『ひかりのおと』『新しき民』の山﨑樹一郎監督の最新作。
強い思想的なメッセージを伝えたいのは分かるのですが、それを終盤ストレートに台詞として発するには、物語としての説得力に欠けるところがあり、そ…
岡山というローカルな場所で暮らす人々のことを語っているようだが、日本いや世界にも共通する閉鎖的で行き詰まってしまった社会を的確に表現している
あがきながらもしっかりと大地を踏みしめて生きている全て…
岡山県でトマト農家を営みながら映画をつくる山崎樹一郎監督の新作やまぶき。陽のあたらないところで咲くやまぶきの花に喩えて、社会というどうすることもできない不条理て大きな力に耐えながらも強く生きる人々に…
>>続きを読むペーター・ネストラーの映画か?と思わせる程硬質で絵画的な構図に唸る。冒頭の採石場の発破から、ヤクザの金を横領するサスペンス、政治への言及、落石による最悪な奇跡、厩舎における馬との戯れ。その全てがジャ…
>>続きを読む警察官(国側)とジャーナリスト(リベラル)の子供は山吹みたいな子供に育つのかな。
思春期って進路だったり大人でも子供でもない絶妙な時期でモヤモヤ沢山考えるよね。
山吹の悩みは普通の女子高生に比べて壮…
冒頭、黒い画面にやまぶきの花が咲くように描かれる。その絵に重なるように山が映されるが、その山は開発されやまぶきは枯れている。劇中語られる通り、やまぶきは田舎にしか咲いていないような日陰でしか育たない…
>>続きを読む(C)2022 FILM UNION MANIWA SURVIVANCE