帽子箱を持った少女の作品情報・感想・評価

「帽子箱を持った少女」に投稿された感想・評価

あー

あーの感想・評価

4.3
アンナ・ステンのムスッとした顔と笑顔のギャップが最高
この監督の「青い青い海」よりイオセリアーニの「四月」を観ているような感覚
イオセリアーニがバルネットをどれだけ敬愛していたのか分かる
宝くじが当たってお金がたくさんあってもやっぱり愛がないとね

針を誤って指に刺す→舐めてくれた→じゃあ口に針刺してキスしてもらお!の流れが完璧

最後のキスシーンは笑っちゃうくらい可愛くて素敵
くるみ

くるみの感想・評価

4.1
てへペロ似合う〜可愛かった
ドラマ逃げ恥的な?観た事ないけど、偽装結婚から始まるラブコメ♪

帽子屋さんの女の子が、納品に行く道中で知り合った男子の為に、自分名義の部屋を使えるようにと偽装結婚しちゃった!
でもって納品先のおじさんに代金の代わりに貰った宝くじが大当たり〜

宝くじ返しておじさんと、
ナゼか自分を好いてくれるお兄さん
仮の夫とはいえ気になる男子と
追われて追いかけ大騒ぎ〜って話

当時の結婚や、住居関係のシステムが違いすぎて分かりづらかったけど、それは溢れ出る愛らしさでカバー。
ラストも最大級の可愛さです!
hardeight

hardeightの感想・評価

4.5
 冒頭のコミカルな追いかけっこが中盤の馬車から車に飛び乗り街中を駆け抜けていくスピード感溢れるアクションへと飛び火し、丸い帽子の似合うチャーミングな少女に全てのエネルギーが集約していく。
 偽装結婚した男女の横顔を交互にスイッチするキャメラは本物の愛の生まれる瞬間を見逃さず、故意に傷つけた唇を摘まみ青年にキスを求める少女のアクションは私たちを微笑ましい愛で満たしてくれる!
くじら

くじらの感想・評価

5.0
友人に借りて鑑賞。
とても可愛らしい映画!目が隠れるほど深く帽子を被らされゆっくり回転するアンナ・ステン。可愛い。ラストもにやけちゃうぐらい可愛い。

本作は宝くじを買って幸せを手に入れようという名目で政府が国債の購買を促すプロパガンダ映画。物語の大半は“追いかけ追われる”と言った分かり易い笑いで構成される。笑いのスタイルの流行り廃りはあるけれど根本の部分はどうやら不変なようで、また国境さえも関係ないものと気づかされる。そして当時のソ連の結婚は居住登録だけで良いという驚き笑

これは余談だが、今年上映されたアリ・アスター監督の『ミッド・サマー』の内容でトリップ表現で画面がぐにゃぐにゃと歪む特殊効果を初めて観てすげーとなったが、本作でもその特殊効果が見られ、(もちろんトリップ表現では無い)映画は20年代である程度完成してたんだなと感じた。
凄すぎんだろ。この時代の映画としてレベルがずば抜けてる。こんな幸せな映画あるかい。
堊

堊の感想・評価

3.5
宝くじに当たったことを知ったおっさんが遊戯王カードのように微笑む。冒頭からマンガみたいなロングショットでビビったんだけど、とにかく早い。「フラれる」コメディで個人的にはツレー…。
ryom

ryomの感想・評価

5.0
対するは、床で寝る家無しの本を持った男。殺風景な空間でも、初めて一緒の部屋で寝るシーンの、なんて微笑ましくなる事。
か、かわいい
約100年前に制作されたサイレント映画🎬

何かコメディ久しぶりに観たなあ〜🤔
終盤のドタバタ面白かった😌
フォークで刺してたやん。笑

あと皆さんがもうすでに仰ってますが
ナターシャが針で指を刺してしまい血が出て
それを見たイリヤが舐めて
「あっ💡」と思いついたナターシャが
自分で唇を刺して→キスの流れが
可愛すぎて愛おしすぎて
もう〜たまらなかったです(*´︶`*)
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.5
‪「帽子箱を持った少女」‬

‪冒頭、ここはモスクワの帽子店。
雪降る季節、祖父に帽子を被らせて喜ぶ2人。帽子作りに励む1人の女性ナターシャ。列車、貧しい学生、出会い、部屋の確保、偽造結婚、亭主、宝くじ、恋の行方。今、コミカルで宝くじを巡る大騒動が巻き起こる…

本作はボリス・バルネットが1927年に監督した彼の初期作で、この度3回目の鑑賞だがやはり傑作すぎる。

ソ連財務人民委員部(財務省)により制作費を支援された作品らしく、コミカルな登場人物の紹介が監督らしくオープニングシーンから笑いがこみ上げてくる。

これらの作品を見る前にレフ・クレショフDVDボックスで、3本の作品を見たので如何にバルネットが彼に影響受けているのか、彷仏とさせる演出を取りこんでいるかがわかる。

とにかく可愛らしい映画で、テンポが良くて刺激に満ち溢れユーモアがあり、シーン毎に合った奇想天外なミュージックのお陰で尚更見てるこっちは微笑んでしまう。

ローアングルで一面真っ白な雪道をかけ走る若い男性のシルエットとがなんとも面白い。

またニット帽かぶった本作のヒロインの少女のクローズアップでとらえる表情豊かな顔つきも素晴らしく、可愛らしい。

そして終盤の自分の唇に針を刺して男性とキスをしようとするヒロインの可愛らしい行動や真ん中に男性を挟んで頬をキスして、その後は自分たちが唇を合わせて接吻する場面とかも〜本当に素敵。

またアクロバティックに掃除をこなすシークエンスの馬鹿げたギャグがなんとも面白く喜劇の才能に満ち溢れた一場面を我々観客は目撃できる。

この些細なエピソードが日常生活の様々な要素にあり、自分自身の日常と重ね合う場面もある。

さて、物語は偽装結婚をしたカップルの恋の末路を描く喜劇で、主人公のヒロイン、ナターシャと田舎者のイリアとの出会いは喜劇なのか、それとも悲劇なのか曖昧にされている感じが監督らしくて評価できる。

そもそも今で言う"空気読めない"とされる青年の表情が面白いし、無礼極まるイリアに対して、怒るナターシャの豊かな顔の表情も可愛らしい。

やはりユーモアセンスは抜群で、喜劇的なシチュエーションの反復や巧妙な仕掛け、サイレント映画の手法を存分に使った映画だ。

特に様々なハッピーエンドの作品は山のように今現在も作られているが、とりわけこのサイレント時代の頂点に立つ位、ハッピーエンドな映画にこの「帽子箱を持った少女」を私は推薦したい。

3人の俳優が見せる幸せな瞬間、このワンシーンだけでこの映画は100億満点である。

余談だが、本作の役者の1人フォーゲリは撮影中のストレスが原因で統合失調症になり、自殺してしまったそうだ。

映画関係者はとてもショックを受けていたそうだ。

それにしても主人公のアンナ・ステンがとても可愛らしい…彼女は結局、ドイツ映画とかに数本出演したが結局スターにはなれず、忘れ去られていたそうだ。‬

‪まだ未見の方が本作品は超絶お勧めします。68分と言う短い尺の中に収められた奇跡を体験してほしい。正に正真正銘の大傑作である、それ以上の言葉でこの作品を評価したい‬。
knkne

knkneの感想・評価

4.5
人の動きだけでコメディはできるし熱烈な印象も与えることができる。何より余韻という多幸感を齎すこともできる。直接的ではないにせよ当時の体制に対する風刺さえも。
雪の風景、フォーカスの合わせ方などの人物の撮り方、面白い。後世に残しましょう。
観ていて愛おしい2人の行方。最高のラストシーン。
これ制作したの25て、、
>|