スープとイデオロギーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『スープとイデオロギー』に投稿された感想・評価

ゆき
4.0

理由

「忘れる」ということも必要な時がくるのかもしれない。
帰国事業という過去の幻。息子と孫たちの幸せを願い続けるゆえに続ける仕送り。それでも現実に金銭的な問題は迫り、老いは待っていてくれない。

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前作「ディア・ピョンヤン」に続く、ヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリー映画。
前作が父に焦点を当てた作品だったが、今作は母。
なぜ済州島出身の母が北朝鮮の国籍をとり、3人の息子を北に送り込むほど朝鮮総…

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も
4.4

北朝鮮に送った3人の兄に何十年も仕送りをしてきた両親だが、日本で育ち、両親が亡くなったあとも生きていく監督視点では理解できない節もあったかもしれない。
これまで泣くことのなかった監督だが、この作品の…

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jia
4.0

婚約者のカオルさんが挨拶に来たところから、ずっと涙止まらなかった。
韓国の語学堂で少しだけ習った4.3事件についての映画。
事件について話した途端アルツハイマーが進行してしまい、済州島にきても何も思…

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mh
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在日朝鮮人を題材にしたドキュメンタリーの傑作「Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン」のその後を追った同監督の最新作。
今度は韓国の黒歴史「済州4・3事件」が題材というので興味津々で再生す…

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1号
4.1

とても良かった。
ご両親の北朝鮮礼賛は異様に映るが、過去の体験と経緯を知ると、誰がこの人たちの選択を責められようか、と思う。終盤まで、文字通りの映画のような人生に、なんともいえない気持ちになる。みん…

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-

ミン・ジン・リー「パチンコ」で読んだ世界、その後の現実を観るような気分だった。
同じ国で同じ言葉を話しているけれど、まったく違うイデオロギーを信じて暮らしている人がいる。一見到底理解できないイデオロ…

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mean
-
soupandideology.jp
認知症の進行によって忘れられること。

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