今年最高峰の期待作、かつ今年最高峰であろう興奮を味わわせてくれた傑作。
サフディ兄弟が映画の枠をぶち壊し、超越して、いまを生きる私たちを興奮の渦に巻き込んだ【アンカット・ダイアモンド】。
上記の作品>>続きを読む
滑り込みで劇場鑑賞。
公開から日が経ち、そろそろ終了も近いであろうなか、劇場は8割以上の埋まり具合。
リピート鑑賞か、私のように初見か。
どちらにせよ、【哀れなるものたち】が起爆剤となって日本でも市>>続きを読む
アカデミー賞受賞を機に鑑賞。
映画として多くを語らずに、人類と人を描くには歌や踊りが適しているのかもしれない。
傑作【罪人たち】が長編エンタメでそれを成し遂げたのだとしたら、本作は短編で成し遂げたの>>続きを読む
スプリングスティーンのことをよく知らないけれど、
『アメリカにはスプリングスティーンが、日本には長渕剛がいる!』
と熱く語り続けていたあの人は、今も元気に生きているだろうか。
並べて語っていい存在な>>続きを読む
昨年の映画界を代表する本作が、公開後からあまりに劇場でかかる回数の少ないこと。
まことに嘆かわしいが、無事に日本でも公開されたことに感謝するしかないかもしれない。
【わたしは最悪。】で日本でも多くの>>続きを読む
【センチメンタル・バリュー】鑑賞記念に、当時記録できていなかった本作を。
【フランシス・ハ】にも通じる、私たちの理性と本能の葛藤と躍動。
最高よりも最悪が、最高。
人間にとって心を揺さぶる共感とは>>続きを読む
公開時、SNSの口コミ等からちょっと気になっていた作品が配信開始となりさっそく。
結果、まったくはまらず...
ホラー愛好家のホラー映画デビュー作とのことだが、新しさを狙ったが故に、まあ退屈なこと。>>続きを読む
巻き込まれ型サスペンスの力作。
数多く作られるストーリーながら、BLMをベースにした作品であるところが見どころであり、後半からそのギアがかかってくるところから一層観入ってしまった。
とはいえ、BL>>続きを読む
いまだにオールタイムベストである【オールド・ボーイ】を生み出したパク・チャヌク監督作品。
予告の時点から期待大であったが、実際には期待を超えることはなかったかな、という印象。
イメージとしては、コ>>続きを読む
愛すべきパク・チャヌクの初期短編作品。
この頃からすでに社会風刺や重いテーマをエグい視点からのブラックユーモアで料理する手腕が光っていた。
短いランニングタイムで贅沢な間や演出を挟み、物語るのは哲>>続きを読む
パク・チャヌクが静謐かつ洗練を極めた代表作として残るであろう一作。
「人の愛は究極のミステリー」
それはもう無数に作られてきたテーマを軸に、これだけ上質な演出と語り口で傑作を生み出してしまうのだから>>続きを読む
頭のなかを覗いてみたい
とはよく言うものだが本作はまさに、
監督の頭のなかを覗ける
ような、奇天烈出鱈目長編特撮映画作品(褒め言葉)であった。
公開時から結構な評判になっていたので、配信されてすぐに観てみた。
マッチングアプリとエアドロ系アプリを使ったサスペンススリラー。
現代的なテーマとしてトレンディな楽しみ方ができる。
とはいえ、展開に>>続きを読む
禁欲の末の久しぶりの映画館鑑賞はこの一本。
外さないかつ、常に心をぶち抜いてくるエメラルド・フェネルの新作とあらば、劇場で観るしかない。
本作も例に漏れず、眩暈がするほどのフェネル節が炸裂し続ける>>続きを読む
評判の良さからも話題になっていた本作をやっと。
飽きることのない緊張と緩和の連続。
時系列をシャッフルすることによって、彼らの行動におけるささやかな幸せや矜持が光る。
役者としての評価を高め続ける>>続きを読む
2026年の映画館初めは本作。
まさかリバイバル作品が映画館一本目になるとは。
ただ満員の劇場が、本作のようなかつて観た/高品質の作品で配信では観れなかった作品がどれだけ楽しみ待たれていたのかを物語>>続きを読む
2025年のグァダニーノ【QUEER】も【アフター・ザ・ハント】もよかったが、ただただ映画ファンとして好きという意味ではいまだに本作が圧倒的である。
恋愛もスポーツも、ひいては人生もエゴと欲、理屈を>>続きを読む
100m走と重なる人生の喜怒哀楽。
非常にわかりやすい人間ドラマとメタファーの快楽がここにある。
期待を高めに高めて観たのが間違いかもしれないが、「あれ...?」と思ってしまったのが正直なところ。>>続きを読む
身構えた想定で「100」心を削られるとしたら、鑑賞後は「200」心を抉られている映画。
もう長いこと映画好きの人にオススメされていた本作。
年末には上質な映画を観たいと思いチョイスしたのが幸か不幸か>>続きを読む
恋と愛の瞬間最大風速を幾度も叩きつける、暴力的に美しいラブストーリー。
カルト的人気を博す本作を、現代の若者たちが観たらどう感じるのだろうか。
もしかすると「激ヤバメンヘラじゃん...」で感想が終わ>>続きを読む
自分にとって特別な映画体験をくれたエドワード・ヤンの遺作を劇場にて。
今でも【牯嶺街少年殺人事件】(デジタルリマスター版)を劇場で観た経験は忘れられない。
スクリーンの先に浮かび上がる、光と影のもう>>続きを読む
偉大なる詩人的映像作家の命日に、そして年末だからこそいっそう観たい傑作を。
背伸びをして観たらさっぱりだった若かりし日を思い出す。
そんな我が青き時にもノスタルジアがあり、
本作はロシアという祖国を>>続きを読む
まさに「シンデレラストーリーのその先」にある、「セックスワーカーの矜持」を真っ直ぐに描き出す名作。
ショーン・ベイカーの最新作という情報を知らない限り、国内での宣伝方法と(あえて)キラキラした予告編>>続きを読む
原作を読んでからのために溜めたレビュー。
原作を文字通りの生みの親とするならば、相当にデフォルメされた、かつ映画の緊張と緩和のバランスさえ取っ払ってしまったような剛腕の一作。
原作が目指した、人間>>続きを読む
今年のサプライズヒット筆頭作といえば本作だろう。
香港映画が描いてきた超アクション×熱ドラマを、すばらしいスケールと再現度の九龍城砦を舞台に繰り広げる。
アクションファンなら設定とあらすじだけで歓喜>>続きを読む
【2025年ベスト級の一本】
PTA監督作品のなかで最大スケールの新作は、やはりすごかった。
スケールの拡大に伴う物語の背景は凄まじい。架空の世界をもとにしながらも、現代アメリカ風刺としてこれだけ>>続きを読む
【2025年ベスト級の一本】
ヒトの生涯における最高で最悪の1日を描いてみよ。
現代でもっとも外れない(というか全部当たってる)映画監督最高峰の1人、ライアン・クーグラーは上記の超難題を本作でクリ>>続きを読む
アリ・アスターがいかに現代映画作家として稀有な存在かを知らしめる復活のエンターテイメント。
日本でも大人気のアリ・アスター。
正直【ボーはおそれている】は本人が秘めた常人ならば捩じ切れてしまいそうな>>続きを読む
青春(人生)の光と影をレンブラント的な構図で描き出す力作。
A24の力を得て、ジェーン・シェーンブルンが鮮烈なデビューを飾る。
多感な青い時期に多くの人間が感じるアンビバレントでセンチメンタルな記憶>>続きを読む
愛って本当に理屈じゃない。
その真理を不自然なまでの滑稽まで含めて、ド直球に描いてしまう。
そんなシネマが持ち得るピュアネスをたっぷり宿した力作。
人間は愛を前に理性を保っていると思っていても、側か>>続きを読む
2025年、最も美しい映画の筆頭。
ラストに待ち受ける美しさと、最後まで見届けた者の心に残される余韻は、2025年のみならずディケイド単位、いや映画史においても上位に位置付けてよいほどのものであろう>>続きを読む
不条理を通り越して呆然とする。
定期的に生み出される胸糞映画の系譜に名を連ねる一作。
北欧の人たちが考える人間と世の不条理って、平和ボケに誘導しがちな日本では理解されにくいのか?
いや、ヨルゴス・ラ>>続きを読む
ライアン・ジョンソンの当たり作、第3弾。
面白いのだが、2作目の勢いはどこへやら…な1作。
【グラス・オニオン】のほうが古典×現代ミステリーとしての強度が全然高かった気がする。
教会という信仰(盲>>続きを読む
ライアン・ジョンソンの当たり作、第2弾。
古典的なミステリーの土台に、現代を軽快かつシニカルに描いたバランスの良い1作。
人気シリーズになり得る要素を満たしている。
個人的には2作目までで一番好きか>>続きを読む
【罪人たち】に続く、2025年最強格のオリジナルホラー。
本国公開から話題をかっさらい、日本公開が流れてしまわないかハラハラしていたが、無事に公開されて歓喜である。
ワーナーブラザースジャパン、最後>>続きを読む
木下恵介版から観たかったのだが、配信状況の都合により本作を。
人間(日本人)=動物
かつ、ヒトに備わった知恵、欲の本能的な運動を徹底したリアリズムで描く。
しかも観客に意図して突きつけるというよりも>>続きを読む