いやあ、この結末でこの後味をどうやったら作れるんだっていう。それでも生と夜にしがみつく人間の弱さと強さ。最後、涙で化粧が崩れて道化のような顔になるカビリア(ジュリエッタ・マシーナ)の愛らしさを観ると…
>>続きを読む悲劇的な経験を幾度もくぐり抜けながらも、カビリアは人を信じ、愛を信じ、明日を信じる。
彼女は強くて、どこまでも孤独で、気高い魂を持っている。
ジュリエッタ・マシーナの演技は、もはや演技を超えた「存在…
力強く生きる娼婦カビリアがある日、結婚を申し込まれる。
ジュリエッタ・マシーナのベストアクトだと思う。力強い目力、態度、どこをとっても素晴らしい演技。本当にカビリア自身が彼女のよう…
おいおい。とんでもない映画じゃないか。
メロドラマでは終わらずに、フェリーニの強靭な映画的文体が炸裂している。
フェリーニの映画の語りは、すべてフェリーニ流のリアリズムとも呼べるような形をともなっ…