映画館でぜひ観たい作品。
ケイコは女性ボクサーで聴覚障害とマイノリティだけど、「困難を克服して最後には勝つ」ような単純なストーリーではなく、等身大の一人の人間が前に進む物語なのが脚本的によかったとこ…
2023年の1本目。
年末年始の帰省の合間にということで、なんと10年振りに山形で鑑賞。
高校生の頃に同じシアターで観た「マンマミーア」や「This is it」を思い出してしまいました。
そん…
今年1、2を争う傑作だった。
台詞に頼らず、それでも饒舌に訴えかけてくる演出と演技が、登場人物全員の心の内をしっかりとこちらに届けてくれる。
空と水面と橋のボーダーを映した夕暮れ時のシーンがあまり…
主人公は劇中「はい」の一言以外、声を発さない。16mmで撮影された画面は全体的に暗っぽい。光が少なく言葉が少ないからこそ、何よりも主人公が音のない世界で生きているからこそ、サンドバッグやミットが鳴る…
>>続きを読むまず岸井ゆきのが素晴らしい。
ボクサーとしての役作りもだがセリフが無い中での表情や仕草で物語る演技にこんな事出来る役者さんなのかと感動した。作中に街の雑踏や雑音がシーン事に差し込まれている部分が聴覚…
面白かった。ろうあ者のケイコが主人公だったからか、淡々と進む感じが見ていて心地よかった。
ボクシングという暴力的なスポーツを題材としてるのに血生臭さはないが、ケイコのふつふつと湧き上がる静かな怒りの…
映像に文字載せてあっても変な違和感なくてその辺のバランスがすごいと思った
日記を読み上げるシーンがすごく好きだった
ケイコが手話でしゃべる時 マスクを外していたのが印象に残った。
この映画で鳴…
人間誰しも緊張するときは緊張するし、苦しいときは苦しいし、そう見えない人にしたって、涼しい顔を繕っているだけのことらしいです。これは僕がいちばんオドオドしていた時期によくかけられた言葉で、大変慰めら…
>>続きを読む聴覚障害を抱える元プロボクサー・小笠原恵子の自伝『負けないで!』が原案。先天性の聴覚障害で両耳が聞こえない、下町のボクシングジムに通うプロボクサーのケイコの話。通っているジムが閉鎖されるということ以…
>>続きを読む日常音、映像の質感がレトロで、冒頭から一気に引き込まれるような映画でした。
ラストBGMを使わずに日常的な音が使われていて、縄跳びの音で終わるのも未来が明るいような感じがしてよかった。
花さんの手…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS