのですが、ヒッチコックのユーモアが全面に押し出されていて嫌いになれない作品ともいえます。
だいたい自分はこういった作品を観ると負けヒロインや当て馬にされた男に感情移入してしまい、最後はきつくなってしまうのですが。
犬

犬の感想・評価

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ジェフが普通に良い奴で泣ける。一番の悪はジェフの気持ちを振り回すアニーだよ。やっぱり男ってのは紳士よりも多少強引な人の方がモテるんだろうな。んで、勿論ヒッチはサスペンスの人間だけどコメディとしても笑いのワードセンスに長けてんのよ。
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