邦画としては超大作になるであろう、大正を舞台にした、政治スパイアクションサスペンス、にしたかったんだろうな、という作品です。
上映時間も長めなのですが、何よりも登場人物にプロフェッショナル感が感じられない点が気になります…。
最初に相当な腕前の暗殺者と出てきますが、それでも生き残ったなら、身を隠す事も得意のはず。
それが最初のアクションが昼の列車の中で大暴れ…よく今まで生き残ってきたな、と思ってしまいます…。
震災直後、第二次世界大戦も忍び寄るキナ臭い日本を舞台にして、現代にそれを問うのは、わかります。
ただあまりにも説教くさいセリフと、プロとは思えないキャラクターにより、残念な印象の作品ですね。