三郎丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

三郎丸

三郎丸

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愚行録(2017年製作の映画)

3.9

【心のザラつきが凄いですよ】

胸糞悪い映画シリーズ

主人公田中は残虐な
「一家皆殺し事件」
を追うルポライター。
そういう事件を追うのであるからに、当然正義(まっとうな人)側に存在し、鑑賞者は主人
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.1

【ムダに声デカイヤツには気をつけて!】

朝鮮半島の男たちの野望陰謀策術という政治劇。

本作品は、
ビジネスマンを装い、北朝鮮に潜入した黒金星と呼ばれた実在の工作員の活動を描いています。

1997
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.3

【何とかして続けたい感じが透けて見える…】

前作、世界中の殺し屋たちに追われる身となった凄腕殺し屋のジョンウィックが自身の生き残りをかけて冒頭から壮絶な戦いを繰り広げるという…
まあ、それだけの作品
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

【気がつきゃオレは…テロリスト】

今、話題のオリンピックネタということで鑑賞!

齢90のクリントイーストウッドがまたもやビシッと人間を描きました。
序盤から惹き込まれる硬派な演出!
主人公とパート
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.1

【マットデイモンが角刈りで頑張ります】

ジェイソンボーンが見たくなって、久しぶりに鑑賞!

お話は、
嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男(マット・デイモン)が発見され、引き上げられた
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

2.9

【スパルタ兵曰く「訓練より戦争の方が楽だ!」…】

鍛え抜かれたスパルタ兵300人VSペルシャ兵100万の戦いです。
テルモピュライの戦いをダイナミックに描いてます。

服従も後退もせず、死も辞さない
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初恋(2020年製作の映画)

3.5

【タイトルにちゃんと騙される】

三池崇史監督ってことで薄々勘づく
あまづっぱい【初恋】というタイトル。
初恋に怨みでもあるのか、それを踏んづけるように、しっかり血と汗にまみれたバイオレンスに満ち満ち
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

【オリンピック開催リスクは新型コロナだけじゃない】

今の日本は、他国で他人が爆破テロ等で何人テロの犠牲になろうが、淡々とニュースで死者の数だけ報告されて終了 。
その鈍感さが幸せ過ぎて恐ろしいのです
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

【アクションに身体のキレは大事…】

スタローン氏よ…演じたのが遅すぎたのではないか…

お話は至ってシンプルであることをきっかけにメキシコの組織との復讐劇。

アクション映画として、
スタローン氏は
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.1

【合わないパズルのピース】

ギャンブル狂いで、妻にも見切り品として切り捨てられた男(阿部寛)を中心としたお話

この作品に限らず、
【家族や人生を切り取った映画】
というのは、作品の流れの中に何を見
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.8

【結局ベン・ケノービ】

長い…
本作品は、有名なシャイニングの続編で強力なシャイニングを持つ
ダニー少年(ユアン・マクレガー)
が主人公。
【見えないモノ】が見えることが原因で重度のアルコール依存症
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空気人形(2009年製作の映画)

3.8

【空気人形の心の重さ】

本作品は、性欲を満たすために生まれたビニール製の人形が主人公。
男の性欲という【からっぽな心】を静かに受け止める空気人形…
そんな人形に突然心が宿り、男を慰めながら世の中を感
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.5

【メン・イン・ブラックの黒スーツはこの人から】

人気歌手のジョニー・キャッシュをホアキン・フェニックスが熱演。

人生の道はその人次第で如何様にでも変わります。

主人公キャッシュはロカビリーサウン
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アジャストメント(2011年製作の映画)

2.6

【国を想いながらも、結果彼女と逃避行…】

お話は…
主人公デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は上院議員候補者として有力視されていたが、
【モロ出し事件】
その結果、選挙はしっかり敗北。
その敗北
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

【こころの成長】

前作を再度観賞して臨んだ本作品。
(腰痛対策&お手洗い準備整え済み)

久しぶりの土地に行って。
「やっぱり行って良かったな」
と思うような不思議な気持ちで劇場をあとにしました。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.3

【観賞者を突き放しにかかったのか?】

前作の「破」は良い印象でした。
例えリメイクであろうと、素直に感情移入出来た人は多かったのでは?
本作品は、前作「破」から14年後の物語。
ですが、
【環境のあ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.6

【ストーリー改変貢献作】

前作はいままでをなぞる部分が多くありましたが、この作品【破】ではある程度はっきりと先のストーリーを見立てた感がありました。

碇シンジ。
ひ弱で、ウジウジ陰気なアニメ主人公
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.5

【頑張るほどに、死が近づく男】

ロバート・レッドフォード海でピンチ!

お話は
主人公は、人生の晩年を迎え、ヨットでインド洋を航海中、海上に漂流していたコンテナとヨットがゴッツん!
その結果、船体に
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

【見上げた空は…狭いなア】

原作は実在した方を描いた作品です…
天涯孤独のその人は【世間が守るべき人】であったはず。
身分帳という、刑務官の記載する自分の評価をどんな気持ちで眺めたのか?
原作で印象
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.3

【何があっても結局アクション映画】

何度か観賞しているのに、記憶に残らない…

イギリスを舞台とした前作とは違うよで、本作品はフランス、ドイツ、スイスと舞台が展開します…ですが、さすがガイ・リッチー
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.2

【ポケモンと見せかけて父と子の話】

子供たちのお付き合いで観賞。

お話は
ある自然生命エネルギー研究員夫婦の赤ちゃんが、あることをきっかけにポケモン(ワルモノ顔のザルード)に育てられるそんな本作品
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

【非力なスーパーマン】

生きることは試練の連続です。
本作品の主人公に襲い掛かるのは、試練試練の一本道!

愛した相手が…
身体だけの関係で利用されていた相手を愛せるか?
交際相手にできた子どもが自
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.9

【タダ見、その②】
オススメ!

お話は、
少年院の製材所で黙々と作業する、少年たち。
監視の目が無くなると途端に少年の中でイジめが始まるような環境で、主人公もガタイの良いジャイアンティックなヤツに目
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

【タダ見。その①】

先日、タダチケゲットしたので…自分の直感で作品チョイス!

お話は、
1999年2005年2019年と3つの年代からチンピラ主人公がヤクザとなり、組事務所という【家族】が、時代と
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.3

【この手の作品、後半息切れしがち】

キアヌ演じる主人公コンスタンティンは死にかけの愛煙家。そして、少し崩れたエクソシスト的存在。
肺を患っていて余命幾ばくも無い。
お仕事の悪霊祓いは、淡々とテキパキ
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ベルセルク 黄金時代篇 I 覇王の卵(2011年製作の映画)

2.9

【キャラがペラッペラに見えます…】

ベルセルクは原作含め、とにかく画力に衝撃を受けた作品。
中世の戦乱の世のサクセスストーリーからいきなり、主人公と観賞者に禍々しい怪物たちを解放させ、その後のバトル
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.3

【クライマックスの大会で主人公が一回戦負けしたら満点でした】

お話、
口が達者な力の弱い少年が、クンフーを通して心身を鍛練する成長物語

旧ベストキッドの方が、主人公は悲惨だったように感じます。
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.6

【ベタベタに見えるも、それだけコスラれてる作品】

作品冒頭、女性用の靴についてみんなでヤイヤイの評価シーンがちょっと長く、
「あっ気の短い人は観ちゃいけないヤツか?」
と勘ぐってしまいそうにはなりま
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.3

【引っ張り、引っ張り、すっかり伸びきってないですか…?】

アニメ版、映画版も全て観賞。
【シリーズ最後】といわれる作品の公開前なのでおさらい観賞。

アニメ版ダイジェストな本作品。
思い入れのあるフ
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.5

【創られたイメージって…】

もしもガイ・リッチーがシャーロック・ホームズを作ったら…をやりました!

「こんなのシャーロック・ホームズじゃない!」
と原作のファンは思うかもしれません…しかし、そもそ
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.0

【監督の才能にしっかり置いてきぼり…】

本作品はテリー・ギリアムがドン・キホーテの物語を現代に置き換えて映画化したら、こうなりましたってコメディ作品。

小説を読み過ぎて現実と物語の区別がつかなくな
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

【無我夢中で生きた先に何があるのか】

新春一発目から快作!
冒頭から男の闘いで心を鷲掴みにされ、緊張感が途絶えることなく、クルマ創りとレースに全てを賭ける男達の姿に胸アツでございます!

お話
19
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

【見えないものほど人はそれにしがみつき、振り回される…】

お話は、
テルコ(岸井ゆきの)はバリバリ尽くしたい女の子。マモちゃん(成田凌)は【重い女(ポイント)】が苦手な男。
このイビツな2人の日常や
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.3

【銃の効かないスーツの無敵感とクリーニング店での取り扱い】

オープニングクレジット前から、キアヌが暴れます、
【この時点で作品に勢いをつける】
その後は、前作同様の近接ボディコンタクト&銃撃戦、各種
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メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.5

【クリスマスイブに敢えてこの作品!】

お話
悪霊に取り憑かれた一家を救おうとする神父の戦いを描いた韓国製サスペンススリラー。
神父のジュンスは、かつて悪霊に取り憑かれた少女を除霊しようとして失敗し、
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空母いぶき(2019年製作の映画)

3.0

【一作品で描ききれてない…】

かわぐちかいじ氏の漫画が原作。
原作は今年連載が終わっていて、長編作品をいかに料理するか?がポイントだと思います。

【お話】
近未来。日本南西部領海の領土問題で近隣諸
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