2022年8月鑑賞
一貫して抑制の効いた演出・ストーリー展開が好み。主人公が置かれた状況の説明描写はほぼないが、くっきりと意識させられる「不在」。
観たのが結構前なので正直あまり憶えていない……。も…
杉田監督作品は言葉で状況を説明しない。
なので、誰に何が起きて今こうなってるのか?を推察しながら観る。
観ているうちに状況や関係がぼんやりわかってきて、それが決定的にわかるセリフが出た瞬間、あらゆる…
窓が開放的であり、人との距離感やうたを伝えるという意味でフレームがとても重要な役割を担っている気がした。
繊細で暖かい映画であり、コロナ禍が終わった今観たことでより刺さったような気持ちになる。ポジテ…
愛する人の死。埋めきれない喪失感。平穏な日常の中で、ひそやかにゆっくりと傷を癒していく。彼女を見守る周りの人々の温かさ。
静謐に過ぎてゆく毎日と、再生への兆し。救済の光。窓から差し込む光、吹き込む心…
残業を経てラストの回にすべり込んだので前日に観た『ひとつの歌』同様集中力が終わっており、道案内のシーンで突如流れたファ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜の音に意識を奪われ(いまの音は一体…)と考えてしまってそのあ…
>>続きを読むどこかここに意識はなくていなくなってしまいそうな感じがした。だから色んな人が彼女を訪れたのだろうな。消えちゃわないか、ちゃんといるのか。訪れる人たちは皆穏やかで優しそうだったけれどどこか真剣に心配し…
>>続きを読む© Genuine Light Pictures