映像の強度と、言葉の強度とでは、おそらく言葉の強度のほうが高い。たとえば同じ映像に対して、相反するタイトルをつけることが可能なことからも、このことは分かる。
また、僕たちが映像的に何かを認識する際…
ゴダールの「映画史」から永遠と突きつけられている問い、映画の芸術的可能性とは、物語ながらも言語という制度に対抗しうる可能性というただそこにしかない。
ブレッソンが批判したような表現主義的な方法、あ…
聖性、英雄性を剥ぎ取ったジャンヌ・ダルクを撮った今作はかなり圧迫感のあるものだった。ほぼ全てがクロースアップで撮られる。司祭たちからはありのままの姿ではなく、絶えず目配せをし、まるで仮面を被っている…
>>続きを読むこりゃあ凄い
良いショットのみで構成されている。
シュルレアリスム的のっぺり感がある不思議な画づくりの中で、人の顔面ドアップが生々しく迫る。
基本的に固定で撮られているが(横移動はあれど)、ゆ…
(c) 1928 Gaumont