水彩画に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『水彩画』に投稿された感想・評価

こちらもとてよかった。芸術の模倣が現実になる。芸術が現実を形づくり、世界の感じ方や価値観を先導していく。ポストモダン的でもあり、同時にとても人間的な希望でもある、素敵イオセリアーニ。

粗野でキュートな一作だと思った。

(おそらく)芸術に生まれて初めて触れる男の「!?」みたいな表情が忘れ難い。個人談になるが、私が美大在学中に教授から「優れた芸術作品というのは、大概普遍性を湛えてい…

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オタール・イオセリアーニ、1958年。

イオセリアーニ監督24歳、全ソビエト国立映画大学(現:全ロシア映画大学、VGIK)在学中に制作した短編。10分弱、白黒。

とても完成度が高い。
ものの見方…

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5.0
たった10分に込められた家族のはなし。
美術館に迷い込み、自宅を再発見。
otom
5.0
駄目を偽っても駄目から良い方へ行きそうな終わり方で良い。想像は現実と剥離するって云う皮肉がまた面白い。スマホで撮った写真の余計なものは消すみたいな感じでもある。
rico
5.0

このレビューはネタバレを含みます

オタール・イオセリアーニの映画は初めて見た。すごい。喜劇の古典のようなドタバタから始まるのに、最後には感心すらさせれらる出来栄え。
解説員の台本通りの解説が刺ささって現実側からそっち方向に寄ってく。子供可愛い。

リズミカル且つシュールな流れを備えたコミカルさと、当時の体制批判にも近いシニカルなメッセージとが混在していた。
芸術鑑賞という行為、ひいては学芸員による定型的な解説文が、人生のメタファーとして昇華さ…

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4.5

イオセリアーニの短編デビュー作。

ムソグルスキーに『展覧会の絵』という組曲がある。画家の友人が亡くなり、その遺作点での絵画の印象と絵から絵まで移動の情景を音楽にしたと言われている。

本作は貧しい…

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5.0
特別なショットの数々が特別なリズムでもってモンタージュされる。

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