■敗戦国の憂鬱〜■
(ヴィム・ヴェンダース監督「ロードムービー3部作」の第2作)
かなりの「抑うつ感」が漂う作品で、ちょっとのれなかったな〜💦
1977年の作品ですけど、当時の西ドイツ…
まだ子どもらしさが感じられるナスターシャ・キンスキーとファスビンダー作品とは違った雰囲気のハンナ・シグラが同時に見られる、というのが、とても貴重な材料だったと思うが、何もしゃべらないナスターシャ・キ…
>>続きを読む■ビルドゥングス・ロマンのパロディ
『教養主義の没落』という新書があるが、こうした事態は先進国共通だったようだ。本作のストーリーは、主人公の名前からも明白なように、ドイツのビルドゥングスロマンの伝…
仲間が1人ずつ増えていき、1人ずつ離れていく、孤独の解釈を拡げていく作品であった。
主人公を取り巻く環境やキャラクターがどこか実存感がなく、タイプの異なる負のニュアンスに動きを与えたものではないかと…
© Wim Wenders Stiftung 2015