この映画はオーストラリアのポート・アーサー事件を描いた実話であり、心を打つとても悲劇的な物語。
最悪の犯罪者についての伝記映画を作ると、加害者の正当性を主張したり、彼らが引き起こした被害を美化した…
切実に「何故?」を問うてくる映画
社会は何を見落としていたのか?
なぜ殺人鬼は生み出されたのか?
何が彼をそうさせたのか?
他人事ではない、観る者に強い当事者意識を抱かせる、切実な問題提起の…
ケイレブのシーン全部神の時間流れててすべてを呑み込まれた。
ラストシーンは近年見た中で1番怖いかもしれない。今もちょっと怖い。
"僕は、僕以外になりたかった"っていうコピーも良いしポスターも好き。
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実話ベースだと思うとすごい苦しい内容。
映画を見てる限り両親からの愛情はないわけではなかった。ただ彼を理解してあげられない両親の苦しみとか彼に対しての諦めのようなものが彼には伝わっていたんだと思う。…
この作品の母子関係はすごく重苦しいけど印象的。
母親は息子の危うさを誰よりも理解していて、常に目を光らせ、時に冷たく突き放すような態度を取る。けれどそれは愛情がないからではなく、恐怖や諦めのような感…
1996年に銃乱射事件を起こし、オーストラリア史上最悪の犯罪者になった青年を描く実録ドラマ。
孤立感から生まれた悲劇。本当に愛してくれた人のことを彼は気づいていない。
ロイヤル・ホバート病院熱傷セン…
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