『美貌に罪あり』
1959(昭和34年)
大映
原作・川口松太郎
脚本・田中澄江
「温室を作って蘭で儲けるというから土地を担保に200万お貸ししたんですよ。ところがちっとも儲からないじゃありませ…
尺は短いのにこれでもかという豪華キャストであらゆる人間模様が描かれる。川口浩に好きよキスしてと言っておきながらアパートにきたら「早く帰ってね」。
わ、私もあややに振り回されたい‥。
私も親の手を払…
人は死に時代は進み、それでも生きていかねばならぬ。一人一人が自分の1番大切なものだけをギュッとするとぶつかることもあるかもしれないけれど、それでも自分の心に嘘をつかなかったことは、確かな強さへとつな…
>>続きを読むめっちゃ良かった…
時代の変化の悲哀と再生なんですけど、みんな家に集まってからの素晴らしいシークエンス…日本人でよかったと思う表現にただただ涙した。
現実を受け入れることってこんなに切なくて美しいん…
いっぱいに積まれた花と一緒にトラックの荷台に揺られる若尾文子さんに心を鷲掴まれた。軽トラがあんなに素敵に見えることってそうそうないと思う。
アパートの踊り場みたいなところのシーンとか、あややと川口浩…
田中澄江の脚本が素晴らしい。それに見事に応える増村保造監督。姉の山本冨士子が着物姿で日本舞踊の師匠勝新太郎と実家の花農家を訪れる。野良着姿の妹若尾文子と川口浩がトラックの荷台から迎える。栽培管理のい…
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