河のほとりでの作品情報・感想・評価

「河のほとりで」に投稿された感想・評価

Aria

Ariaの感想・評価

5.0
これ大好き!!!

ずっと思い出せなかったの
この作品です!!!!!

やっと思い出せたよ!!!
淡島千景が20年ぶりに偶然会った元夫の山村聰に自然にあなた、と声掛けるのにドキっとしつつも型にはまったドロドロに流れるでもなく、セックスの襞を赤裸々に告白しながらも、大人のいやらしさも純さも、子どもの直情や反発も不思議な明朗さに満ち満ちて描く面白さ。そして胡散臭さを湛えたまま盤石な東野英治郎。タイトルも作品に通低するたゆたう余裕を感じてよい。好き。
井出俊郎の素晴らしい脚本と至宝の東宝俳優陣。淡島千景と草笛光子のエスっ気たっぷりの関係、星由里子と加山雄三、登場人物が幾重にも重なっていて、みながら感激が溢れてきてしまう。ほんと千葉泰樹は最最最高。牧師(有島一郎)の妻で太った役の沢村貞子は、胸に小豆を詰めているんだってー。
Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
日本映画専門チャンネルで鑑賞。各俳優たちの仕草、台詞、表情、すべてが絶妙。千葉監督って天才かも。
祖母と他人のセックスを目撃したことが、かつてトラウマだった淡島千景。
「今の旦那に(セックスに)目覚めさせられたの?」と聞く元夫・山村聰もすごいが、それに「いいえ。あなたが友人のトモコさん(草笛光子)と再婚したのがきっかけよ。彼女が友人である私を裏切ってしまうくらい(セックスが)よいものならばと思って…」と答えるのもすごい。
その一連の会話が超最高。画面も淡島千景の両眼の超アップだったりするし。

若大将な登場の仕方をしながらも、性欲に耐えかねて池内淳子を獣のように襲ってしまう加山雄三にギャップ萌え。瞬きをまったくしない獣の眼はホンモノ。
それにしてもこの一件を海に潜ってマッパになってうやむやにした星由里子の心境はいかほどのものか想像が難しい。
その際、加山雄三が「海の中にも見えないながらも通りやすい道があって、みんなそこを通るから同じところにたどり着くんだよ」みたいなことをさりげなく言ったけど、なかなか深い言葉だった。

加山雄三の学友、進藤役の小川安三という素晴らしい俳優を本作で認識した。加東大介みたいなルックスでアメリカンコメディに出てくるような自分のことが分かっているデブキャラ。最高。

出オチの牧師夫人・沢村貞子がオルガンで返事するシーンはちょっと長いけどアイディア賞。

終盤、星由里子が「あなたも(オナニー)するのなら、お母さんのこと分かってあげなさいよ」とよくわからない論法で弟を諭していたのは最高。そのちょっとイラッとする弟役の田辺靖雄もベストアクト。

星由里子とのキス、草笛光子との再会での異常な喜び方など、淡島千景がレズであることを匂わす(というか確定)エピソードは原作にもあるのかな。

みんなで顔を合わせて正直に話し合ったから良しとしましょうね!と登場人物全員が自分を偽ってこの後の人生を過ごしていくであろう幕の閉じ方も私好みでした。ちょっとガチャガチャしているけど良作。

*台詞はすべてうる覚え
ここでも加山雄三のサイコパス演技が冴え渡る。これは本物のボンボンにしかできないんだよ。裕次郎とは次元が違う
cafeRa

cafeRaの感想・評価

3.6
友人に自分の旦那を取られた過去を持っていても、今が幸せならあんなに悠然としてられるのかしら?という淡島千景。成熟した大人たちと若者たちの恋模様。若大将ではない大学生の加山雄三が見れます。石坂洋次郎だなーという作品。